自宅でも旅先でも大活躍ナガサワ文具センターのオリジナルオーバーナイトトレイ
出張や旅行など、コロナ禍の影響で外へ出る機会がめっきり減ってしまったここ数年でしたが、そろそろ気兼ねなく自由に出かけられる日常が帰ってきました。
先日、出張でビジネスホテルに泊まってみると、身につけている物を片付けるためのスペースが、意外に少ないことに気付かされました。
自分の部屋なら、外出先から帰ってきてポケットの中身をデスクの上にパァーと放り出すことができますが、ホテル(特にエコノミーなビジネスホテル)では、館内の説明や規約などが記載されたパンフレットの他に湯沸かしポットやドライヤーが、ただでさえ狭いテーブルやデスクの上を占有しているので、「置く」ことはできても、とても「整理」ができるまでには至りません。
普段、身につけている腕時計・携帯電話・財布・アクセサリーといった貴重品など、大切な物ならフロントに預けるか、部屋にある簡易金庫を利用することも考えられますが、比較的治安のいい日本で、それらのサービスや設備を積極的に利用したことはありませんし、特に携帯電話や腕時計はすぐ手が届く場所に置いておきたいものです。
オーバーナイトトレイ
欧米では、身につけているアクセサリーなどを整理するツールとして「オーバーナイトトレイ」という、ペントレイよりもひとまわり大きなトレイがあります。
身のまわりのものを一箇所にまとめることで、視認性がよくなり忘れ物を防ぐ効果も得られます。ホテルでよくやってしまうのがテーブルやデスクの空いた空間に分散して置いてしまい、これがなにかの弾みでベッドの隙間やテーブルの下に落ち込んで、それに気付かずチェックアウトするといった失敗が起こります。
自慢するわけではないですが、旅行や出張などで数多くの忘れ物を重ねてきた私だからこそ、このオーバーナイトトレイの便利さが実感できます。
ナガサワ文具センターオリジナルオーバーナイトトレイ
2023年6月17日から18日に、ナガサワ文具センター梅田茶町店で開催された「万年筆サミット」の会場で、ナガサワ文具センターオリジナル「オーバーナイトトレイ」がデビューしました。
イタリアのタンナーが1枚1枚手仕事で仕上げ、使い込むほどに自分色に染まるエイジング(経年変化)が魅力のミネルバボックスを使ったモデルと、強度・耐久性に優れて汚れが目立ちにくく、なにかと手荒に扱ってしまいがちな人にも安心なサフィアーノレザーの2タイプがラインナップ、どちらも革物ファンにはたまらない素材です。
また、中央にナガサワ文具センターDENのシンボル「鍵マーク」が刻印されていて、他にはないナガサワブランドの逸品を表してします。
持ち歩いても苦にならないオーバーナイトトレイ
「オーバーナイトトレイ」は、書斎など自宅で使うものというイメージがありますが、ホックを外して広げるとフラットにすることが可能で、鞄の中にあるノートやパソコンなどの間にすっと滑り込ませれば、他の荷物に干渉しません。
また重さをみても、ミネルバボックスとサフィアーノレザーでは若干重さが異なりますが、概ね75g~76gと、手に持って比べても違いはわからない範囲で、普段だれもが持ち歩くスマートフォン、例えば人気のiPhone14は172g、手帳の定番MOLESKINEノートブック(ポケットソフトカバー)でも122g、一般的な音楽CDはライナノートを加えても約100gと、「オーバーナイトトレイ」はそのどれよりも軽く、これが荷物として重荷になることは決してありません。
安心と安全を携えて旅に出るのならぜひ旅行用品のひとつに、毎日の生活の中では普段持ち歩く腕時計や財布などの貴重品を帰宅後に、ひとつにまとめに整理するツールとして使って欲しいナガサワ文具センターオリジナル「オーバーナイトトレイ」は、書斎でも旅先のホテルでもきっと心強いパートナーになってくれます。
筆者プロフィール
出雲義和・フリーランスライター
文房具を中心に様々なジャンルで執筆活動を行うほか、テレビやラジオにも出演。様々な視点で文房具の魅力や活用術を発信中。
works:雑誌書籍「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイド」「無印良品の文房具。」他、web「WEZZY」「マイナビおすすめナビ(監修)」他