小日向京のひねもす文房具

小日向京のひねもす文房具|第四十三回「趣味の文具箱 vol.38」

趣味の文具箱 vol.38

「文房具を愛し、人生を楽しむ本。」というテーマで年4回刊行している、エイ出版社の『趣味の文具箱』。エイ出版社の「エイ」の漢字は、木へんに世と書きます。
このブログの更新翌日・2016年6月9日(木)には、『趣味の文具箱 vol.38』が発売となります。
冒頭写真がその表紙で、ナミキのウルシコレクション・朱の万年筆×飾り原稿用紙・碧翡翠(あおひすい)が主役アイテムに。手書き文字は小日向で、インクにはペリカン エーデルシュタイン マンダリンを使いました。
カワセミをモチーフにした飾り原稿用紙の碧翡翠を、よりカワセミらしく…と、カワセミの羽根から背中、頭まわりを覆う翡翠色を模した原稿用紙にたいして、文字を綴るインクにはカワセミのおなか側のオレンジ色を合わせてみたのでした。

今号の特集は「ペン好きの幸せ」。万年筆や万年筆インク&文房具ユーザーの事例が満載です。
たとえば……

巻頭に女優・井上真央さんインタビュー
カランダッシュ 新レマンコレクション
ファーバーカステル伯爵コレクション ペン・オブ・ザ・イヤー2016 ウィーン・シェーンブルン宮殿
ステッドラープレミアム レシーナの変革
プラチナ万年筆 #3776センチュリー 河口
特集「ペン好きの幸せ」冒頭に元マラソン選手・有森裕子さんインタビュー
読者の方々、お店の方々などのアイテム紹介

と続いて……

p52〜55には「ナガサワ文具センターのみなさん」と題して、スタッフの方々の愛用文房具が紹介されています!
手触り基準で選ぶ人あり、緑インクに夢中の人あり、はがきサイズに絵を描く人あり、そして超極細万年筆で能率手帳ゴールドにびっしり書く人あり。
みなさん本当に……筋金入りの文房具好きで驚き!
併せてさんちか店のあらましも掲載されています。かつてのn→エンヌさんちか店からぐっと装いを変えた店内写真も見どころです。
また、
p9には「ナガサワオリジナル 134周年記念万年筆 URUSHI JAPAN」
p66からの「飛んでいきたい新店」のなかでは、北野工房のまちにある「Kobe INK物語 by NAGASAWA」
p111には「オエステ会のオリジナル文房具」
も紹介されています。
ぜひ御覧ください!

小日向は一部の文房具ユーザー取材の他、井上真央さん・有森裕子さんインタビュー、「旅は文具を連れて 星野リゾート 界 遠州(静岡県浜松市)」、「文具歳時記 6月〜8月」連載記事を書きました。
記事では、フォトグラファーの村山玄子さんの手によって素敵な空気感のなかに佇んでいる小日向ですが、現実は……▽

趣味の文具箱 vol.38

こんな感じで書いているのが常です。

趣味の文具箱の記事を通じて、小日向は以下のような文房具類を使います。

◆ 取材時には、クリップボード&原稿用紙、場面に応じてジョッター&5×3カード、ペンシルや鉛筆、メモの要点へ印をつけるために赤青鉛筆とスタンプ
◆ 写真がレイアウトされたラフに概要を書くため、鉛筆や赤青鉛筆
◆ 文字数が明らかになって原稿を書く時には、原稿用紙と万年筆(内容によって鉛筆を使うこともある)、赤青鉛筆、スタンプ
◆ 文字が流し込まれた紙面の校正時には、カランダッシュ849ボールペンの赤・青、ファーバーカステル色鉛筆 #161 フタログリーン

なんだか文房具を使いたいがために色々選んでませんか……という感じがしないでもありませんが、どれも「今これが一番ぴったりきて一番はかどる!」というもの。
特に筆記具は、線の特性や太さ・細さの差異からくる判読のしやすさなど、使用感が多岐にわたるので適材適所に使い分けたくなります。

趣味の文具箱 vol.38

たとえばこのように万年筆の描線の合間には、筆圧を弱めればふわっと、強めればキリッと線の残る赤青鉛筆や色鉛筆が欠かせず、書いている時も読み返している時も快適に作業を進められると実感します。
書いた跡が乱雑になればなるほど気分が充実してくる……そこもまた見逃せないところです。

さあ、これから初夏に向けて、どのような文房具とともに過ごしていきましょうか。
そのヒントや答えが、『趣味の文具箱』を開けば随所に散りばめられています。
ナガサワ文具センターでは、PenStyle DEN、梅田茶屋町店、神戸煉瓦倉庫店、さんちか店で『趣味の文具箱』を発売中。
最新号をぜひ、チェックされてみてください。

小日向 京(こひなた きょう)

文具ライター。
文字を書くことや文房具について著述している。
『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。
著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。
「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。

小日向京のひねもす文房具

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