いきなりですが『チームデミ(team-demi)』という文具セットをご存じでしょうか?
40代以上の方はご存じの方かもしれません。
かつて、世の中を風靡したといっても過言では無いほどみんながこぞって購入した、ハサミやのり、定規など日常的に使用する文房具が一式入ったプチ文具セットが『チームデミ』です。
本日2020年9月10日、そのチームデミが現代風にアレンジされて発売開始となりましたので詳しくお伝えします!
もくじ
かつて販売されていたチームデミ
新たに発売されるチームデミをご紹介する前に、かつて販売されていたチームデミをご紹介します。
チームデミの歴史
冒頭でもお伝えした通り、『チームデミ』は一世風靡した文具セットです。
数多く文房具をリリースしているプラス(PLUS)から1984年に発売されました。
プラスのサイトには年代別のトピックスとしてこのように掲載されています。
手のひらに乗る持ち運び便利な文具7点セット「プラス・チーム デミ」
本格的文具7点をコンパクトでキュートなデザインにし、手のひらに乗るサイズのケースに収めたミニステーショナリーキット「プラス・チーム デミ」は、“持っていることで喜びを感じさせるステーショナリー”という開発コンセプトに基づいて作られた商品です。
ギフト商品としても人気で累計約 650 万個発売のメガヒットとなり、「1985年日経優秀製品・サービス賞 優秀賞」を受賞しました。
また、後発商品として1986年により携帯性を高めた「チームデミ プラクティス」、2001年にはアート感覚のデザイン性・グレード感を高めた「チームデミ ミュゼ」が発売され大変ご好評いただきました。(プラス株式会社 チームデミ紹介サイトより引用)
実際の画像で見るとコンパクトなのが分かります
実際のチームデミをナガサワ文具センターのスタッフが持っておりましたので撮影しました。
まずはパッケージ。
何となく懐かしさを感じるケースデザインですね。
表面のロゴデザインは、どこかしら”80年代”を連想させてくれます。
そして中の文具セット。
定規が入っていますが、横幅10cmちょっとのスペースに全てがコンパクトに纏まって、日常的によく使用する文房具が入っているのが分かると思います。
セットされていた文房具は…
・ハサミ
・メンディングテープ
・液体のり
・カッター
・定規
・ステープラー(ホッチキス)
・メジャー
でした。
このチームデミはナガサワ文具センターの店舗でも飛ぶように売れたと聞いています。
またノベルティとしてもよく使用され、企業ロゴが印刷されたものも数多くあったとのことです。
新しく発売されるチームデミをご紹介
それでは新しく発売されるチームデミをご紹介します。
昔のチームデミがどのようなものかをお分かり頂いた上でご覧いただくと36年の年月を感じて頂けると思います。
外側ケース
外側のケースをご紹介します。
“丸っこい”デザインはかつて販売されていたチームデミを彷彿とさせます。
サイズ感もほぼ同じです。
どこかしらMac製品に通ずるものがあるように思えますが、30年以上の時を経て生み出されたデザインが似通っているのがとても面白いですね。
セットされる文房具
セットされる文房具は以下となります。
・ハサミ
・メンディングテープ
・液体のり
・カッター
・定規
・ステープラー(ホッチキス)
・メジャー
・SIMカード交換用ピン
基本的にかつて販売されていたチームデミのセット内容が踏襲されています。
それらに追加されているのがSIMカード交換ピンというのが現代を反映していますね。
SIMカードとは、スマートフォンに入っている、通信させるためのカードのことです。
36年前にはもちろんスマートフォンはありませんので、現代風にアレンジされると、これも日常的に使用する文房具となるようです。
チームデミのデザイナーは…
かつて販売されていたチームデミはプラスの社内デザインでしたが、今回は世界的なデザイナーがデザインしています。
その方は… プロダクトデザイナーの深澤直人氏です!
文房具が好きな方はドイツの文具メーカー”LAMY(ラミー)”をご存じだと思います。
そのLAMY社で日本人として初めて採用されたデザイナーとして有名な方で、LAMY noto(ノト)をデザインしたデザイナーです。
“人が普段、意識なくしている行動に目をつけたデザイン”に定評がある深澤氏のデザインに魅了されているファンも数多く居られます。
上記のLAMY以外で手掛けた他のプロダクトは、ニュヨーク近代美術館(MOMA)にて永久収蔵品となっている無印良品のCDプレーヤーや家電雑貨ブランド±0(プラマイゼロ)などが有名です。
デザインコンセプト
デザインコンセプトは以下のようになります。
シルエットが印象的な8つのツールは必要最小限の機能を研ぎ澄ましアップデートされています。
開ける・取り出す・使う・収める・閉じる。
全ての動作から新しい体験を感じ取れるよう、音や心地良さまでデザインしています。
デジタル化が進む今だからこそ手に取りたくなるツールキット、それが新しくなった『チームデミ』です。
このチームデミも上記でご紹介させていただいた代表作と同じく、日常生活に馴染みながら飽きがこない秀逸なデザインと言えると思います。
カラーラインナップ
カラーラインナップは…
・しろ
・さくら
・こん
・ねず
の4色となります。
どのカラーも日常使いし易いカラーですね。
“新”チームデミの特徴
セットされる文房具の種類はかつての販売品と基本的に同じですが、それぞれアップデートされています。
その中でも特徴的なものをピックアップしてご紹介させて頂きます。
美しい一体感
このチームデミのケースには”ツメ”が一切使用されていません。
しかし、ケースや文房具はピタッとはまります。
その秘密は… 強力なネオジム磁石が使用されており、まるで吸い付くかのようにピタッとはまります。
その”はまる感じ”は実際に体感していただくとよく分かります。
実際に現物をご覧いただけない方は、このページ下部にプラス様からご提供頂いた動画を掲載しておりますのでご覧いただければと思います。
切れ味の鋭いハサミ
セットされている文房具で一番性能がアップデートされているのがハサミです。
かつてのチームデミにセットされているハサミに比べて軽い力で使用でき、切れ味もアップしています。
その秘密は… ”ベルヌーイカーブ刃”が採用されているからです。
刃をよく見て頂ければ、わずかにカーブを描いているのがお分かりでしょうか?
対象物をしっかりとつかまえるための最適な刃角度(約30°)をキープしながらカット出来るこの刃は、刃の根元から刃先までどの部分でカットしても同じ切れ味を実現しています。
これは2012年にプラスから発売された『フィットカットカーブ』と同じ技術が採用されているからなのです。
地味ながら便利な定規
10cmという短い定規が付属していますが、この定規、片側に金属板が付いており、カッティング定規となっています。
このサイズのカッティング定規ってなかなか無いんです。ほぼ市販されていません。
同時に付属しているカッターとともに”ちょっとしたカット”にとても便利です。
製品仕様・販売価格
・本体サイズ:W124×D85×H35mm
・本体重量:260g
・カラーバリエーション:しろ、さくら、こん、ねず
・材質:
ケース・ディスペンサー…ABS、ネオジム磁石
カッター・ハサミ・SIMピン…ABS、ステンレス
メジャー…ABS、スチール
メンディングテープ…PE、アセテート
ホッチキス…ABS、鋼板
液体のり…ABS、PE、ネオジム磁石
定規…アクリル、ステンレス
※ 製品の内部に強力な磁石を使用しています。磁気カード、ディスプレイ、パソコン、時計、ペースメーカーなど磁気の影響を受ける物を近付けないでください。
・販売価格:6,000円 +税
取り扱い店舗
・ナガサワ文具センター 三宮本店
・ナガサワ文具センター パピオス明石店
・ナガサワ文具センター プレンティ店
・NAGASAWA 梅田茶屋町店
・オンラインショップ
製品紹介動画と画像
ここまでお読みいただき有難うございます。
最後に紹介動画と画像を掲載させていただきます。
紹介動画
紹介画像
まとめ
新しいテームデミ、いかがでしたでしょうか?
現代風にアレンジされながらもコンセプトは変わらず、日常使いし易い製品となっております。
しかもデザインはシンプルで秀逸です。
かつてのチームデミがノベルティとして多く使用されたと書かせていただきましたが、この新しいチームデミもノベルティに対応しておりますので、ご興味ある方は下記お問合せフォームよりお問合せくださいませ。