もくじ
新シリーズの限定万年筆
みなさまこんにちは、ナガサワ文具センターの竹中です。
NAGASAWAオリジナルとして、スケルトン万年筆や先日発売になった#3776 シルエットなどがありますが、この度、新しいシリーズの限定万年筆が発売となります。
その名も「KOBE Affection」。
Affectionとは、家族や友人、身近な人への愛情や好意という意味です。
第一弾は京町レジェンドブルー
KOBE Affectionシリーズの第一弾は、KobeINK物語の第50集「京町レジェンドブルー」。
神戸らしい景観を誇る旧居留地内でも神戸市立博物館が存在する京町エリアは、世界の芸術・文化と共に神戸の歴史を感じられる貴重な地区です。
この街角にふさわしく伝説となるよう願いを込めて、どこまでも美しい青に仕上げました。
愛情(Affection)を込めた万年筆
限定万年筆になった「KOBE Affection 京町レジェンドブルー」は、万年筆を愛する多くの方にジャストフィットを選んでいただけるよう、3つのラインナップをご用意いたしました。
日常に寄りそう1本になって欲しい、そんな愛情を込めています。
使用するシーンや、筆記の癖、手の大きさ等でフィットする万年筆は人それぞれです。
今回は、3つのラインナップをひとつずつ解説いたします。
Medium(プロフィット)
14金ペン先
EF/F/MF/M/B 各38,500円(税込)
Z 40,700円(税込)
本体サイズ Ø17mm X135mm 軸径212mm 重量17.0g
まずは、最もスタンダードなプロフィットがベースになった「Medium」から。
後ろにキャップをつけて筆記される方が多いサイズです。
手の小さい方や、重たいペンが苦手な方にオススメ。
ペン先は14金。
側面には、シリアルナンバーがレーザー刻印されています。
お手元に何番が届くかは、お楽しみです。
プロフィットの形は所謂「バランス型」と呼ばれていて、モンブランのマイスターシュテュックや、パイロットのカスタム74など定番モデルにも多い形です。
シャーファーバランスというモデルがキッカケでこのように呼ばれるようになったとか。
確かに、使ってみるとバランスに優れた万年筆ということがわかります。
FL(プロフィットFL)
21金大型ペン先
EF/F/MF/M/B 各60,500円(税込)
Z 62,700円(税込)
本体サイズ Ø18mm X 141mm 軸径213mm 重量26.8g
「FL」は「For Lawyer」の略。
名前の通り、もともとは司法書士試験を受ける際に、長時間の筆記でも疲れにくいペンをということで開発されたモデルです。
その秘訣は低重心モデル。
本体は樹脂ですが首軸が金属で出来ているため、ペン先側が重たくなっています。
ペン先は先ほどより柔らかい21金。
この素材でペン先を作っているのは、実はセーラー万年筆だけなんですよ。
14金とは異なる柔らかさをぜひ感じてみてください。
こちらもペンの側面にシリアルナンバーが入っています。
キャップはポストしても良いですが、後ろが重たく感じるようならキャップなしでも使えるサイズです。
低重心で自然とペン先が紙の上を滑ります。
試験や論文で長時間筆記をされる方以外に、手の負担を減らしたい方にもオススメ。
Large(キングプロフィット)
21金超大型ペン先
M/B 各99,000円(税込)
本体サイズ Ø20mm X 153.5mm軸径015mm重量33g
キングの名前に恥じない超大型ペン先にうっとりするキングプロフィットがベースとなってたLargeは、その大きさが目を引きます。
重量は33g、モンブランの149と同じくらいの重たさです。
本体が樹脂で出来ているので、金属軸などと比べると重たすぎず日常的に使うことも可能です。
21金の超大型ペン先は、他に代わりが見つからない心地よい書き味。
こちらもシリアルナンバーが刻印されていますが、先の2種類と比べて生産本数が少なく若干表記が異なります。
大きく柔らかいペン先ですが、しっかりと厚みもあるため柔らかすぎないふわふわとした書き味が楽しめますよ。
本体を見ると大きいかなと思いますが、意外と手の小さな女性でも使いこなせます。
キャップはつけなくても充分なサイズでバランスよく使っていただけますが、手の大きな方ならポストしても大きすぎません。
ただ、本体やペン先のサイズ的に速記には向かないので、ゆったり文字を書きたいシーンにオススメです。
ペン先の大きさ比較
3つのペン先を並べてみると、こんなにも大きさが違います。
大きくて柔らかいペン先は確かに魅力的ですが、筆圧が強い方や筆記速度が速い方には小さめのペン先が向いています。
自分に合ったペンを選んで、楽しい手書き時間を過ごしてくださいね。
キャップリングの美しさ
キャップリングには「NAGASAWA」と「PenStyle」の刻印がありますが、実はLarge(キングプロフィット)だけ少し仕様が異なります。
太めのリングは縁にも装飾が施されていて、キラキラと輝きます。
PenStyleといえば、そのあとにDENと続くお店がありますが、実はNAGASAWAオリジナル万年筆のシリーズ名でもあります。
Largeだけ異なる仕様、それは創業年である「1882」が刻印されていることです。
通常は2面の刻印ですが、大きなリングは3面に刻印があり、この「1882」と刻印があるのはLargeの特徴です。
MediumとFLはクリップの下に「NAGASAWA」、その裏側に「PenStyle」の刻印が施されています。
システム手帳と合わせてみる
Davinci ドルチェメンテES バイオレット
京町レジェンドブルーは少し赤味がかった軸なので、ダ・ヴィンチのドルチェメンテ バイオレットと合わせてみました。
柔らかな革と大きなシボの高級感は、Largeの大きさや迫力にもマッチします。
Ashford ガルーシャ ブラック
更に、京町レジェンドブルーのFLをアシュフォード ガルーシャに合わせると、首軸のきらりとしたゴールドパーツが更に高級感を演出します。
きらきら光るラグジュアリーな雰囲気がお好きな方には、ぜひオススメしたいコーディネートです。
Ashford モダングレース ラブリーネイビー
柔らかな雰囲気がお好きな方には、モダングレースも相性が良いですよ。
特にピンクとネイビー、そしてブルーの組み合わせは可愛いけれど甘くなりすぎないので様々なシーンで活躍します。
発売は8月25日(金)
8月4日(金)にワシントンDC スーパーペンショーで先行発売をしましたが、日本国内では明日8月25日(金)に発売いたします。
※公式オンラインストアでは8月25日(金)20:00から予約受付を開始。
今回は3つのタイプをご用意しているので、手に合う1本がきっと見つかるはずです。
本数限定品ですので、ぜひお早めにご検討くださいね。