PenStyle DEN

ファーバーカステル伯爵とパートナーミーティング

ファーバーカステルより2019年ペン・オブ・ザ・イヤーが発売されます!
今年は日本の侍に注目し作られました。
第9代目の伯爵はとっても侍が好きだそうです(^^)

実は昨日4月2日、原宿の東郷記念会館にドイツから伯爵が来られており、伯爵を囲むパートナーミーティングがあり、弊社よりPenStyleDENの岡野店長と梅田茶屋町店の門田店長に行っていただきました。

実は私もドイツにお招きいただき以前伯爵に御挨拶させていただきました。
貴重なファーバーカステル場内で新商品を拝見したり、お食事をいただいたりのパーティでした。近くの歴史館には鉛筆を輪切りにしたチェアがあって可愛かったのを覚えています。

今回は日本の侍がテーマなので伯爵が日本に来られ、スタッフがペン・オブ・ザ・イヤー「侍」を作った経緯などをインタビューさせていただいたようです。
両店長に会われましたらぜひ色々聞いて見てください(^^)

PenStyleDENと梅田茶屋町店でこの「侍」をまもなく展示いたします。
ご予約も随時行っておりますので、ぜひお店までご覧にいらしてください。

ペン・オブ・ザ・イヤー詳細
宮本武 蔵の言葉「心と意、二つの心を磨く」をテーマにしています。

勇気と自己鍛錬。サムライは高尚な美徳に鼓舞されています。
ペンオブザイヤー2019は数世紀に渡るこの時代の武器、精神からインスピレーションを受けています。
ブラックエディション胴軸部の24金ラッカーの刻印は、武士が戦いの際に着用していた大鎧へのオマージュ。
黒染めした朴の木から作られた胴軸は侍の刀を連想させます。
日本刀においては、鞘材として朴の木が一般的に用いられていたことによります。
胴軸の甲冑のモチーフは熟練した名工によりブラックラッカーと24金ラッカーで描かれています
キャップには「心意二ツの心をみかき」と、潜在する本心・無意識の心である「心」と表面に見せる心である「意」の両方を研くべしという武蔵の格言を刻印しています。
ブラックエディションのキャップ天冠部分の象眼には実際の日本刀が用いられ、「侍」の刻印がなされています
エンドキャップに描かれた波模様は、「水は器に応じ変化し、一滴から大海にもなり、全てのものには(波のような)リズムがある」という「五輪書」水の巻で武蔵が語った哲学を表現。
キャップはPVDチタンコーティングメタルパーツ、ニブは18金ルテニウムコーティングです。

ペン・オブ・ザ・イヤー2019サムライ ブラックエディション万年筆(ペン先:M)※世界330本限定
¥650,000 (税込¥702,000)
ペン先はMニブのみとなります。
シリアルナンバー付
漆黒のウッドケース、カステル伯爵の署名入り証明書が付属します
空いたスペースに更に6本のペンを収納することが可能です
330本限定
¥65万+税

五輪書
仏教の5つの要素とさ れる「地・水・火・風・空」をそれぞれの 表題として、1645年に 宮本武蔵が模範的な武 士の兵法について記した書。
ここで重要なの は剣術だけでなく、心のあり方、率直さ、賢明さを特徴とする精神的な姿勢が書かれていることです。

ファーバー社は18世紀に創設され、19世紀半ば以降、木製鉛筆および色鉛筆の大手メーカーへと成長しました。
当時、ローター・フォン・ファーバー男爵は鉛筆から世界初のブランド筆記用具を作り、今日まで模範となっている数々の魅力あふれる製品を生み出しました。
彼の孫娘である男爵令嬢のオッテリー・フォンファーバーは、1898年にアレグザンダー・ズ・カステル・リューデンハウゼン伯爵と結婚し、バイエルン王の承認を得て、ファーバーカステル伯爵家という名が誕生しました。
揺らぐことのない品質へのこだわり、前向きな活力に満ちた社会的貢献は、今日まで当社の事業の基礎となっています。

宮本武蔵
宮本武蔵(1582 – 1645)は、歴史的に偉大な剣術家で、素晴らしい侍であったと言われています。
彼の記した五輪書は、今日も人生哲学の指南書として評価されています。

武士
2003年の発表以来、ペン・オブ・ザ・イヤーは豪華な筆記 用具の愛好家の間で抜きん出た地位を獲得しています。
限定生産のペン・オブ・ザ・イヤーは、エディションごとに人類 の歴史に強い影響を与えた時代や民族、その出来事について物語っています。
ペン・オブ・ザ・イヤー2019は、無類の 武術を身につけた日本の侍(武士)と、貴重な素材で作ら れた日本刀、そして――書道の筆運びにも似た――音を立てず滑るような動きにインスピレーションを受けています。
12世紀末から、武士階級が政治的エリートとして地位 を確立し、封建制度の廃止まで国と国民を支配しました。
1867年に武士の時代が終わり、その後、廃刀令によって刀の携帯も禁じられました。
一時は実質的に支配層とし て権力を持っていた侍たちは、すべての特権を剥奪される ことになりましたが、勇敢な剣士をめぐる伝説は今日まで語り継がれています。

伝説的な侍たちは、恐ろしい顔の兜を被って戦に挑みました。勇敢さ、忍耐力、英雄的態度、そして名誉などが侍たちの人生を決定づける価値であったのと同様に、伝統や並外れた美しさこそ、武器の価値を決定づける要素でした。

地の巻
兵法は武士の法。剣術 の鍛錬を基礎として武 士としてのあるべき道 を説いています。

常に最大限の行動力と忠誠心を捧げて自らの最善を 尽くすこと、それが侍の精神を特徴づけています。大鎧は体にぴったりと合うように、驚くような精密さで作 られており、最大限に身体を動かして武器を使用できるように考慮されています。
芸術的に装飾され、小さ な複数の金属板で作られたこの鎧のように、ブラックエディションではメタルバレルをモチーフにしています。控えめな輝きの24金線条細工は、立体感を感じさせる装飾です。卓越した精密さで、胴軸一本一本に独 特の持ち味を与えています。
侍が重視する自己鍛錬は枯山水の哲学 にも結び付きます。

水の巻
水は器に応じて変化し 一滴から大海にもな る。兵法の核として剣 術の鍛錬法を説いてい ます。

「すべてにおいて適切なタイミングとリズムが重要である」と宮本武蔵は説いています。流れるような動きの完璧な習得は、彼の二刀剣術の一部でし た。ブラックエディションのエンドキャップには、熟 練した名工の手によって均一な波模様が描かれ、水のしなやかさと調和が表現されています。
宮本武 蔵が強調するように、すべての中にはリズムがあり、それ自体は実際につかむことのできないものの中に潜んでいます。

日本の典型的な波模様は、均一で静か な動きを象徴します。

火の巻
小さな火がたちまち大 きく燃え広がるよう に、一人の剣術の戦い方の理論は千人万人の 合戦にも応用できるとして、戦い方の理論を説いています。

伝統的な日本の鍛造方法では、非常に手間のか かる複雑な工程を経て、鋭く頑丈な長い剣(刀)が生まれます。刀は玉鋼製で、鞘と柄は未加工 の朴の木から形作られます。さらに洗練させるた め、鞘と柄に貴重な鮫皮を張り、芸術的なはめ 込み細工を施して装飾します。今回のペン・オ ブ・ザ・イヤーの製作、素材、優美さは、こうした 名作にインスピレーションを受けて生まれたもの です。着色剤を施した朴のウッドバレルでは、繰 り返し塗装、研削、光沢研磨が行われました。24 金の手描き模様が施された本エディションは、それぞれがユニークな存在感を持ちます。

侍が柄に被せるために使用した鱏皮の神秘的な美しさは、手鍛造で作り上げ られたグリップのデザインから感じとることができます。このため、どの筆 記具も一つ一つニュアンスが異なるオリジナリティを感じさせます。

風の巻
各家の風として、他流 の特徴と誤りを指摘 し、自らの理論の正しさを説いています。

侍たちは、自らの優美と尊厳を美しく装飾された 刀によって表現しました。武器の各ディテール は、その志と不動の権威へのたゆまぬ努力を反 映しています。玉鋼は硬い鋼であり、刀の鍛冶に 使用されます。ブラックエディションのキャップ は、日本の刀匠が作り上げた玉鋼製の高貴なデ ィテールを施すことにより、伝統と完璧さを体現 しています。キャップには「侍」の文字が刻まれ ています。

ブラックエディションのキャップには、その細部に本物の玉鋼を採用し 「侍」の文字が高貴なアクセントとして刻印されています。

空の巻
鍛錬を重ねて道理を体 得すれば、道理にとら われない空の境地が 開かれ、何ものにも自然に勝つと説いた書 です。

感は、侍が我欲や偽りの心から自由であるた めには、高尚な規範の学習と同様に重要です。「 今日は昨日の我に勝つ」という宮本武蔵の言葉 が、暗色の着色剤を塗布した朴の木製の胴軸に 24金で刻まれています。エンドキャップには、武 蔵が考案したとされ、刀の使用時に手を保護す る「鍔」(つば)をイメージしたモチーフが刻印さ れています。万年筆は400本の世界限定生産、グ リップ部分と18金のペン先のキャップにはルテ ニウムコーティングが施されています。ローラーボ ールは120本の限定です。

円相とは禅における書画のひとつで、一筆で 円を描いたものであり、真理・悟り・宇宙・ 空を表現しています。

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