もくじ
プラチナ万年筆 ノック式万年筆 キュリダス(CURIDAS)
プラチナ万年筆から新たに発売されるノック式万年筆 “キュリダス(CURIDAS)”。
ノック式万年筆と言えば、パイロットの“キャップレス”が非常に有名ですが、プラチナ万年筆のキュリダスにはキャップレスにない魅力がたくさんあります。
今回は、このキュリダスについて解説致します。
キュリダス万年筆
メーカーの商品説明
まず、プラチナ万年筆の商品説明はこちら。
変化の激しい今日、ビジネスにおいてはさらなるスピードが求められています。
「いざメモを取ろうと思ったのに、キャップに手間取りメモを取り損ねた。」「片手が塞がっていてキャップを開けられない。」と言った、キャップ式の万年筆が抱える課題に対応したノック式の万年筆「キュリダス」が登場します。
ノックによりペン先を繰り出す機構とCURIOSITY(好奇心)の造語から命名した「キュリダス」は、その意味が示すようあらゆるものに興味を持ちアクティブな人のための万年筆です。
ペン先収納時の気密空間の最小化とシール部分の素材選定により気密性を高めインクの乾燥を防ぎ、いつでもさらっと書き出せます。
またペン先の出る長さを十分に確保し、クリップの取付位置を工夫して持ち手の自由度を高めて、書きやすさも追求しました。
ペンポイントは極細も用意して手帳への書き込みもしやすくなっています。
ビジネスはもちろん、手軽に使える万年筆として、常に携帯しご活用ください。プラチナ万年筆:『ノック式万年筆「キュリダス」リリース情報』より引用
カラーラインナップ
カラーは全5色。
#6 プリズムクリスタル/#7 グラファイトスモーク/#43 アーバングリーン/#50 アビスブルー/#77 グランレッド となります。
字幅ラインナップ
字幅のラインナップは、極細字(EF)/細字(F)/中字(M)の3字幅です。
発売予定日/販売価格
発売予定日は2020年2月28日。
販売価格は7,000円(+税)です。
その他仕様
その他の仕様は以下となります。
【キュリダス万年筆 本体】
・ ペン先:ステンレスペン(ST-2)
・ 材質:胴・前軸・ノックバー・テーパー:PMMA 樹脂 中ネジ:黄銅にクロームメッキ クリップ:バネ鋼にクロームメッキ
・ 本体サイズ:全長153mm 最大径13.8mm
・ 本体重量:24.0g
・ 付属品:カートリッジインク ブルーブラックインク 1ヶ、クリップツール (クリップの取り付け・取り外し用ツール)
※ コンバーター(コンバーター700、コンバーター500)も使用できます。(別売)
商品解説
メーカーのリリース情報
プラチナ万年筆のリリースからの機能説明はこちらです。
このリリース情報でも充分に伝わるとは思いますが、デザインと機構がかなり特長的な万年筆となっています。
実物サンプルを元に詳しく解説
もう少し詳細な情報を… ということで、実物サンプルを元に詳しく解説したいと思います。
(実物サンプルは弊社の一部実店舗で実際にご覧いただけます)
キュリダス本体のデザイン
まずはキュリダス本体。
全てのモデルがスケルトン仕様となっており、中の機構が見えるようになっています。
(#7 グラファイトスモークのみ画像には写っていません)
手に持つとこのような感じです。
モデルは女性ですが、大きくも小さくもなく、非常に持ちやすい形状をしています。
本体のクリップは脱着可能
本体のクリップを外す事ができます。
クリップは胸ポケットなどに差して使う際は大変便利ですが、筆記の際に邪魔になる事もあると思います。
取り外した際に転がって落ちないように、“廻り止め”のみ残るのが気が利いていますね!
ご使用シーンに応じて対応できるのがこのキュリダスの魅力です。
外す際はこの専用の“クリップツール”を使用します。
説明書にも記載されていますが、クリップツールを押し込み、スライドさせるように動かすと取り外すことができます。
もちろん、取り外したクリップはもう一度取り付ける事も可能です。
注意事項として…
・ 少し硬いので取り外す際の怪我に充分に注意する
・ 何度も取り外しと取り付けを繰り返すと、金属疲労により上手く取りつかなくなることがあります
上記を把握して頂くほうが良いと思います。
ペン先収納部とペン先の動き方
このキュリダスは、ペン先収納部の気密空間を最小化し、さらにシール部分の軟質素材により気密性を上げ、水分の蒸発を抑えることで乾燥を防いでいます。
実際にノックした際にはこのようにペン先が本体から出てきます。
蓋が密閉された状態。
少しノックすると蓋が開いてきます。
一度全てペン先部が出たあと…
若干戻って固定されます。
カートリッジやコンバーターの取り付け方法(取り外し方法)
カートリッジやコンバーターの取り付け方法(取り外し方法)も独特です。
(このモデルは別売のコンバーターを装着しています)
ます、ボディを外します。
画像中央のグレーのパーツ(ツメ)を押し込み捻ります。
すると、中のパーツが取り出せます。
さらに、取り出した中のパーツ中央のツメを捻ります。
固定されていたユニットを取り外すとコンバーター(カートリッジ)が交換できる状態になります。
取り付けの際はこの逆の順序となります。
ペン先ユニット
ペン先ユニットだけになるとこのような状態です。
とても(見た目上は)シンプルなのがお分かりだと思います。
ステンレス製のペン先はとても小さく、プラチナ万年筆のロゴと字幅が刻印されています。
この時、本体のバネが露出しますが、とても大きいのが分かって頂けると思います。
まとめ
このように、プラチナ万年筆のラインナップに新たに加わるキュリダスは、とても魅力的な仕様となっています。
また、お求めやすい価格も魅力の一つだと思います。
発売開始が待ちきれないですね!