小日向京のひねもす文房具|第百三十三回「Ashford×NAGASAWA マイクロ5サイズシステム手帳 My Pocket 5(マイポケ5)」

小日向京のひねもす文房具|第百三十三回「Ashford×NAGASAWA マイクロ5サイズシステム手帳 My Pocket 5(マイポケ5)」

2018年3月11日(日)、神戸・三宮のBAR Requestで開催された「NAGASAWA M5会」。
そのさいに新発売となったのが、このマイクロ5サイズの革製システム手帳・マイポケ5です。

このM5会の告知を記した第百三十回にも書いた通り、システム手帳のバイブルサイズ・ミニ6サイズ・マイクロ5サイズの寸法は、
◆ バイブルサイズ=幅95mm×天地170mm
◆ ミニ6サイズ=幅80mm×天地126mm
◆ マイクロ5サイズ=幅62mm×天地105mm
となっており、ミニ6サイズの6穴がひとつ減って5穴になったものがマイクロ5です。

マイクロ5(Micro 5)を略して「M5(エムゴ)」と称し、
「M5どの色にした?」
「悩んだけど、結局2色にしちゃった。M5だと何冊あってもいいかなって気分になるよね〜」
といった会話が、神戸を中心に飛び交っているのは間違いなしの今日このごろ。
だって、先日のNAGASAWA M5会の盛り上がりといったら大変なもので!!

小日向京のひねもす文房具|第百三十三回「Ashford×NAGASAWA マイクロ5サイズシステム手帳 My Pocket 5(マイポケ5)」

会場のバー座席エリアの奥にはこのようにマイポケ5をはじめとする商品が並び、来場のかたがたは入場なさるや席に鞄を置くと即そちらへ。
革の質感はどのようなのか?
11mm径リングの厚みの雰囲気は?
4ヶ所に付いたコーナー金具の質感は?
とマイポケ5現物を手に取って御覧になりつつ、「この革の色目に個体差はあるんですか?」との声に「はい。虎目と呼ばれる縞がそれぞれに違っているところがまた魅力です」とアシュフォードの向井さんが応え、ひとつずつ箱を開けて並べると…さらに人々が増すマイポケ周り。
「皆さん、皆さん、トークショーはじめますよっっ! (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」
くらいの勢いで、祭りは続きました。

ナガサワ文具センター商品開発室室長・竹内直行さん、アシュフォード向井さん、小日向のトークショーでは、前打ち合わせ時には予想だにしなかった話も飛び出した、あっという間の1時間。竹内室長のM5開発への熱い想いとこだわりには、胸をうたれました。

トークショー終了後には、竹内室長、向井さん、小日向で手持ちのマイポケ5を積んでめいめいに記念撮影を。

小日向京のひねもす文房具|第百三十三回「Ashford×NAGASAWA マイクロ5サイズシステム手帳 My Pocket 5(マイポケ5)」

向井さん「おおお〜。積んでも絵になる!」
竹内室長「では反対に向けますよ〜」
と今度は逆アングルから撮影。

小日向京のひねもす文房具|第百三十三回「Ashford×NAGASAWA マイクロ5サイズシステム手帳 My Pocket 5(マイポケ5)」

この光景にレンズを向けてパシャパシャ撮っては見惚れる3人。いやはや、熱い熱い。

マイポケ5の概要を、前回同様に以下へ記します。

使用革:「ルガード」に使用のタンナー・マズール社(ベルギー)の牛革(ステア)
カラー展開:4色(ブラック・ネイビー・ワイン・レッド)
リング径:11mm
装飾:コーナー金具4ヶ所付け(シルバー)、アオリポケット、オリジナルロゴ刻印
価格:各15,000円+税

初回出荷数のうちネイビーとレッドが現在売り切れ、製作中。4月下旬ごろに再入荷されるそうです。

M5の魅力は、いつでも身につけていられること。そこからふいに思い付いたことをやってみようかな…という気持ちになって、ここにあるからそれを実際にやってみてしまう──これはいたって当たり前のようでいて、なかなかそうはいかないものです。
例えば小日向は、現在発売中の『趣味の文具箱 vol.45』の新連載「思い立ったらシステム手帳」で書いた通り、身の周りにある気に入った紙や印刷物をM5サイズに切っては穴をあけて綴じるようになりました。これまでにも他のサイズで便宜上そうしたことはありましたが、必要なくとも「何かM5に切ることのできる題材はないのか…」とよろよろ日常風景を探し回ることになるなどとは思ってもおらず。意外な方向にスイッチが入ることを、M5で新発見しました。

昨日はこれもまたふいに、
・ 鉛筆1本
・ 水彩色鉛筆1本
・ 油彩色鉛筆1本(上の水彩色鉛筆と同じ色)
が目の前にあるという状況で、同じ色の水彩と油彩色鉛筆の違いを試してみたいなと思い、マイポケ5を開いて書き比べました。
ああ、でも水彩色鉛筆のほうはせっかくだから水でのばしてみたいな…でも水筆がないや…と諦めかけたところで、化粧ポーチに入っている綿棒を水にひたして使ってみては? と思い立ち、やってみたらけっこういけるとわかり、そうなると何か別の色も合わせてみたくなって、鞄の万年筆も追加。
そして、こんな色みの服なんて春らしいわね〜と考えながら綿棒に執心するひと時を過ごしました。

小日向京のひねもす文房具|第百三十三回「Ashford×NAGASAWA マイクロ5サイズシステム手帳 My Pocket 5(マイポケ5)」

そしてはたと、なぜ私は今綿棒を手に夢中になっているのか?! と我にかえることに…これもまた、M5が誘ってくれたスイッチです。
そして今度は薄手の水彩画用紙をM5サイズに切って綴じることでしょう。

止むことのないM5熱。
マイポケ5でじっくりと体感いたしましょう!

小日向 京(こひなた きょう)

文具ライター。

文字を書くことや文房具について著述している。

『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。

著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。

「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。

小日向京のひねもす文房具



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