文房具の部屋 〜神戸からの手紙〜

コラム ナガサワ文具センター定番文具の魅力「万年筆インクライフがより快適になる書斎小箱」

書斎小箱

日本ではかつて、娘が生まれると桐の樹を植えて、その娘が嫁ぐときに切って簞笥をつくったといわれています。

家具材としての「桐」は、木目が美しく、狂いが少ない、そして通気性、浸透性にも優れている特徴があって、夏は暑く、冬は寒い、そんな四季がある日本の環境にはうってつけの木材であり、その素材特性を活かして、和家具の他に、琴のような楽器や下駄などにもひろく使われていますが、なかでも「桐の簞笥」は高級家具の代名詞ともされています。

 

現代の日本人にとっても馴染みのある「桐」といえば、鎌倉時代に後鳥羽上皇により用いられた皇室の紋章としての桐が有名ですが、この紋章は明治時代に、正式の皇室の紋章になりました。

また中国では、梧桐(あおぎり・ゴトウ)と呼ばれ「あおぎりには鳳凰が住む」とされ、めでたいことのシンボルとしても知られています。

なにやら、めでたく高貴なイメージがついて廻る「桐」は名実共に、日本人の暮らしと心に根付いた素材といえます。

 

ナガサワ文具センター書斎小箱

ナガサワ文具センターのオリジナル商品の中にも、この桐の素材を活かした「書斎小箱」と名付けられた、万年筆インクボトルを収納できるプロダクトがあり、上品な佇まいを感じさせる桐箱には「Kobe INK 物語」を収納できます。

「書斎小箱」の中には、インクボトルの底面の形状に合わせたくぼみがあり、並べたインクボトル同士が接触することがないように設計されているので、桐箱の中で安定した保管を可能にしています。

「パッケージのまま納められます」

また、販売されているパッケージのまま(箱に入れたまま)であれば、最大5個までの「Kobe INK 物語」が収納でき、たくさんのインクを手元に置きたい人には大変便利です。

デスクで重宝する「書斎小箱」

「デスクのルーツケースとしても活躍します」

「書斎小箱」は万年筆インクを、ただ収納するためだけのツールでは終わりません。

蓋の部分には、インクボトルを安定させて置く事ができるくぼみと、複数本の萬年筆や筆記具を並べて置くことが可能なペントレーとしての機能があり、デスクまわりの万年筆ライフをしっかりとサポートしてくれます。

インク沼ユーザーにも便利

万年筆愛好家の方は、おそらく複数本の万年筆にそれぞれ異なる色のインクを入れて使われていることだと思います。私もまた、お気に入りの万年筆数本にインクを詰めて使っていますが、同時に使っているのは概ね3本から5本、それ以上になると、どの万年筆になんのインクを入れたのかが、わからなくなってしまいます。

その万年筆の数は「書斎小箱」に収まるインクの数とほぼ同じ、つまり普段使いの万年筆インクだけを、この桐箱に収めて、手の届く場所に置けます。

「インクをまとめると机の上には置けません」

インクの保管や管理は、持っている万年筆のインクボトルが多くなるほど、机の上から遠い場所、たとえば押し入れの中や書棚の上といった所に置かれがちで、万年筆のインク補充のたびに、椅子を台にして書棚の上から、あるいは押し入れの奥から引っ張り出すといった行為は、プロセスとして楽しめる方はいいかもしれませんが、常に使用するインクまで同様に収納してしまうと、やはり不便さを感じてしまいます。

愛用の万年筆と常用の万年筆インクは、身近な場所にそろってあることで利便性はさらに増すことになります。

 

ブランクボトルの使い方

「書斎小箱」はナガサワ文具センターの「Kobe INK 物語」のインクボトルにあわせて設計されています。常用インクは2本もあれば十分という方には、使い終えたインクボトルを再利用して、デスクの文具小物を収納するツールとしても活用できます。

「輪ゴム入れとして」

「インクカートリッジ入れとして」

万年筆インクボトルは透明なガラス製なので、中身が良く見えるという利点を活かして、クリップや輪ゴム、筆者は万年筆インクカートリッジ(ヨーロッパタイプのショートサイズ)をつめて、デスクの隅に置いて、見える収納を楽しんでいます、

 

また、他社の万年筆インクをお使いでも、使い終えた「Kobe INK 物語」のインクボトルに移し替えれば「書斎小箱」の利便性を継承できます。

オプションのリザーバーを併用すれば、残り少ないインクもしっかり使えて、あなたの書斎が、さらに楽しい万年筆ワールドになること間違いありません。

「魅せる収納」

推しのアイテムを机に並べると、毎日のモチベーションをアップになるという人には、万年筆インクを整理するという機能性に加えて生産性までもアップしてくれる「書斎小箱」で、魅せる収納を楽しんでみてはいかがでしょうか?

筆者プロフィール

出雲義和・フリーランスライター

文房具を中心に様々なジャンルで執筆活動を行うほか、テレビやラジオにも出演。様々な視点で文房具の魅力や活用術を発信中。
works:雑誌書籍「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイド」「無印良品の文房具。」他、web「WEZZY」「マイナビおすすめナビ(監修)」他

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