色インクの魅力
手書きの楽しさを演出するアイテムに色インクがあります。
同じブルーでもメーカーごとに微妙に違ったり、同じメーカーでも異なる色合いを出していたりと万年筆のボトルインクには数多くの色が存在します。
色には不思議な魅力があり、情熱的に思えたり、冷静になったり、暖かく、寒く感じたり、大きく見えたり小さく見えたりとそれぞれの色で特徴があります。 自分にあった色、ラッキーカラー、季節に合わせて、と色を選ぶキーワードは人それぞれ。そんなキーワードにあった色で文字を書くのも楽しいものですよ。
多くの色数をもつメーカーでは、パイロットの色彩雫(いろしずく)、エルバン、そして当店のオリジナルインク「KobeINK物語」。KobeINK物語は全67色(H30.3.30時点)で、国内でも1番の色数、それぞれの色に神戸の地名を取り入れ雰囲気にあった色合いに仕上げています。
全67色から選ぶ楽しさもありますが、こんな組み合わせのセットもご用意しています。
つけペンの使い方
色々な形のペン先があり、字幅や書き味がことなるスチールペン先。
ペン軸にペン先を差し込んで使います。
漫画家さんがよく使っているイメージのあれですね。
上の写真のつけペンは左がペン軸(持ち手)がガラスになっているタイプ。右が木軸タイプです。
ペン先のセットは特に道具などなくても、手で抜き差しするだけです。
Bortoletti(ボルトレッティ)のつけペンは純正のペン先だけでも販売していますが、日本国内のメーカーのペン先にも互換性があります。
例えばタチカワ・ゼブラ・ニッコーなど(丸ペンはサイズが合わないので取りつけられません)。
さらに、Bortolettiのつけペンはガラスペン先(別売)にペン先を付け替えることもできるんです!
左上写真:書く時は、ボトルインクに直接ペン先を入れインクをつけます。
右上写真:インクがペン先にたまりすぎると書き出しの時にボタッとインクが垂れてしまったり…(><;)
左上写真:紙を汚してしまわないように、余分なインクはビンのフチでそっとぬぐってください。
右上写真:インクが少なく感じたら同じようにインクを付け足してください。
【つけペン簡単2ステップ】
- インク瓶にペン先を浸す
- ペン先を軽く瓶のフチでぬぐう
- 書く
上の画像3枚はすべて同じインクとペンで記述。
書く紙のカラーや紙質によって随分と印象が変わることが分かるかと思います。
【書き終わったら or 色を変える時 には・・・】
左上写真:適当な容器に水を入れておきましょう。使い終わった後は、ペン先を水の中で軽く振り、インクを水で洗い流します。
右上写真:その後、柔らかな布、ティッシュ等で水気を拭き取ってください。
続けて違う色を使う場合は、洗って水気を拭きとったペンを、そのまま使いたいインクに浸せばOK。
簡単に洗浄できるのでインクの色を変えやすいのもつけペンの特徴です。
右上の写真のように、手紙の最後にちょっとイラストを描き加えたりするのも、つけペンなら同じペンで可能です。
ガラスペンの使い方
ペン先がガラスでできたガラスペンは、キレイなデザインで透明感があり色インクを使ってみたくなる雰囲気があります。
スチールペンと異なるのは、素材がガラスなので非常にデリケートで不用意に使うと先が欠けてしまうことがありますが、ペン先に溝がありインクをためる構造になっているため、ガラスペンはつけペンより多くの文字を書く事ができます。
左上写真:つけペンと同じようにボトルインクにペン先を浸しインクを含ませます。
余分なインクはインク瓶のフチにそっとあて落としてください。この時、インク瓶の底などに当ててしまわないようにご注意ください。カチっと当ててしまうと衝撃で先が欠ける恐れがあります。
ガラスペンで文字を書くときはペンを少し寝かせ気味で強い筆圧をかけず流れるようにゆっくりと時間を楽しむように書いてください。
溝にたまったインクを使いますので少しづつ回しながら使うとより多くの文字が書けます。
【ガラスペン簡単3ステップ】
- インク瓶にペン先を浸す
- ペン先を軽く瓶のフチでぬぐう
- 書く
ポイントはインク瓶に浸すとき、ペン先を底にあてないこと。
インクがかすれてきたらペン先を回してみること、です(^^)b
ガラスペンを使い終わった時は、つけペンと同じようにペン先のインクを水で洗い流し、柔らかな布、ティッシュ等で水気を拭き取ってください。