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【神戸と移住の歴史】Kobe INK物語を巡る旅 ~鯉川イペと栄町インディゴ~

ブラジルの国木「イペ」

みなさまこんにちは、ナガサワ文具センターの竹中です。

今日もKobe INK物語のストーリーになっている場所のご紹介です。
今回は、イペの花を中心に、徒歩圏内で巡れる元町付近エリアを訪れました。

第83集 鯉川イペイエロー


神戸の風景を色で表現するKobe INK物語 定番色第83集はブラジルの国木「イペ」の花をテーマとしています。
1908(明治41)年ブラジルのコーヒー園を目指す移民船が神戸港から出港したのを始めとして、1971(昭和46)年まで多くの移民が旅立ちました。そのよすがとしてブラジルの国木「イペ」が鯉川筋に植えられ、春には美しい黄色の花を咲かせています。


三宮からテクテクあるいて、北野坂へ。


昨年末に惜しまれながら閉館してしまった「北野工房」のまちを横目に、坂道を上ります。
ちなみにこれからは改装をして新施設としてオープン予定とのことですので、チェックしておきたいところです。


さて、歩いていくと「神戸市立海外移住と文化の交流センター」に到着しました。
前日と前々日に雨が降ったためほとんど散ってしまっていましたが、イペの花も咲いています。


「散った花をそのまま捨てるより、こっちの方がいいでしょう」とスタッフの方が見せてくれました。
前日までは「ビバ ブラジル」だったそうです。
イペの花も嬉しそうに見えます。


昭和初期の1928年に開設された神戸移住センター(当時の名称:国立移民収容所)は、1971年に閉鎖されるまで、移住者にとって日本の最後の日々を過ごした場所。
中には現在「移住ミュージアム」があり、移住の歴史を知ることが出来ます。


ミュージアムは1階と2階を使用しているのですが、2階は少し天井が低くなっています。
これは、これからの船旅を天井の低い部屋で過ごすため、慣れるためにあえて少し低くなっているそう。


その後、看護学校として使用されていたそうなのですが、建物の裏側に当時の寮の壁が一部残っていました。


更には炊事場も!
今は撤去されていましたが、ちゃんと蛇口があったあとの穴も残っていましたよ。
(色々教えてくださったスタッフの方、本当にありがとうございました!)


そこから南へ向かって坂を下っていくと、鯉川筋に出ます。
残念ながら雨の影響で、残っているイペは少な目でした。


元町駅前にもイペの木があります。
そうそう、駅前にある交番はブラジル・コロニア風になっているそうです。
コロニアとは、ブラジル内の日本人が多くいる地域のこと。
珍しい建築だなあと思っていましたが、今日初めて知りました。


明るい黄色のイペの花は、見ているだけで気持ちが明るくなりますね。
イペの花は一般的に「平和」「調和」「美」などの象徴として解釈されることがあります。
この花は、その美しさと逞しさから、困難な状況においても希望を失わずに前進する力を象徴することがあるそうです。

第36集 栄町インディゴ


神戸元町地区は古くからお洒落な専門店が似合う街。
そんな歴史を背景に持つ栄町通りに個性派が集う新しい神戸文化の発信地が誕生しています。
この新生地に似合うカラーは無国籍ともいえるインディゴブルー。
さり気ないファッションセンスを演出する色で栄町を表現しました。


更にテクテク歩いて、栄町へ。
オシャレなお店やカフェが立ち並ぶエリアで、私も週末はよくぶらぶらとお散歩しています。


オシャレな古着やさんや雑貨店を巡ると、色々とアイデアが浮かんできたり。
天気の良い日は本当に気持ちが良いですよ。


特に、乙仲通りは素敵なお店がたくさん並んでいます。
お気に入りを是非探してみてください。

私のお気に入りは「VOICE OF COFFEE」というコーヒーショップ。
自宅で飲むコーヒー豆は専らここで購入しています。
予約が必要ですが、コーヒーの淹れ方セミナーも受けることが出来ます。
是非チェックしてみてくださいね。


路面店もありますがビルの中に様々な個性的なショップがある栄町エリアは、行くたびに新しい発見があります。
おしゃべり好きな店主さんのいるお店では、ついつい長居してしまうことも。

おひるごはん

たくさん歩いたので、おなかが空いた!
ということで、今日は南京町でランチを食べることにします。


南京町には門が複数あって、栄町通りに面した入口もあります。


気になっていたお店が並んでいたので、よく行く「ぎょうざ苑」さんへ。
こちらも人気店ですがタイミングが良く、並ばずに入ることが出来ました。


撮影で腹ペコだったので、餃子とジャジャ麺のセットを注文。
写真を撮る前に待ちきれず、ジャジャ麺を食べてしまいました。
神戸は餃子といえば「味噌だれ」なんですが、ぎょうざ苑が発祥の地と言われています。

この日はこのあと2色撮影しましたが、長くなりそうなので今日はこのあたりで。
来週ご紹介しますね。

次はどこへ行こうかな

Kobe INK物語は、お花がモチーフになったインクも数多く存在します。
春が来て、色々なお花が咲くシーズン。
そろそろ六甲山エリアに訪れようかな、と思っています。
全色紹介への道のりは長い…!
次回もお楽しみに!

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