NAGASAWA136周年記念限定万年筆

小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」

小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」

2018年10月21日(日)、台湾・台南の吳園藝文中心(Wu Yuan Yiwen Center)で台南ペンショー2018が開催されました。
今年が第3回目。
2016年の第1回では、万年筆愛好家である牧師さんの教会に約20のブースを設けて開催されたのだそうです。
2017年には会場を変えてブースは35ほどに増え、そして今年はこの吳園藝文中心に60ものブースを並べて開催されました。

まず上の写真の通り、吳園藝文中心の建物が素敵ですよね!
こちらは190年前には庭園だったところへ、100年ほど前に台南公館としてこの建造物ができたのだそうです。

小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」

ペンショーの美しいイメージ画は主催者の知り合いの画家によるもので、様々な色の万年筆インクが紙に染み込んだような絵が素敵です。
主催者のかたのお話では、スポンサーはなく入場料も無料で、広告はウェブサイトのみで行うなど、費用をかけずに訪れた皆にも楽しんでもらう工夫を様々に凝らしたのだそうです。
その甲斐あって開場時間の9時半までには会場の外に長い列ができ、ほどなくして800人もの人たちが次々に来場したのだとか。私も含め外国から来た人たちも大勢いました。

小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」

熱気あふれる会場の様子です。奥には舞台があって、壇上にもブースが設けられていました。

小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」

舞台上からの眺めです。
…と、ここで、なんだかこの舞台といいそこからの眺めといい、北野工房のまちで開催される神戸ペンショーが思い起こされますよね。この盛り上がりも、神戸ペンショーにとても共通するものがある!

小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」

ナガサワ文具センターのブースにも、多くの人たちが訪れていました。竹内さんと山田さんの笑顔は台南でも輝いておいでで!

小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」

裏川さんにレンズを向ければ、ちらっと瞬間ピース。

ブースには神戸インクの顔出しパネルも用意されており、インスタ映えに大活躍。
小日向も、香港から来た友人と一緒に記念撮影しました!

小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」 小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」

ナガサワ文具センターのブースでは、オリジナルマスキングテープが特に好評だったそうで、神戸インクでは第68集の西舞子パールブルーが一番人気とのことでした。

台南は、台湾の首都・台北から約300km離れた、台湾南部にある都市です。
なぜ台湾のペンショーが台北ではなく台南で行われているのかと主催者のかたに訊ねると、古い歴史のある台南はスローな風土で、手書き文化にぴったり合うからなのだとのこと。日本でいう京都のような存在が近しく、多くの人々にこれからも愛される街でありたいとの話でした。

2018 台南ペンショーの光景は、雰囲気あふれるこちらの動画をぜひ御覧ください。

台湾の文具店や街並みを見ていて痛感することに、台湾の人たちは「文字を書くこと」にたいする意識が高く、その姿勢は看板や道路文字ひとつにも表れているなと感じます。
万年筆も、インクも、ナガサワ文具センターのオリジナル商品も、そんな人々のハートをしっかり掴んでいることを実感した台南ペンショーでした。
来年の開催も楽しみにしています!

小日向 京(こひなた きょう)

文具ライター。

文字を書くことや文房具について著述している。

『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。

著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。

「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。

小日向京のひねもす文房具







小日向京のひねもす文房具|第百六十四回「2018 台南ペンショー in 台湾」