タイトルのアルファベットはある文具にまつわるものです。さて、なんでしょうか?
答えは…ファイルです。
「は?」となった方も多いと思うので解説いたします。
D・O・Zはそれぞれ、ファイルの綴じ具につけられたアルファベットで、それぞれDは「Dリングファイル」Oは「Oリングファイル」Zは「Zレバーファイル」に由来するアルファベットです。
今日はこの3つの綴じ具の違いをご紹介いたします。
普段「紙を綴じるファイル」としか思っていなかった方も、違いが分かると愛着が湧くかもしれませんよ。
Dリングファイル
さあ、まずはリングの形を見てみましょう。
ファイルを使用するときはこのDを左右反転させた状態で使用することになるのですが、このDの一画目、まっすぐな部分が書類の保存を美しくしてくれます。
多くの書類を綴じても、書類が真っ直ぐ積みあがっているので、書類の飛び出しが無く、ピシッと端がそろいます。
Dリングの利点はそれだけではなく、Dの曲線部分が書類をめくりやすくしているので閲覧性もよい、「一粒で二度おいしい!」的なファイルです。
Oリングファイル
リングの形はこちら
「リングファイル」といえばこの形を連想する方が多いと思います。
ルーズリーフやクリアファイル、アルバムなどに使われています。最初に紹介したDリングは書類をめくった後に少し戻しにくいという点がありますが、Oリングはスムーズにページを行き来できるので、閲覧性は抜群です。
Zレバーファイル
綴じ具の名前だけ聞くとピンと来ないかもしれません。
このファイルです。確かにZ!もしくはカタカナの「ユ」のよう。
個人的には「小学生の時に一番使っていたファイル」というイメージです。
クリップボードのような用紙のはさみ方ともまた違い、最後にグッと押し込んで用紙を挟み込む感覚が、気持ちよくもあり「よし、挟んだ!」という実感をもたらしてくれます。
とはいえ、リングファイルと比べると、書類の長期保存という面には適しておらず、挟んだものが重くなってしまうと、どさーっと挟み込んだものが抜け落ちてしまいます。
確認してから処分するような書類や、広告など短期間の保存には適していると思います。
穴をあけずに綴じることができるので、新聞記事や薄手の冊子を持ち歩くのにもいいかもしれません。
このほかにもいろんな綴じ方のファイルがありますが、本日はこの三種類をご紹介させて頂きました。
皆様のファイルと保存されているものの相性は合っていますか?