昨日、神戸煉瓦倉庫店で年内最後の万年筆クリニックを開催させて頂きました。
夕方ご来店頂いたご夫婦のお話を少しさせて頂きます。
初めは、ご主人様のPEN先調整を横でご覧になっていた奥様が万年筆にご興味を持たれました。店内で数本を選べら川口先生に調整を受けながら商品をお選び頂きました。
当初は、プラチナのブルゴーニュや当社のオリジナル万年筆やセーラープロムナードでお悩みになられていました。
書く時に筆圧が高い等のお悩みを川口先生とお話されている中でおもむろに先生が【KAN】をお出しになり調整を施し「書いてみて下さい」と奥様にお渡しされました。
力が入らず今までの字より随分細い綺麗な字になり奥様も驚きが隠せずニッコリと微笑まれました。
川口先生が還暦の時にお作りになられた渾身の作品です。
6年経っても魅力は衰えず奥様はご主人様とご相談してご購入頂きました。
60歳を過ぎてから素敵な万年筆に出会い お帰りの時にも「ありがとうございました。素敵な万年筆に出会ったのでの手紙を沢山書きます。」とお言葉を残されてお帰りになりました。
川口先生の接客とお客様の感動を見せて頂いた昨日は感謝の一言とお店が少しでもお客様のお役にたてた事に嬉しくなりました。
