こんにちは、画材コーナー担当の浜口です。
先々週末ホルベイン画材さんのワークショップにて勉強した水彩絵具を使って油彩画の表現力を教えて頂いた事を
引き続き二回目のご紹介となります。
【水彩用メディウムについて・・・】
本日、水彩絵の具づくりにアラビアゴム メディウムからご紹介させて頂きます。
(高濃度アラビアゴム溶液)
顔料と練り合わせて水彩絵具を自作するときのメディウムです。水彩絵具に混ぜるとさらに透明度が高まり、深い色調
になります。ガッシュ(不透明水彩絵具)やポスターカラーと練り合わせれば透明水彩調となります。
続いて同じくアラビアゴム ペーストをご紹介させて頂きます。
(水彩用 透明メディウム)
水彩絵具の筆あとなどのタッチを与えます。また絵具の流動性を抑えるため 画面上で未乾燥の絵具同士が混ざり合う
のを防ぎます。乾燥後はべたつきのない落ち着いた画面になります。
使い方としてパレット上で水彩絵具と練り合わせます。
マルチサイジングをご紹介させて頂きます。
(どうさ液、にじみ止め)
水を吸い込みやすい紙に塗布することで、水彩絵具の吸い込みを抑え、にじみにくくします。
水彩紙(洋紙)用のサイズ剤ですので、紙の色が変わらず絵具の発色がよくなります。
使い方として原液を刷毛などで塗布し、十分に乾いてから製作して下さい。
メディウムについては、2回に分けて投稿させて頂きました。少しは、お役に立てましたでしょうか?
ホルベイン水彩絵具チュ-ブのデザインが変わっていたのはご存知でしたでしょうか?
平成29年9月以降の製造されたホルベイン水彩絵具5ml,15mlのデザイン変更についても少し触れておきましょう。
Ref.Noと呼ばれ商品番号のW091が大きくなり見易くなりました。色見本の表示も大きくなり色名表記も
英名、日本名、フランス名、スペイン名と4カ国の表記となり4カ国の色名を覚えることが出来ます。
実際に店頭で手にとってデザイン変更したチューブをご覧下さい。
本当に色が見易くなった事や商品番号が大きくなった事が確認して頂けます。是非ご覧下さい。