スタッフの佐藤です。
「ZOOM」と聞くと、思い浮かべるのはオンラインミーティングのアプリという方が多いのではないでしょうか?
しかし、日々文具と接している私にとっては「ZOOMと言ったらトンボ鉛筆」なのです。
トンボ鉛筆の製品の中には「ZOOM」というデザインシリーズの筆記具が存在しています。
1986年に誕生し、万年筆やボールペン、シャープペンシル等様々な商品が販売されているこのシリーズの中から今回は「ZOOM707」について紹介しようと思います。
・細いのに書きやすい絶妙なフォルム
まずは形を見てみましょう。ただ細いペンというわけではなく細い軸の中にも特徴的なクリップや蛇腹になったノック部分そして少し膨らんだグリップが目に入ります。
私が初めてこのペンを使おうと思ったのは多分に見た目の影響もありますが、使い続けている理由は「思ったより(見た目より)使いやすいな」という部分が大きかったように思います。
細いペン=疲れやすい、だから使わない。という方は多いと思います。実際にこのペンも長く書き続けると疲れます。
しかし、この絶妙に膨らんだグリップが握りやすく、つい手に取ってしまうのです。
あくまで個人の感想ですが、「細いペンなんて」と使わず嫌いをしている方に1度持っていただきたいペンです。
・ペンの種類と使い方
ZOOM707にはボールペンとシャープペンシルの2種類があります。
ぱっと見ではどっちがどっちかわかりにくいかもしれませんが口金(芯の出る先端部分)を見ると分かりやすいと思います。
先端が細くなっているものがシャープペンシルで太いものがボールペンです。
現在販売されているカラーバリエーションは グレー/ブラック・ブラック/レッドの2種類(各¥2,000+税)と 「ZOOM707 de Luxe(デラックス)」というコーティングを施した輝きのあるタイプ(¥2,500+税)の3色です。
過去にはクリップの球の部分がイエローやブルーのもの、デラックスシリーズのゴールドコーティングなどバリエーションも多かったのですが現在は生産終了となってしまいました。
シャープペンシルの芯径は0.5mm。頭の蛇腹のパーツをノックすると芯が出てまっすぐ引き抜くと芯の補充が可能です。(消しゴムはついていません)
ボールペンは蛇腹のパーツをひねって回転させて芯を出します。いかにもノックできそうな形なので親指でグッと押してしまいそうになりますが注意しましょう。替え芯は「4Cタイプ」と呼ばれる多機能ペンに使用される芯を使用しています。メーカー純正品の替え芯「BR−VS」では黒か赤のインクに交換することができます。
・お出かけとともに
この商品の魅力はやはり「細いこと」に尽きると思います。
小さなペンケースの中にも収まりが良く、M5手帳のリングに引っ掛けて持ち運んでもかさばらず持ち運べるのでちょっとした外出のお供に適しています。
メインでガンガン使うペンではないかもしれませんが、お守りのようにカバンの中に忍ばせておくと出先でものを書く必要がある際には役立つペンです。