こんばんは。
Chair Factoryの坂下です。
アーロンチェア発売当時は、メッシュ生地に疑問の声も!!
ハーマンミラー社のアーロンチェアが発売されたのは、1994年です。今から、25年前です。実は、アーロンチェア設計が完了した際、マーケティング部より「斬新すぎる」との事で発売が中止され、全て本革にて発売すべきだという提案がありました。当時は、本革が座り心地のよい椅子という認識が大半だったためです。
当時のCEOは、マーケティング部の提案より、デザイナーの人間工学をもとづいた理念をもとに、メッシュ生地での発売を開始いたしました。
高機能チェアの代名詞へメッシュチェアの普及
アーロンチェア発売当初は、マーケティング部の指摘通り、「本革チェア」より、デザイン性・耐久性に問題をもたれるユーザー様がいらっしゃいましたのでハーマンミラー社は12年保証という製品の自信と信頼性を国内外に知らしめました。
時同じくして、現在では、画期的なデザインのためニューヨーク近代美術館において、「永久コレクション」としての地位を獲得しており、日本でも、通商産業省による1996年度グッドデザイン賞のグッドデザイン金賞のオフィス・店舗用品部門を受賞し、「高機能チェアといえばアーロンチェア」といわれるぐらい、各オフィス家具メーカーはアーロンチェアにおいつけ追い越せを目標として、日進月歩のオフィスチェアの開発に競争が激化しております。
椅子を選ぶ基準の中に蒸れにくいという要素
アーロンチェアの登場により、お尻が蒸れにくいという要素で椅子を探される方が増えました。本革が主流時は、夏は汗を吸ってくれず、蒸れる。冬は革が冷たいというマイナス要素がありましたが、アーロンチェアが発売されてから「蒸れにくい」という事についても、お客様の椅子を選ぶ基準となりました。
長時間作業用の椅子は必ず、試座してください
長時間作業用の椅子お探しのお客様は、絶対に試座してみてください。これは、靴でも同じ事がいえるはずです。長時間、身体を預けるものを試してみないとわからないはずです。私自身、アーロンチェアが万人受けする椅子とは思っておりません。ただ、上記でものべたように椅子の革新をもたらしたオフィスチェアですから、自分にあうかまたは、他の椅子が良いのか判断基準としていただければと思っております
但し、オフィスチェアが実際座れるところがほとんどないのが、現状でございます。当店では、そのようなお客様のためにできる限りのオフィスチェアをご用意させていただいておりますので、興味のある方はぜひ、一度ご来店くださいませ
NAGASAWA Journal Style&Chair Factory
Chair Factory担当 坂下
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