小日向京のひねもす文房具|第八十四回「プラチナ万年筆 #3776センチュリー ブルゴーニュ ボールペン」

小日向京のひねもす文房具|第八十四回「プラチナ万年筆 #3776センチュリー ブルゴーニュ ボールペン」

先だって発売となった『趣味の文具箱 vol.41』で、p.63に「自分に贈る」という記事を書きました。文具を加えるのなら、いっそ自分へのプレゼントとみなしてギフトカードまで書いてしまってはどうか? という半ば開き直りに近い記事とも言え、そこで「開封の儀」の写真に用いたのが、上のギフト包装とプラチナ万年筆 #3776センチュリー ブルゴーニュのボールペンです。
ギフト包装はNAGASAWA煉瓦倉庫店で行っていただきました。

ボールペンの話をする前に…こちらのギフト包装紙、とっても素敵ですよね! ナガサワ文具センターのギフト包装といえば大航海テイストの地図柄包装紙が定番ですが、このホワイトにロイヤルブルーとダークグレーの爽やかなストライプ+NAGASAWAロゴもシャキッと気分が上がります。この柄のトートバッグや風呂敷、シルクのスカーフなど真剣に欲しい。さぞや服装コーディネートに彩りを加えるアクセントになるのではと思うのでした。

さて、ボールペンです。
プラチナセンチュリーのブルゴーニュやシャルトルブルーと聞くと万年筆のことばかり考えてしまうところ、同じ軸でボールペンやシャープペンシルもあって、それらが発売されたのは2014年のことでした。
「万年筆とお揃いで持ちたい人のためにあるのかな…」とぼんやりイメージしていたものでしたが、ある時ふいに試し書きをしてみたところ、

すごく書き味が良い!!!

と驚愕。手にした時の軸の重さとバランスは、速度をつけて筆記するさいの取り回しもスムーズ。複写紙にゆっくり書く時なども安定感のある握り心地です。

小日向京のひねもす文房具|第八十四回「プラチナ万年筆 #3776センチュリー ブルゴーニュ ボールペン」

上はブルゴーニュ万年筆とボールペンを並べたもので、ボールペンのほうが軸細でスリムな外観をしています。見慣れたセンチュリー万年筆よりひと回り細い軸で見るブルゴーニュの半透明もまた、クールなものですよね。確かにこれは、万年筆と揃えたくなる…と並べて実感。
芯の出し入れはノック式。片手でスピーディーに筆記態勢へと移ります。

小日向京のひねもす文房具|第八十四回「プラチナ万年筆 #3776センチュリー ブルゴーニュ ボールペン」

特に紙が下に何枚も重なったノートなどの束で書く時、筆圧の込め方や抜き方が気持ち良く、軸の優れたボールペンで感じられる「芯のパフォーマンスを最大限活かした」書き心地があります。
ボールペン芯は、多数のメーカーで使われる互換性の高いパーカータイプ。つまり、色々なパーカータイプの替芯もこの軸に入れられ、この軸に付属するプラチナ万年筆の替芯も他のパーカータイプボールペン軸で使えるということです。
ノートの中央に置いた姿もさりげなく、打ち合わせや会議の場にもしっくりくることでしょう。

小日向京のひねもす文房具|第八十四回「プラチナ万年筆 #3776センチュリー ブルゴーニュ ボールペン」

上の写真は、軸を開けて替芯を出したところ。キャップを回転させると替芯が出てくるシンプルな造りです。芯先内部のバネも逆さにすれば容易に出てくるので、なくさぬように。

シャープペンシルも同様に優れた書き味で、そちらは半透明のブラックダイヤモンドにしようかしら…と計画中。
それにしても何本あっても多すぎることはないのが、ボールペンとペンシルです。
なぜなのか。それはおそらく、同じ芯先が軸によって様々な書き味に変化するところに起因すると感じます。
使う場所や記述状況・内容によって軸を変えてみるのも効果絶大です。
洋服や鞄と同じくコーディネートの幅も広がり、手入れはほぼ要らず、ボールペンの替芯は劣化に要注意ではありますが、新たな替芯を使えばビンテージ品にも気楽に挑めるところも大きな魅力です。

春もまもなく。万年筆の合間に、ボールペンを新調して挑むのもいかがでしょう。
もちろん贈り物としても、プラチナセンチュリーは最適です。

小日向 京(こひなた きょう)

文具ライター。
文字を書くことや文房具について著述している。
『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。
著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。
「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。

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