こんにちは。
NAGASAWA梅田茶屋町店の森村です。
第6回目のお部屋の内容は…
万年筆の特殊ペン先「WA(ウェーバリー)」についてです!
もくじ
特殊ペン先ってどういうイメージがある?
北島「玄人向け…?使いこなすのに技がいりそう」
森村「特殊なので使用用途がちょっと限られているイメージ?」
宇高「独特のしなりがあって、普段より少し力を抜いて書くのが良さそう」
そもそもWA(ウェーバリー)とは
ペン先を上向きにした柔らかめのM(中字)で、筆記角度をあまり気にせず使えるのがポイントです。
横から見ると確かにペンポイントが上向きになっていることが分かります。
また、WA字幅を有する万年筆は現在以下の3種類です。
(上から順に)
CUSTOM HERITAGE(カスタムヘリテイジ)912
CUSTOM(カスタム)742
CUSTOM(カスタム)743
実際に使ってみました!
森村「WAは中字表記ですが、筆圧の関係で私はSFM(軟中細字)に近い印象を受けました」
北島「確かに、角度でも結構細さ変わりますよね。軽いタッチでふわっと書くとスマートな筆跡になりますし…」
森村「SFMと比べても尚さらに柔らかいWA、恐るべし…」
北島「力抜いて書くのってちょっとコツがいりますけど、ウェーバリーはその感覚が掴みやすいかもです」
使用例①Byスタッフ森村
(黒線がWAで書いた線)
森村「軽くスケッチしてみた所、描き始めてすぐ『おぉ!』とストレスフリーな書き味に感動しました」
森村「インクフローのなめらかさと紙へ優しいのタッチ感、これがかなり気持ちが良い!」
北島「スケッチにもぴったりなのか…!線の強弱も綺麗に出てますね」
宇高「文字とはまた違う印象やね」
森村「実はまだパイロットさんの金ペン先万年筆を持っていないのですが、一番最初に買うとしたらWAにしたいです!」
森村「あとはインクも合わせてこだわるなら私はパイロットさんの顔料インク『TSUWAIRO-強色-』のブラックにしたいかな、と」
北島「強色なら水彩での着色も滲みにくいですね。ぴったり!」
使用例②Byスタッフ宇高
宇高「丸文字になってしまった・・・感覚をつかむまで時間がかかりそうやけど、筆記角度や筆圧の調整具合で文字の雰囲気が変わり楽しめるね・・・」
森村「確かに宇高さんにしては文字が丸いですね??筆圧強めでしたっけ…?」
北島「いつも”とめ””はね”をしっかり書かれてますもんね。ウェーバリーだとそれがペン先に伝わるのかも…」
使用例③Byスタッフ北島
北島「レシピメモに使用してみました!筆記テンポに抜群についてきてくれるし、字幅も太すぎずとても快適でした…」
森村「うんうん。書いたからこそ分かるかもなんですがウェーバリーで書くと『リズム感が生まれる』感じがします」
北島「こういうメモや雑記にはジェルインクのペンを使ってたんですけど、ボールペンはどうしても文字が太くなりがちで…。この細さ、この書き心地を探してましたね」
北島「宇高さんも仰ってましたが、普段の自分の字とは結構印象が違いました。ウェーバリーでしか見られない自分の筆跡があるな、と」
宇高「普段の文字に飽きたら挑戦してみるのも良いね」
森村「ぐっと味がある字になりますね!このフォント欲しい(笑)」
北島「これは相棒にしたくなる…!」
森村「…個人的にはプランジャー式のスケルトン軸ウェーバリーあったら絶対欲しいな…(小声)」
北島「確かにこのインクフローなら、本体吸入で欲しいですね!筆が進み過ぎて、すぐインクが枯れちゃうと思うので…(笑)」
まとめ
いかがでしたでしょうか?
梅田茶屋町店ではウェーバリーだけでなく、全字幅をお書き頂けるカスタム74&カスタム742の試筆台を常設しております。
お近くにお越しの際はぜひ素敵な書き味をチェックしてみてくださいね!
それでは今回はここまで。
次回もお楽しみに!