小日向京のひねもす文房具

小日向京のひねもす文房具|第三十六回「オエステ会とプレラ・カワセミブルー」

オエステ会とプレラ・カワセミブルー

ナガサワ文具センターの店舗やSNSなどで、「オエステ会」という言葉を目にします。
『オエステ会オリジナル商品が発売!』
という感じで紹介されている「オエステ会」とはどのような会なのか?
今回はその話をいたしましょう。

オエステ会は、西日本に本社のある文房具専門店が集まって発足した団体で「西日本文房具専門店会」「West japan Stationer’s circle」とも称されています。
「オエステ(oeste)」とはスペイン語で「西」の意味。
「西日本から文具の風を吹かせよう」というテーマを掲げ、2009年1月に西日本の文房具専門店6社で結成されました。
地域の枠を超え、専門店ならではの歴史や知識をもって文房具業界の活性化を目指しています。
2016年4月現在の参加店は、以下の11社です。

石丸文行堂(長崎)
ぶんぶん堂(鳥取)
うさぎや(岡山)
文具生活高松(香川)
文具のしんぷく(鹿児島)
クロスランド(山口)
文具店TAG(京都)
多山文具(広島)
デルタ・ジムサービス(大阪)
ナガサワ文具センター(神戸)
文具生活松山(愛媛)

あのエリアで文房具といえばこのお店、というところ揃いですね!
こちらの参加店が定期的に打ち合わせを行い、年3回の本会議の他、商品部会・販促部会・Web部会に分かれて月1回ほどの会議を重ねているのだそうです。
各店の取り組みや事例などを情報交換したり、工場見学などの勉強会や店舗視察を行ったりと意義深い活動を通じて、日々お客様の充実した文房具生活を提供しているのです。

そして私たち文房具ユーザーにとってとりわけ待ち遠しいのが、オエステ会によるオリジナル商品の開発と販売です。
これまでに発売となったオエステ会オリジナル商品は、以下のようなラインナップでした。

マルマン/ニーシモネ ホワイト(※限定・・・各社在庫限り)
ステッドラー/アバンギャルドライト ホワイト(※限定・・・終売)
ステッドラー/アバンギャルドライト 日本の伝統色シリーズ 菜の花色・牡丹色
ヤマト/アラビックヤマトミニ
古川紙工/ご当地そえぶみ箋 第一弾〜第三弾
マルアイ/こころふせん 第一弾〜第三弾
パイロット/プレラ カナリアイエロー・フラミンゴピンク(※限定・・・各社在庫限り)
カモ井加工紙/ご当地マスキングテープ

ご当地もののそえぶみ箋やマステなど、うわ〜どれから順番に買おう…と目移りしてしまいます。
贈り物としても最適で、小日向はステッドラー アバンギャルドライト 日本の伝統色シリーズ 菜の花色を以前に知人からプレゼントでいただいたことがあり、感激しました。▽

オエステ会とプレラ・カワセミブルー

多機能ペンで油性ボールペンの黒・赤、0.5mmシャープペンシルが内蔵されており、オエステ会のマーク入り。軸色の美しい逸品です。

そんなオエステ会オリジナル商品に、2016年4月23日(土)、新たなアイテムが加わります。
パイロットの透明軸万年筆・プレラの「カワセミブルー」が発売に!▽

オエステ会とプレラ・カワセミブルー

カワセミは水辺に生息する小さな鳥で、愛らしいぷっくりとした体型と長いくちばし、そして鮮やかなブルーをまとった毛色が特徴。そのカワセミの爽やかなブルーを万年筆軸に活かしたアイテムです。
通常製品のプレラもカラーラインナップは豊富にありますが、天冠部と尻軸部に半透明の色があり、キャップと胴軸部は色なしの透明という組み合わせ。
一方こちらのカワセミブルーは、天冠からキャップ、胴軸、尻軸にわたり同じ半透明のカワセミブルーで作られています。シルバー色のペン先や金具とのコントラストも涼しげで素敵!
字幅はFとMが用意され、価格は3,900円+税なのだそう。
何本か買って、プレゼントにもしたいと思います。

文房具使いがますます楽しくなる、オエステ会の活動とオリジナル商品に今後とも注目してまいりましょう!

ところで、カワセミといえば。
小日向の監修する「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)に新柄が加わる運びとなり、折しもそちらのモチーフが同じくカワセミなのでした。
柄の名前は「碧翡翠(あおひすい)」で、「翡翠」はカワセミの漢字表記のひとつでもあります。
こちらもナガサワ文具センターでの発売日は、オエステ会のプレラ・カワセミブルーと同じ2016年4月23日(土)。どうぞ併せて店頭にて御覧ください!

オエステ会とプレラ・カワセミブルー

次回のひねもす文房具・第三十七回では、こちらの飾り原稿用紙・碧翡翠を紹介しつつ、プレラ・カワセミブルーでの書き味をお伝えいたしたく思います。

小日向 京(こひなた きょう)

文具ライター。
文字を書くことや文房具について著述している。
『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。
著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。
「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。

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