こんにちは、NAGASAWA梅田茶屋町店の北島です。
インク好きなら一度は作ってみたい、インクの色見本帖。
自分の大切なコレクションを、一冊の本のようにまとめられたら素敵ですよね。
しかし、色見本帖のキットなどはあまり販売されておらず、どう作ればいいんだろう…とお悩みの方も多いかと思います。
そこで今回は、
保存バインダーでできる!インク色見本帖づくりのススメ!
当店でも実際にご用意しております、「保存バインダー」を使用した色見本帖の作り方をご紹介いたします。
もくじ
保存バインダーとは?
保存バインダーとは、主にシステム手帳のリフィルをストックするバインダーです。
革製のものが多いシステム手帳と比べて、プラスチックや布・紙などのラフな素材が多く、カジュアルでお手頃なのが特徴です。
使い終わったリフィルの保存などに使われがちな縁の下の力持ちですが、
もちろんシステム手帳そのものとしてもご使用いただけます。
好きなリフィルをセットして中身を自由に変更できる柔軟性が一番の魅力。
保存枚数に縛られないのはもちろん、多種多様なリフィルが販売されているため、オリジナリティ溢れる見本帖ができるのです。
※保存バインダーごとに入れられる枚数の上限があるため、入れすぎは故障の原因となります。
色見本帖を作るには?
さて、そんな保存バインダーに挟むだけで、色見本帖の土台ができちゃうのがこちら。
「名刺ホルダー」と呼ばれる、名刺保管用のリフィルです。
バインダーに挟むだけで、名刺ファイルができる優れものです。
そしてこちらにファイリングしていくのが「インクカード」!
こちらはインクの鮮やかな発色を引き出してくれる、iroful インクカード。
実は、市販されているインクカードはそのほとんどが名刺サイズなんです。
こちらのインクカードを名刺ホルダーに挟んでみると…
あっという間に色見本帖に大変身!
保存バインダーのリングサイズにもよりますが、名刺ホルダーは20枚程度セットできます。
上で紹介した見開き6枚を収納できるサイズの場合、両面で使用すれば、120枚ものインクカードを保存できちゃいますよ!
インクカードをお持ちでない方は、お手持ちのペーパーやノートのページを名刺サイズにカットするのも◎
こちらは当店でご用意している色見本帖。
スタッフお手製のインクカードを使用しています。
また、インクの数が多く一冊では収まらないため、背表紙にラベルを貼ってジャンル分けしています。
紙製のバインダーはラベルを貼ったり、シールを貼ってデコレーションしてみたり…と、アレンジの幅が広がりますね!
さて、ここからは色見本帖に適したバインダーのサイズを、イチオシリフィルと共に紹介していきます。
サイズ選びのご参考にどうぞ!
コンパクトで閲覧しやすい「バイブルサイズ」
バイブルサイズは、システム手帳の中でも人気な定番サイズ。当店でご用意している色見本帖もこちらのサイズになります。
とにかくバランスが良いので、迷ったらバイブルサイズがおすすめです。
<ポイント>
名刺サイズのインクカードが見開きで6枚収納できます。
単行本よりやや小さめのサイズ感ですので、持ち運びも快適。
お出かけ先の文具店で、持っているインクとカラーを比較…なんてこともできちゃいます。
<イチオシリフィル>
バイブルサイズの色見本帖には、満寿屋さんとのコラボリフィル「原稿罫」がイチオシ!
心に残った名言など、好きな文章をお洒落に書き残すことが出来ます。
朝活書写にもぴったりな文字数ですよ。
ペーパーパッドや試筆紙もin!「A5サイズ」
コレクションを見開きでぱっと一望できるのがA5サイズ。大好きなインクで一面を彩る喜びはひとしおです。
インクを沢山お持ちの方や、紙ごとの発色比較をしたい方にはA5サイズがおすすめですよ。
<ポイント>
名刺サイズのインクカードが見開きで8~10枚収納できます(ホルダーの種類によって変化します)。
閲覧は縦向きがおすすめです。スケッチブックのようにパラパラとめくるとテンションが上がりますね…!
<イチオシリフィル>
A5サイズイチオシは、アシュフォードさんの「クリアポケット ワイドトップ」!
A5用紙をそのまま収納できる優れものなのですが、おすすめの用途が試筆用紙のファイリング。
当店でご用意している試筆紙はその多くがA5サイズ。
このポケットがあれば、店頭でお試ししたインクも一緒にファイルできちゃうんです!
A5サイズのペーパーパッドやカット用紙もファイルできるので、紙もインクもたっぷりと一冊に凝縮できますよ。
ぱらぱらめくるコレクション!「M5サイズ」
まるで手のひらサイズの図鑑のよう。
大切なインクのコレクションをとじ込めた一冊が仕上がります!
<ポイント>
M5サイズを見本帖にする際は、名刺ホルダーではなくクリアポケットリフィルがおすすめです。
名刺サイズのインクカードが見開きで2枚収納できます。
まだ数色しかインクを持っていない…という方でも、ページをぱらぱらめくれるボリューム感が魅力ですね!
<イチオシリフィル>
M5サイズには、絵日記のようなレイアウトが特徴的なBindexさんの「おもひで日記」リフィルがおすすめ!
上の余白をインクで彩り、罫線部分にインク名やコメントを記入すれば、縦書きも横書きもフリーダムなインクカードになります。
小口部分がゴールドになっているため、見た目のアクセントにもなりますよ。
インクや文具の購入記録にもおすすめです◎
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ただいま梅田茶屋町店では、色見本帖コーナーを展開中です。
スタッフによる使用サンプルもご用意しておりますので、ぜひご参考にご覧くださいませ。
万年筆ユーザー様やインク沼の皆さまにおすすめのリフィルを多数取り揃えて、お待ちしております!
皆さんも、インク愛溢れる自分だけの色見本帖を作ってみませんか?