みなさんこんばんは!
ナガサワ文具センターのスタッフ長田です。
マニアックになり過ぎず一般的な視点で『逸品』をご紹介させて頂く『逸品ブログ』。
今回ご紹介させて頂く『逸品』は、”SEED(シード) レーダー消しゴム”です。
≪シード レーダー≫
レーダーといえば誰しもが知っている青いケースの消しゴムですよね!
マイルドな消し味と優れた消字能力を持った、高性能・高品質のプラスチック字消し(=消しゴム)として、日本国民に世代を問わず使用されています。
株式会社シードが誇るロングセラー商品です。
レーダーの発売は1968年まで遡ります。
そうです、今からちょうど50年前…。
2018年はレーダーの50周年のアニバーサリーイヤーなんですよ!
1968年発売当初は真っ白な消しゴム本体に青のスリーブ(巻紙)で現在のようなフィルム包装はありませんでした。
その後、消しゴム本体に印刷が入りました。
そしてアルファベットの書体が変わったり、スリーブに角の切り落とし(角R)が入ったりしながら現在の仕様に至ります。
ロングセラー商品ならではの仕様変更がされ続けているからこそ現在でも愛用者が多いのだと思います。
(昔の画像はシード様のサイトからお借りしました)
一番最新の仕様変更はココです。
分かりますか?
包装フィルムにミシン目が入っているんです。
世代にもよると思いますが、昔の仕様を思い出してみて下さい。
こんな感じではなかったでしょうか?
そうなんです。
赤色やシルバーのカットテープをペリペリっと剥がして(回して)から使っていましたよね!
それが現在の仕様では無くなっており、環境に優しい仕様となっています。
このミシン目、実はスグレモノで、カットテープのように剥がすこともできますし、少し力を加え左右に曲げるようにすると、ぱちっとフィルムがはじけて、頭の部分だけフィルムを取ることもできます。
このアイデアはシードが特許を取っているんですよ!
≪日本字消工業会?クリーンマーク?≫
なかなかピンと来る方は少ないと思いますが、日本字消工業会という消しゴムの製造業者の任意団体があります。
その日本字消工業会の消しゴムに関する安全管理の自主規制に適合していることを示すマークが”クリーンマーク”です。
シードはなんと”01″です。
もっと驚くことに、日本字消工業会の事務局はシードの大阪本社内にあったりします。
このマークは、基準規定に適合している場合にのみ付けることが出来ますが、任意なので必ず付けなければならないわけではありません。
しかし、良く消える、安心して使える消しゴムを購入したい時の目安にはなると思います。
≪”超”高額消しゴム≫
レーダーにはとても消しゴムとは思えない価格で販売されているものがあります。
それがコレ!
なんと価格は¥10,800(税込)です!
品番はS-10000です。
ちなみにレーダーは”S-●●(販売金額)”が品番となっています。
どれくらいの大きさかと言うと…なんと全長約28cm!
重さは約2.2kgもあります。
一番小さいS-60と比べてみるとこの通り。
S-60がどこにあるか分かりますか?
左下にちょこんと乗っているのがS-60です。
S-60の全長は約4cm。
約7倍です。
体積比では約218倍もの大きさになります。
このS-10000だけ特別なことがあります。
それは製造国。
基本的にレーダーを始めシードの消しゴムはベトナムで製造されています。
しかしこのS-10000だけは日本製。
そこに品質の差がある訳ではありませんが、たぶん製造ロット数が理由だと思います。(想像です)
≪レーダーはバリエーションも豊富≫
一番有名なレーダーは今回ご紹介している青いケースのレーダーですが、現在は他にもラインナップがあります。
こんなカラフルなレーダーや…
消しゴムが真っ黒のレーダー。
伊勢神宮のご神木がケースになったものまで。
この他にも様々なバリエーションが発売されています。
そして極めつけがコレ。
なんと、化粧品です。
“レーダー美白コスメシリーズ”というシリーズで、クレアモードという会社のブランド、”デコラガール”とシードのコラボ商品です。
現在、ナガサワ文具センター本店でも展開していますので、気になる方はぜひお越しくださいね!
≪ナガサワとのコラボ商品もあります≫
最後に文房具屋のナガサワ文具センターとシードのコラボ商品をご紹介!
冒頭にレーダーが50周年のアニバーサリーイヤーとお伝えしましたが、S-10000くらい珍しい仕様となっています。
それはコチラ!
全長約24cmの超ロングバージョンです。
サイドにはメモリがあって、実際に長さを計ることができます。
裏面は完全にオリジナルデザインです。
海側から見た神戸の風景。夜バージョン。
お月さんや流れ星もありますよ。
変わり種文房具や神戸が好きな方、いかがでしょうか?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
今後も『逸品』と感じた商品をご紹介していきたいと思います。
また次号をお楽しみに!