この度の能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。

小日向京のひねもす文房具

小日向京のひねもす文房具|第九十五回「さんちか店にて開催〜私の色! オリジナルマーキングペンを作ろう」

小日向京のひねもす文房具|第九十五回「さんちか店にて開催〜私の色! オリジナルマーキングペンを作ろう」

2017年6月17・18日(土日)に、NAGASAWAさんちか店で新たなイベントが開催されます。
そちらが上の、「プラチナ万年筆のミクサブルインク・Mix Free(ミックスフリー)でインクを調合し、プレピー マーキングペンにセットする」というものです。

◆ ミクサブルインクの調合で、自分だけのインク色を作れる
◆ 万年筆インクをマーカーとして使える「プレピー マーキングペン」で新たなインク世界を体感できる
◆ コンバーターも付いてくる
◆ 調合したインクは10cc持ち帰ることができる
◆ 所要時間は約1時間、参加費は1,200円+税

これはぜひとも体験してみたくなるイベントですよね!

上の告知の通り、2日間ともに10時から18時まで開催され、途中で1時間休憩があり、お一人様2本までで、ただいま事前予約を受付中。空きがあれば、当日の参加もOKだそうです。

ミクサブルインク・Mix Free 9色が発売されたのは2011年5月のこと。それから早6年が経ち、すっかり万年筆ユーザーの定番調合インクとなりました。
一方、低価格万年筆・プレピーは2007年に発売。その後ラインナップを増やし、先端がチップになったマーキングペンも出ていたのですね。
このプレピー マーキングペンとは、どのようなものなのか? イベントを迎えるにあたって、興味津々で試してみることにしました。

小日向京のひねもす文房具|第九十五回「さんちか店にて開催〜私の色! オリジナルマーキングペンを作ろう」

ペンの先端は、学校の先生が採点をする時に朱色インクを入れて使っていた、ソフトペンのチップに近い形です。キャップにはインクの乾燥を防ぐ、プラチナ万年筆独自のスリップシール機構も搭載。
写真では4本を並べていますが、製品版の軸色は全6種。それぞれに軸色に対応するカートリッジインクが付属しています。
このカートリッジインクを使えばすぐさまマーカーになるわけですが、この仕様の素晴らしいところは、万年筆と同じ規格で同じ染料インクを使えるという点です。

小日向京のひねもす文房具|第九十五回「さんちか店にて開催〜私の色! オリジナルマーキングペンを作ろう」

いつものプラチナ万年筆のコンバーターも、このようにぴったり挿せる!
つまり、Kobe INK物語も、ミクサブルインクも、マーカー線になってしまうのです。…と、ここまでですでに夢がふくらみますでしょう?! 大変大変。
付属のグリーンインクカートリッジで、試し書きをしてみます。

小日向京のひねもす文房具|第九十五回「さんちか店にて開催〜私の色! オリジナルマーキングペンを作ろう」

この書き味は! サクサクした感触が実に印象的です。
まるで抹茶をフローズンドリンクで味わっているような清涼感。梅雨から夏にかけての季節を、爽やかに乗り切ることができそうです。
チップはインクフローをほどよい具合に抑えてくれ、絶好調なシアー感と濃淡を生み出します。
上の画像はライフのマージンノートに書いており、インクの裏抜けもありません。
ここで同じグリーンインクを、万年筆で書いてみた描線も見てみましょう。

小日向京のひねもす文房具|第九十五回「さんちか店にて開催〜私の色! オリジナルマーキングペンを作ろう」

意外に濃く、しっかり色みが出ていますよね。ということは、マーキングペンでは同じインクの違った表情を味わえるわけで…あのインクやあのインクならどうなるのか?…と、気になって仕方ない!
そのうえ今回のイベントでは、ミクサブルで自分好みの色を作れるというのだから、おおよその調合計画を立てて挑みたいところです。

小日向は、万年筆インクを入れたマーキングペンを、以下のように使いたいと思いました。

◆ 爽やかなグリーン系やマゼンタ系を、メモなどの強調線に
◆ 透明感のある水色系を、薄紙に書いた夏の手紙に
◆ ゴージャスな赤系を、付箋に大きく書くToDoリストに
◆ レモンのような黄色系を、用紙の分割線やカードのふちどりに

…などなど、この思いは止まりません。

そんなプレピー マーキングペンをミクサブルインク Mix Freeごと体験できる、今回のイベントです。
ミクサブルインクで「私の色」を見つけて、自分だけのマーキングペンができ上がる。
そんな絶好の機会をこの週末、NAGASAWAさんちか店で味わわれてみてはいかがでしょうか。

イベント案内ページは、こちらです。

小日向 京(こひなた きょう)

文具ライター。
文字を書くことや文房具について著述している。
『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。
著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。
「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。

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