この度の能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。

小日向京のひねもす文房具

小日向京のひねもす文房具|第百十回「あたぼう Pen4lder(ペンホルダー)」

小日向京のひねもす文房具|第百十回「あたぼう Pen4lder(ペンホルダー)」

スライド手帳・飾り原稿用紙・ふたふで箋でおなじみのあたぼうステーショナリーから発売された新商品「Pen4lder(ペンホルダー)」が、いよいよナガサワ文具センターで販売開始となりました!
上の写真の通り、Pen4lderはシステム手帳リフィルの形をした4本差しのペンホルダーです。
大きさは、バイブルサイズ。左右両側に穴のあいたスライド手帳の造りを踏襲しており、素材には山羊革が使用されています。価格は5,800円+税。上の写真の金(左)と緑(右)以外に黒と紺があり、全4色のラインナップとなっています。

リフィルの形をしたところをさて置いても、このペンホルダーの良いところは、ペンを挿すゴムバンドが上下中央に長く配置されていて、ペン軸を包み込むようにホールドしてくれる点です。
バンドが上下どちらかに寄っていると、ペン軸の長く出たほうが寄ってしまったり、ペン軸同士がぶつかり合ったりしてしまいがちですが、Pen4lderの場合はまっすぐに挿された状態のまま持ち運べ、4つ並べて挿したペン軸同士が触れ合うこともありません。
また、上下中央にゴムバンドがあることで、上からも下からもペンを挿せます。小日向は万年筆や太軸のペンは上から挿し、ボールペンは下から挿す…と向きを分けています。

小日向京のひねもす文房具|第百十回「あたぼう Pen4lder(ペンホルダー)」

バイブルサイズのバインダーに綴じたところはこの通り。綴じて使う場合、バインダーのリング径は20ミリ以上あるものが良いようです。

小日向京のひねもす文房具|第百十回「あたぼう Pen4lder(ペンホルダー)」

このバインダーは25ミリほどで、上から見るとこのようになっています。かなりな枚数のリーフも入り、また「リングいっぱいになるほど紙は持ち歩かないけれど、中身に空間ができてしまう」という場合にはPen4lderがちょうど良い厚さ調整になってくれます。
ちなみにこのPen4lder、バイブルサイズの6穴があいていますが、A5システム手帳にも綴じられます。

綴じる以外に、単体でそのまま持ち歩いても快適なところ、やはりやってみたくなるのは「Pen4lderを2つ使って表紙板にし、市販のリングでまとめてみる」という方法です。
それをやりたいがために、Pen4lderは2つ用意しよう! と決めていた小日向でした。

小日向京のひねもす文房具|第百十回「あたぼう Pen4lder(ペンホルダー)」

まずはポケットリフィルを中に挟んでみました。リングは単語帳を束ねるのに使われるもので、リングを通すのは6穴のうち上下の2ヶ所で十分です。これはいい感じ!
ペンを挿した側を内側に向けたり、片側はインデックスリフィルにしたりしても良さそうですね。
リング次第でいくらでも束ねられるということは…紙束もまとめたくなり、そちらもやってみました。

小日向京のひねもす文房具|第百十回「あたぼう Pen4lder(ペンホルダー)」

なんという絶景! 紙束リーフの最初と最後は、PPインデックスリフィルで挟んでいます。
これでいくらでも紙を持ち運べ、ぶ厚い束も愛でられるという至福。帯状にたたんだ手ぬぐいでぐるりと巻けば、鞄の中でも崩れることがありません。

小日向京のひねもす文房具|第百十回「あたぼう Pen4lder(ペンホルダー)」

紙束を開くと、このようになります。左右ページが平らで見晴らしが良く、書き込まれたリーフを参照するさいにとても快適です。システム手帳の新たな世界が広がるようで、Pen4lderの応用自在な可能性をひしひしと感じました。
ペンの収納場所としてはもちろん、リフィル群との組み合わせで活用度がいっそう増すPen4lderです。

それにつけても、昨今持ち歩く筆記具の本数は増えるばかりです。その理由には、Kobe INK物語などインクの多彩さが関係しており、インクの数だけ万年筆を持ち歩きたくなるもので…今日は10本差しにしようという日もあれば、7本・5本・4本差しでいこう…という日もあります。そんな日々に、ペンケースはいくつあってもありがたいものですよね。
単体使いに、システム手帳の中に、またリングとともに表紙としても、Pen4lderを様々に楽しみましょう!

小日向 京(こひなた きょう)

文具ライター。
文字を書くことや文房具について著述している。
『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。
著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。
「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。

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