ナガサワ文具センターの長田です。
スタッフが選ぶ逸品をご紹介する新しいコンテンツ。
どのように続いていくのか私自身分かりませんが、末永くお付き合いお願い致します。
記念すべき(?)第1回でご紹介させて頂くのは、
ナガサワ文具センター オリジナル万年筆インク 墨香です。
≪NAGASAWA 万年筆用インク 墨香≫
この墨香は、ナガサワ文具センターとして発売した初めてのオリジナルインクです。お客様から聞かれることも多いのですが、読み方は墨香(ぼっこう)と読みます。
最近はオリジナルインク「Kobe INK物語」シリーズがお陰さまで大好評を頂き、たくさんのお客様にお使い頂いておりますが、その前から発売されていたインクがある事をご存じの方は少ないのではないでしょうか?
メーカーから発売されていない販売店オリジナルインクの元祖とも呼べる商品です。
≪墨の香りを楽しむインク≫
このインクの特徴は何と言っても香りです。
墨香という商品名の通り、書道で使用する墨の香りが付けてあり、「書の雰囲気」を楽しむことを目的として製作されました。
インクの色としては、セーラー万年筆から発売されている「ジェントルインク ブラック」と全く同じとなっています。
余談ですが、一般的に発売されている書道墨もいわゆる「墨の香り」が使われています。
これは原材料に使用される膠(にかわ)の非常に強い匂いを消すために「匂い消し」として香料が入っているからです。
墨香の話に戻ります。
社内の記録がきちんとした状態で残っていないのですが発売開始されたのは2006年ごろです。
発売当初から「PenStyle」という現在のKobe INK物語シリーズでも継続されているブランドで展開スタートしました。
当初はオリジナルの外箱を準備することが出来ず、当時のセーラー万年筆のジェントルインクと同じシルバーのパッケージに、墨香のシールを貼って販売していました。
≪和のテイストにベストマッチ≫
このインクが似合うのはやはり和テイストだと思います。
日本メーカー製の万年筆は日本語を書く事を想定して作られている事がほとんどですので、それらと合わせて使用することで、心地よい「書の雰囲気」を楽しんで頂けるのではないでしょうか?
香りを楽しむインク、一度お試し頂ければと思います!