この度の能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。

文房具の部屋 〜神戸からの手紙〜

コラム NAGASAWAオリジナル万年筆 「真夜中の灯台」

夜の神戸港から四国へ向かうフェリーに乗船したとき、夜のとばりが降りた瀬戸内の海は、船に寄せては砕ける波の白以外は、どこまでも底の見えない黒い闇の中で、ときおり対岸に見える灯台の灯が安堵の気持ちにさせてくれます。
そんな、灯台の日本における歴史は古く、唐(現在の中国)への使節団を送っていた約1300年前、航路にあたる九州地方の島や岬に、昼間は狼煙、夜は火を燃やして、船の安全を図るための目印にしたことが初めとされています。
多くの人がイメージする、岬に建つ白亜の塔のような近代的な灯台は、幕末の動乱が冷めやらない、明治元年の1869年に工事がはじまり、翌年の1870年に完成した神奈川県の観音崎灯台が日本ではじめての西洋式灯台です。
四方を海に囲まれた日本では、GPSやレダーなど航海の安全をサポートする様々な電子機器が進歩した現在でも、3118基(2022年現在)もの数の灯台が現役で航路の安全を守っています。

神戸と灯台

幕臣・勝海舟が神戸という立地に注目して、海外への玄関口として開けた神戸もまた、灯台とは縁の深い土地です。
「港街、神戸のシンボルに」と、1964年日本で初めてホテルの屋上に設置された灯台は、1995年の阪神淡路大震災で全壊してしまいましたが、神戸メリケンパークオリエンタルホテルが引き継ぎ、現在は同ホテルの最上階の14階バルコニーに移されて、灯台としての役目を担っています。
一般公開はされてはいませんが、阪神淡路大震災に見舞われた1月17日と、観音崎灯台が施工された1869年の11月1日にちなんで、海上保安庁が制定した「灯台記念日」には、このバルコニーにそびえる灯台を見学することができます。

真夜中シリーズ

2022年に登場したナガサワ文具センターオリジナルインク「真夜中シリーズ」は梅田茶屋町店がプロデュースする「Kobe INK 物語」と並ぶ人気のシリーズです。
今回発売された新色「真夜中の羅針盤」「真夜中の星座盤」とあわせてオリジナル万年筆「真夜中の灯台」が、2023年12月2日ナガサワ文具センター梅田茶屋町店で開催されたイベント「万年筆サミット」の会場でお披露目されました。

万年筆「真夜中の灯台」

最近、新聞やテレビのニュースを見ていてもなにかと暗い話題が多い中、たくさんの人がいろんな悩みを抱え、時に自分を見失いそうになりながらも、毎日を懸命に生きています。
阪神淡路大震災から復興した神戸で、感謝の気持ちを伝える万年筆インクとして2007年に誕生した「Kobe INK 物語」が人々に勇気を与えたように、先の見えない現在において、暗い闇に一筋の希望の光を示してくれる「灯台の灯り」になって欲しいと願いを込めた「真夜中の灯台万年筆」です。
落ち着いたグレーカラーのボディーは岬にそびえる灯台を、異なる2種類のラメを配して夜の闇に照らされた波をよりリアルに表現しています。太軸でショートサイズというスタイルは、見た目以上に手にしっかりとフィットして、小柄な人の手にもなじめる絶妙なバランスと、贅沢な21金のペン先から生み出された筆記体験は、これまで21金ペン先の万年筆をを使ったことがなかった人に「MY FIRST 21金」としても、オススメできます。

万年筆愛好家の人たちは、しっかり使い込む派、集めて愛でるコレクター派のひとなど、それぞれの嗜好で万年筆ライフを楽しんでいます。
「真夜中の灯台万年筆」は飾る美しさを備えながら、手にして文字を認めた時にこそ、その真価が指先から伝わってきます。
自分のために購入することはもちろんですが、これから外の世界へ船出する若い世代や、新しい職場や環境で生活を始める人たちが、道に迷わないよう、自分を見失わないよう、永い人生の道を照らす1本として贈るプレゼントにも相応しい万年筆です。

筆者プロフィール

出雲義和・フリーランスライター

文房具を中心に様々なジャンルで執筆活動を行うほか、テレビやラジオにも出演。様々な視点で文房具の魅力や活用術を発信中。
works:雑誌書籍「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイド」「無印良品の文房具。」他、web「WEZZY」「マイナビおすすめナビ(監修)」他

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