ナガサワ文具センターでは様々なシステム手帳の商品を販売させて頂いたり、イベントを開催させて頂いたりしておりますが、今までご紹介させて頂いたことのないシステム手帳をご紹介させて頂きます。
漆レザーってご存知でしょうか?
本漆をヌメ革に塗りこむことで、漆特有の彩りや風合い、深みのあるグラデーションを表現したのが漆レザーです。
海外では漆器を“JAPAN”と呼ぶほど漆は世界的に名高く、日本のものとして認識されています。
日本の伝統工芸である漆塗りを駆使し、作りこまれたシステム手帳のご紹介です。
もくじ
jaCHRO Leather(ジャックロレザー)
冒頭でも記載しましたが、本漆をヌメ革に塗りこむことで、漆特有の彩りや風合い、深みのあるグラデーションを表現したのが漆レザーです。
その名は”jaCHRO Leather(ジャックロレザー)“。
一般的な皮革染料では表現しきれない、漆特有の彩や風合い、深みのあるグラデーションがこのジャックロレザーでは表現されています。
本漆をヌメ革に塗り込んでおり、革の経年変化と漆の経年変化それぞれをお楽しみ頂ける素材となっています。
一般的な漆塗りは漆器や蒔絵等で見られるように、硬い物に塗られます。
ナガサワでは漆の万年筆は数多く取り扱いをしておりますが、一般的にはこのイメージだと思います。
柔らかい物に塗ると硬化し割れてしまうイメージがありますが、このジャックロレザーはその割れを起こさないよう開発された特殊な技法で加工されています。
ラッカー等の混ぜ物をせず、漆原液の特性を知っている職人だからこそ成せる技術が駆使されています。
今までの漆塗りの固定概念にとらわれず、手間を惜しまず漆の可能性を引き出した革、それがジャックロレザーです。
漆の経年変化について
このジャックロレザーは漆の特性をそのまま活かしている為、空気に触れる事により漆が酸化し、色が鮮やかに冴えてきます。
実際に、加工直後の表情は黒とグラデーションがはっきりしていませんが、数日経過すると色が鮮やかに冴えてきます。
さらに下地となるヌメ革が経年変化する事で、ヌメ革の焼け色と漆の鮮やかな冴え色によって、深みのある雰囲気に変化していきます。
この変化は、使用環境やスタイルが色濃く影響するので、唯一無二の自分だけの手帳を育てていくことができます。
ジャックロレザー システム手帳
このジャックロレザーを使用したシステム手帳は現在のところ販売店限定となっており、店頭にはほぼ並ぶことの無いものとなります。
メーカーであるモルフォ(キプリス)のサイトにも掲載されていない商品となります。
商品ラインナップ
バイブルサイズ(ベルトタイプ)、バイブルサイズ(ノートタイプ)、ミニ5(M5)サイズ(ノートタイプ)となります。
カラーラインナップ
それぞれカラーは、レッド、ネイビー、グリーンがラインナップされています。
仕様
商品によりリング径やポケットの数が異なります。
ベルトタイプはリフィルをたくさん綴じる方向け、ノートタイプは気軽に持ち運びたい方向けとなります。
・バイブルサイズ(ベルトタイプ):15mmリング、可動式ペンホルダー、ポケット数6
・バイブルサイズ(ノートタイプ):11mmリング、可動式ペンホルダー、ポケット数6
・ミニ5(M5)サイズ(ノートタイプ):11mmリング、可動式ペンホルダー、ポケット数2
バインダー金具
金具には定評のある”KRAUSE(クラウゼ)”のものを使われています。
ドイツのクラウゼ社は世界最高品質と称されるバインダー金具を製造しているメーカーです。
この金具は数多くのシステム手帳にも採用されており、開閉時のカチッとした手応えと寸分狂わない噛み合わせが魅力です。
取り扱い店舗
・NAGASAWA Journal Style & Chair Factory
・オンラインショップ
商品画像
まとめ
あまり見かける事がない、”漆レザー(jaCHRO Leather)”のシステム手帳。
漆特有の彩りや風合いを楽しむことができ、さらに革の経年変化と漆の経年変化それぞれをお楽しみ頂けることで魅力たっぷりの手帳です。
取り扱い店舗はほぼ無いとのことですので、気になる方は下記のお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせ下さいませ。