ナガサワ文具センター本店の岡田です。
現在過去最高のなめらかボールペンの時代ですが、今回はなめらかボールペンのパイオニアともいうべき2本をご紹介します。
1本目はぺんてるのボールPentel B100です。
1972年(昭和47年)の発売されたボールPentelは、従来の筆記具である万年筆、ボールペン、サインペンとはまったく違った書き心地に誰もが「何だこれは!」と驚きを感じる衝撃的なものでした。
これが世界に先駆けて登場した「水性ボールペン」でした。
このすばらしい発明は日本よりも海外で最初に火が付きエリザベス女王も非常にお気に入りとして愛用されたそうです。
インキ色は、黒・赤・青の3色で、ボール径は0.6mmの細字です。
2本目はパイロットのVコーンです。
1991年(平成3年)発売のVコーンは同じ水性ボールペンですが、画期的なことは「直液式」であるということです。
直液式とはペンの中のインクが生インクであることです。従来のマジック、サインペンなどは「中綿式」といってペンの中にはインクを染み込ませた綿が入っています。
これの欠点はインクが減ってくると少しづつかすれていきます。これを解消したのがVコーンです。
Vコーンの軸は透明ですので中のインクが流れているのが見えます。そしてこれにより最後の一滴までインクがかすれることがありません。
インキ色は、黒・赤・青の3色で、ボール径は0.5mmの極細です。
この2本はロングセラー商品としてナガサワ文具センター本店で今でもお客様からのご要望の多い商品です。