2018年6月23・24日(土・日)は毎年6月恒例、梅田茶屋町店の梅田万年筆フェス!
万年筆をテーマに日本各所の名店が集まり、ペンクリニックやオリジナルアイテムの販売、トークショーが行われる祭典です。
毎年待ち遠しいなか、次第に全容が明らかになるにつれて胸は高鳴り、カウントダウンを迎えれば「ああ! 当日どうしたらいいんだっけ!」と情報が錯綜してしまいがちなため、この時期=開催まであと2週間というところで明らかになっている情報を《その1》としておさらいしたいと思います。
まずは上の画像一覧がすべてを俯瞰できます。上を踏まえて、詳細を見ていきましょう。
《ペンクリニック》
万年筆イベントに欠かせない場が、ペンクリニックです。
今年の万年筆フェスでもまた、ペンドクター・川口明弘氏と仲谷佳登氏が、おひとりさま2本まで無料でペン先を調整。
「開店時間の10時にまずこちらへ来て予約をし、順番が来るまでお店を見て回る」
という人が多くおいでで、順番待ちの波も時間によって変化が。受付の店員さんが首尾よく案内してくれるので、気軽に訊ねてみてください。
《エイ出版社「趣味の文具箱」オリジナル万年筆発売》
先日2018年6月8日(金)に発売となった「趣味の文具箱 vol.46」はもうお読みになりましたでしょうか?
エイ出版社・趣味の文具箱編集部の清水編集長と井浦副編集長が、雑誌・趣味文オリジナルアイテムを販売するのがこちらのコーナーです。ふだんは通販のみでしか買えないアイテムも並びます。ぜひお見逃しなく!
※梅田茶屋町店のブログ告知記事はこちらです。
《川西硝子 ガラスペン販売会》
「趣味の文具箱 vol.46」でのガラスペン特集ページにも登場する川西硝子は、美しい硬質ガラスの織り成す色彩と模様が圧巻。
ガラスペン先の仕上げまで精巧に作られ、その書き味も忘れがたいものです。
神戸インクとの相性も抜群。夏を涼しく乗り切れそうな透明感を堪能しましょう。
※梅田茶屋町店のブログ告知記事はこちらです。
《スティロアート軽井沢 万年筆販売会》
スティロアート(Stylo Art)は、木工作家の数野元志氏が北軽井沢に構える工房で、無垢の木とシンプルなデザイン、そしてモダンな味付けが人気の万年筆です。
名作の数々に巡りあえることは大変貴重! 心惹かれる木のぬくもりに酔いしれては。
※梅田茶屋町店のブログ告知記事はこちらです。
《笑暮屋 万年筆販売会》
笑暮屋(えぼや)は、1952(昭和27)年に創業した日興エボナイト製造所が2009年にスタートさせた万年筆メーカー。日本で唯一のエボナイト製造所で作られるエボナイト軸は「ろくろ挽き」で仕上げられる逸品!
その美しいマーブル模様と、手にしっくりとくる感触は魅惑的です。
※梅田茶屋町店のブログ告知記事はこちらです。
《NAGASAWAリミテッドカラー キップペンケース》
そしてやはり、やはり発売になる! 万年筆・筆記具の保管・持ち運びに最適な超人気商品「キップレザーペンケース」に、梅田万年筆フェス限定カラー「アジサイ」が登場。
1本差しL/2本差しL/3本差しS/3本差しL/5本差しロール/10本差しロールの6種が発売予定。これには前のめりになりますね!
※ 梅田茶屋町店のブログ告知記事はこちらです。
《NAGASAWAオリジナル 紫陽花万年筆2種先行発売》
しかも限定オリジナル品は、キップペンケースのみならず。神戸インクでもおなじみの「神戸ヒメアジサイ」「六甲シチダンカ」の紫陽花色2種が、セーラー万年筆・プロフェッショナルギア21Kの軸色となり登場します。
梅田万年筆フェスでは、各色50本ずつの入荷だそう。予約も受け付けており、詳細はこちらを御確認ください。
……ここまででももう、たくさんの注目アイテムが! と手帳に記すことがあふれるものですが、他にも《パイロット筆圧測定》《Namiki 受注販売会》《和詩倶楽部 和文具販売会》《トークイベント&抽選会》などがあり。
つづきは次週の《その2》にまとめたく思います。
皆さま2018年6月23・24日の土日は、NAGASAWA梅田茶屋町店へ!
私も気合いを入れて会場へ参ります。
小日向 京(こひなた きょう)
文具ライター。
文字を書くことや文房具について著述している。
『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。
著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。
「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。