この度の能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。

小日向京のひねもす文房具

小日向京のひねもす文房具|第百十六回「本店画材売場・arts & crafts WHITE BRICKS」

小日向京のひねもす文房具|第百十六回「本店画材売場・arts & crafts WHITE BRICKS」

ナガサワ文具センター本店の奥に2017年9月15日、画材売場がリニューアルオープンしました。
皆さまはもう、御覧になりましたか?
小日向は先日の紙フェスKOBE 2017に訪れた折、喜びいさんで行ってまいりました。
神戸・三宮センター街のジュンク堂書店入口エスカレーターを上って3階。PenStyle DENを横目に見ながら本店の奥へ進むと、白いレンガ壁の画材コーナーが突き当たりに見えてきます。
そちらがリニューアルした画材売場・「arts & crafts WHITE BRICKS(アーツ&クラフツ ホワイト ブリックス)」です。

小日向京のひねもす文房具|第百十六回「本店画材売場・arts & crafts WHITE BRICKS」

売場には、このような陳列棚がずらり。上の写真は色鉛筆やパステル、筆ペンマーカーなどが置かれている一角です。たくさん揃っていますね!

小日向京のひねもす文房具|第百十六回「本店画材売場・arts & crafts WHITE BRICKS」

マスキングテープやスタンプ類も豊富です。思わず体温の上がる光景!
こうしたアイテムはコラージュを行う時に欠かせないもので、関連商品が近くに配置してあるため商品を探したり、連鎖的に「あっ、これも買っておこう」と気付いたりするのに効果的です。

小日向京のひねもす文房具|第百十六回「本店画材売場・arts & crafts WHITE BRICKS」

絵画作品を展示するさいの額縁も、様々な種類が扱われています。
画材売場スタッフのかたによると、これまでのラインナップをより視覚的にわかりやすくするために、壁一面に掲げるディスプレイを施したのだそう。
額縁コーナーにあるワークスペースでは、ちょうどこの時にお気に入りボールペン投票「第7回 OKB48選抜総選挙」が開催されていました。

小日向京のひねもす文房具|第百十六回「本店画材売場・arts & crafts WHITE BRICKS」

額縁前のワークスペースにはもうひとつテーブルがあって、そこは「画材で試し書き」ができるコーナーとなっています。色鉛筆やマーカー類が各種並んでおり、これらがなんとすべて試せるのです。

小日向京のひねもす文房具|第百十六回「本店画材売場・arts & crafts WHITE BRICKS」

はがきサイズの紙も用意されていて、それらの紙には用紙名も示されています。使ってみて「この紙がいいな」と思ったら、すぐに隣の紙売場で買って帰れるということ。
鉛筆や水筆など、併せて使いたくなる道具も揃っているので、このコーナーに座ってじっくりと試し書きを味わうことができます。

小日向京のひねもす文房具|第百十六回「本店画材売場・arts & crafts WHITE BRICKS」

色鉛筆のなかには、ファーバーカステルの油彩色鉛筆・ポリクロモスと水彩色鉛筆・アルブレヒト デューラーの木箱セットもある!
色鉛筆の油彩と水彩は、どう違うのかな? という疑問も、実際に使ってみれば明解です。
また、特に繰り返し持ち替える機会の多い色鉛筆は、缶トレーの受け皿や取り出す端の部分など、ケースの使い心地も重要ですよね。
そんな「使ってみると気付くこと」が試せるなんて、これは嬉しい!

小日向の訪れた2017年11月3日時点では、オープニングセールの棚もありました。
こちらがまたお得なめくるめく品々で…!
大いに悩んだすえに選んだもののひとつは、こちらです▽

小日向京のひねもす文房具|第百十六回「本店画材売場・arts & crafts WHITE BRICKS」

ステッドラーのマルス ルモグラフ鉛筆が数種類の硬度で12本、鉛筆削り器と字消し、限定マスキングテープとペンポーチ付き。このようなセットが出ていたとは…感涙です。

そして今回の神戸行きでも、着いた途端にナガサワ文具センターへ向かい、まだホテルにチェックインする前から買った荷物が増えていったのでした。

文具使いがさらに充実すること必至。新しくなった画材売場・arts &crafts WHITE BRICKSを、ぜひ御覧ください!

小日向 京(こひなた きょう)

文具ライター。

文字を書くことや文房具について著述している。

『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。

著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。

「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。

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