みなさん
おはようございます。
小豆色の鉛筆、三菱鉛筆の「uni(ユニ)」が1958年に誕生60周年を迎えました。
それを記念して発売されたボールペンがありました。
それがこちらの「LAYERED(レーヤード)」です。
なぜ、タイトルに「幻」と書いたかというと入荷数があまりにも少なくすぐに完売してしまったため、見た記憶も曖昧だったからです。
まぼろし~!
それはさておき、このLAYEREDはプロダクトブランド「POSTALCO(ポスタルコ)」のデザイナーのマイク・エーブルソン氏が手掛けた「鉛筆のようなおもむきのボールペン」をコンセプトに生まれました。
以下は三菱鉛筆のプレスリリースからの引用です。
マイク・エーブルソン氏について
2000年にニューヨーク、ブルックリンで「ポスタルコ」をエーブルソン友理と共同で創業し、日本の手仕事の技術とともに新しい発想で日常生活のツールとなるステーショナリー、レインウェア、革製品や家具をデザインしています。東京を拠点としてから15年以上になり、イッセイミヤケ、エルメスをはじめとしたコンサルティングも行っています。POSTALCO(ポスタルコ)について
ポスタルコは毎日使う物を先入見なしに観察して、そこにモノ作りの契機とヒントとインスピレーションを見つけています。ロゴが伝書鳩なのは、もともと手紙でのやり取り、コミュニケーションにインスパイアされたからです。
そもそも始まりは書類入れとノートブックでしたが、革の財布、レインウェア、ペン、キーホルダー、バッグなど、他のアイテムにも独自の考え方を応用していきました。ニューヨークのブルックリンではじまり、現在は東京を拠点にして15年以上がたちましたが、日々の暮らしに日本のものづくりの技術を活かせる途を見つけ出すこともポスタルコのテーマです。性別、年齢、国籍を問わずに愛されるそのプロダクトは永く使われることを想定して作られていて、生活することを軽くみないで、そこにこそ驚きや発見のよろこび、Fun(たのしさ)を見つけようとする姿勢につらぬかれています。そのデザインの特徴は、Understatement(控えめ)でありながら、Utility(実用性)にすぐれていて、どこかしらWarmth(ぬくもり)があります。
このボールペンは「鉛筆のおもむき」「ボールペンの良さである使い勝手との融合」をコンセプトに「鉛筆とボールペンの中間のようなペン」があったらよいのではないか考え、キャップ式ボールペンがデザインされました。
キャップを外すとこんな感じです。
鉛筆の木の板で芯を「挟む」「削る」という工程に着想を得て、金属と樹脂で鉛筆の層構造を表現したデザインになっています。
商品名は、層構造から「LAYERED」と名付けられました。
中の芯は三菱鉛筆の代表的なボールペン「ジェットストリーム(Jetstream)」インクが搭載されています。
細字の0.7mm(SXR-600-07)ですが、別売で極細の0.5mm(SXR-600-05)、超極細の0.38mm(SXR-600-38)に変えることもできます。
手作業で作られた専用BOXにもこだわりがあり、鉛筆の軸と同じ六角形、箱をくるむ紙に印字されたロゴも職人さんの手作業による活版印刷が用いています。
そんな希少なボールペン、LAYEDERですがあまりにも数が少なく好調だったため2019年の年末に再度発売されました。
2018年に発売された時のカラーバリエーションは
ブラック
唯一ゴールドの金属パーツが使われているバーガンディ
ブルー
でしたが、2019年にはこの3色に加えてグリーンも発売されました。
こちらの商品は少しずつですが弊社ナガサワ文具センター本店・パピオス明石店にてお取扱いしております。
鉛筆好きな方、ボールペン好きな方、文房具好きな方へのプレゼントにも喜ばれそうですね。