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【世界初のシャープペンシル 先行発売!】早川式繰り出し鉛筆 限定複製~シャープミュージアムに行ってきました~

あの「SHARP」の社名の由来になったシャープペンシル

みなさまこんにちは、ナガサワ文具センターの竹中です。

今、私たちが使っているシャーペン。
これを発明した人をみなさんご存知でしょうか?
実はシャープの創業者である早川徳次さんなんです。
「シャープ」という社名も、シャープペンシルが由来しています。

そしてそのペンシルの限定複製として、2024年12月10日にナガサワ文具センターで先行発売される「早川式繰り出し鉛筆」。
それについて深く知るべく、奈良県にあるシャープミュージアムを訪れました。

奈良の天理へ

いざ、シャープミュージアムへ

シャープミュージアムは、奈良県の天理市にあります。
車で訪れたのですが、とても広い敷地内には社宅などもあり、まさにシャープ王国。


見学には予約が必要です。
詳細はこちらをご覧ください。


この敷地内では研究開発が行われているそうです。
どきどきわくわくしながら、学芸員さんにご案内いただきます。


シャープミュージアムは「歴史館」と「技術館」にわかれています。
まずは歴史館からスタート。


今は「シャープペンシル」という名称ですが、開発当初は「エバーレディーシャープペンシル」だったそう。
その話をお伺いした時に私は「なるほど、細身のボディだから女性をイメージしたのかな」などと思ったのですが、そのあとの学芸員さんの説明にびっくり。
「Ever ready」の意味だそうなんです。
すぐに書ける準備が出来ている、という意味で名付けたそうですが、長くなるためエバーレディーが外れてシャープペンシルになったとか。

早川式繰り出し鉛筆を発見


進んでいくと、あ!ありました!
早川式繰り出し鉛筆。
ズラリと並んでいます。


圧巻のラインナップです。
実際に作られたのは36種類。
6本ずつ持ち込み、そのたびに指摘されたところを直してまた持ち込み、ということを繰り返したことでこの本数になったそうです。


初期を開発した当初は着物の人が多くポケットがなかったため、紐をつけられる金具がついていました。
更に面白いデザインのものも。
写真右から順番に、
・ハサミつき
・体温計つき
・方位磁石つき(今はついていませんがこの丸いケースに入っていたそうです)
・年月日を表示できるカレンダーつき

当時からアイデアマンだったことが伝わるラインナップです。


当時日本では全く売れなかったそうですが、横浜に出入りしていた外国のビジネスマンが気に入って持ち帰ったとのこと。
そこから逆輸入のような形で流行しました。

実はバックルも


ベルトに使われるバックルは、早川さんが18歳のときに発明したそう。
その技術をシャープペンシルにも使っているんですね。


その後、関東大震災で会社も全て失ってしまったため、お金を作るためにバックルとシャープペンシルの特許を手放したそうです。
大阪の文具メーカーということしかわかっていませんが、今回プラチナ万年筆から限定複製として販売されます。

機械大好き、早川さん


早川さんは機械が大好き。
近所の人には「近所迷惑」と言われるほど、没頭していたそうです。
他にも開発された様々な商品たちが展示されています。


ゆっくり見ると数時間はかかります。
私も楽しみながら、写真を撮りながら、あっという間の時間でした。


シャープというメーカーの、名前の遍歴も教えてもらいました。
「早川金属工業研究所」→「早川電機」→「シャープ」だそうです。
ちなみに、早川さんと松下さん(パナソニック創業者)は仲が良かったとのこと。
良いライバル関係だったのでしょうか。

まさかのクレーム!


電子レンジは10年、特許を取っていたそう。
当時は温まるのが早すぎて一度冷めてしまったため、クレームになったとか。
自転車のベルで出来上がりの音をつけることを、思いついたそうです。
なので、1号機は「チーン!」と言わないんです。


そうそう、館内には国立科学博物館に認定されたものがたくさんありました!
キャプションの内容も親切で、時系列に並んでいるので見やすいですよ。

そろばんと電卓が一緒に!?


そろばんと電卓が一緒になった「ソロカル」もありました。
当時、そろばん信者の方にも使ってもらえるようにという意図があったそうです。
電卓のあと、そろばんで再確認するためだったとか。

恩師である井上さんに思いを馳せて


音声付きの電卓もありました。
これは早川さんの幼少期の恩師である井上さんという方が、目が不自由だったことから考えられたもの。
その女性に再会することは叶わなかったそうですが、今のシャープがあるのはこの井上さんのおかげと言ってもいいのかもしれません。


他にも紹介したいものがたくさん!これは私が個人的に気に入った電卓。
とっても可愛くないですか?
今販売しても人気が出そうな気がします。

とても広い館内です


お隣には技術館もあります。


時間が足らずあまりゆっくり見られませんでしたが、こちらは近代的な技術がもりもり並んでいて、違った楽しさがありました。


いかがでしたか?
シャープミュージアム、とても楽しい場所ですので、みなさまも是非ご予約のうえ訪れてみてくださいね。

早川式繰り出し鉛筆は12月10日から先行発売!


想いのつまった「早川式繰り出し鉛筆」は、ナガサワ文具センターにて2024年12月10日から先行発売。
一般発売は2025年2月を予定しています。
是非いち早くゲットしてくださいね。

更に試筆会も!

更に更に、ナガサワ文具センターでは下記店舗で試筆会を開始いたします!
「実際に触って検討してみたい」という方は、是非お気軽に店舗までお越しください。

ナガサワ文具センター 三宮本店


試筆会開始日:2024年11月27日(水)~
お問合せ先:078-321-4500
店舗詳細はこちら

NAGASAWA 梅田茶屋町店


試筆会開始日:2024年12月7日(土)~
お問合せ先:06-6292-7660
店舗詳細はこちら

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