西日本の文房具専門店が加盟している「オエステ会」。
もちろんナガサワ文具センターも加盟店です。
オエステ会では「文房具専門店の思いが詰まったモノづくり」をテーマに
これまで様々な文房具を発売してきています。
万年筆で言うと、これまでパイロットさんの万年筆「プレラ」をベースに
鳥をテーマにしたカラーリングで毎年発売してきました。
2019年、発足して10周年を迎えたオエステ会では
様々な10周年記念商品をリリースしていますが、
今回発売される”キャップレス ニッポニア”も10周年記念商品。
オエステ会のロゴにも使われているテーマカラーの赤と白の万年筆です。
10周年の万年筆を作るにあたり「日本らしさ」がテーマとなったそう。
日本だから国旗日の丸をイメージした白と赤のカラーリング。
そしてプレラシリーズを踏襲して鳥をイメージしたいよね。
日本らしい鳥で赤と白といえば、まず鶴。あと、朱鷺(トキ)。。。
え、朱鷺(トキ)の学名って ニッポニアニッポン(Nipponia nippon) なん!?
テーマにピッタリ過ぎる!これは朱鷺(トキ)でしょう!
と、大まかにはこんな流れで朱鷺(トキ)に決定したそう。
※オエステ会関係者の皆様。伝聞なので、多少の齟齬はお許しください。
ちなみにですがこんな学名の朱鷺(トキ)なのに国鳥ではありません。
日本の国鳥は雉(キジ)です。
赤と白のツートンカラーですが、単に上部と下部に分かれているのではなく、
白いから朱味がかった赤へのグラデーションが美しいですね。
万年筆好きな方はよくご存じかと思いますが、
販売店などがオリジナルでリリースするキャップレスは
キャップレスデシモというタイプをベースとしたものが多いんです。
しかし、このキャップレス ニッポニアは王道キャップレスを採用。
品番で言うとFC-15SRをベースに制作されています。
キャップレス デシモとの違いは・・・
軸の太さが王道キャップレスは13.4mm、キャップレス デシモは12mm。
軸の素材が王道キャップレスは黄銅、キャップレス デシモはアルミ。
つまり、キャップレスデシモは細くて軽いのが特徴なんですね。
デシモシリーズは確かに人気なのですが、
しっかり握ることができ、手にペンの重みを感じられるあえての王道キャップレス。
これも文房具専門店のこだわりでしょうか。
字幅はメーカー品のFC-15SRでは
F(細字)・FM(中細)・M(中字)・B(太字)の4種ですが
ニッポニアはこの4種に加えEF(極細)を加えた5種!
ナガサワ文具センターではPenStyle DEN、さんちか店、梅田茶屋町店、煉瓦倉庫店、西神プレンティ各店で販売予定です。
発売日は12月6日ですが、11月23日より各店でご予約受け付けております。