こんにちは。
NAGASAWA梅田茶屋町店の池嶋です。
万年筆に興味があるけど、なんだか敷居が高い…複雑で難しそう…。
ネットで調べてみたけどいまいちピンとこない。
そんなあなたへ!
本日はNAGASAWA梅田茶屋町店ならでは!の万年筆の選び方をお伝えしたいと思います。
ではさっそく、今回は入門編ということで初めての万年筆選びを中心にご案内いたします。
もくじ
自分の好みの軸・字幅を見つけてみよう!
あなたの好きな軸は?
まずはお店をぐるりと眺めてみましょう。
万年筆の「軸」とは書くときに握るボディの部分。万年筆の見た目・雰囲気はほとんど「軸」によって決まります。
定番の黒色からマーブルや、樹脂製、木製など様々なものがある「軸」。
「自分の好きな色や持っている手帳にはどんな色が合うかな~?どれくらいの大きさの軸がいかな~♪」などイメージを膨らませてみるのも楽しい時間。
例えば、国産万年筆はカッチリとした色味や形のものが多い印象。
海外製は華やかな柄や少し変わった軸が多い印象です。
せっかくなら持っていて気分の上がる1本を選びたいもの。見た目から入るのもいいですね!
使いやすそうな字幅は?
シャープペンやボールペンと同じように、万年筆も字の太さを選べます。
最初の万年筆で人気なのは
細字(F)・中細字(FM)・中字(M)。
手帳などに細かく文字を書きたい方はFの細字寄り、手紙などゆったり大きめの字で書きたい方はMの中字寄りがおすすめです。
また、国産・海外製・メーカーによって同じ字幅でも若干太さが異なる場合があります。
上は国産パイロットの万年筆。下はドイツ製のペリカンの万年筆です。
同じFの細字でも、これだけ太さの違いが出ることもあるのでビックリですね。
気になる万年筆を試筆しよう!
NAGASAWA梅田茶屋町店ではほとんどの万年筆の試し書きができます。
実際に手に取って色味が見える・書くことができるという点は実店舗ならではの魅力ですね。
※一部試し書きができない商品もございます。ご了承くださいませ。
しかし、さぁ試し書きをするぞ!と意気込んでも、実際に「好きに何か書いていいよ!」と言われると何を書こうか迷われる方も多いのではないでしょうか。
私は初めて万年筆を試し書きする時迷いました。
くるくる丸を書くのも、真っすぐ線だけ書くのもなんだか違うような…。うーん。
お店で用意された試筆の用紙。よく見るとこんな文字が印刷されています。
「永」などは確かにトメ・ハネ・ハライが全て含まれている漢字なので、筆記のチェックにはいいかもしれません。
しかし、お店・初めて使う筆記具・目の前には店員。というなんだか落ち着かない状況…。
そんな状態で「普段書かない文字」を書いても、書き味のよい・悪いもわかりにくくなってしまいますね。
さっそくの試し書き。よく使う文字を書いてみよう!
ズバリ、試し書きのおすすめの文字としては、書き慣れている文字を書くのがおすすめです。
「当たり前じゃん!」と思われるかもしれませんが、意外と気づきにくいポイントなんですよ
書きなれている文字とは、例えば、「こんにちは」「ありがとう」といった挨拶。
「梅田」「Osaka」といったよく書く土地の名前。
または自分の苗字など、普段書く機会の多い文字がわかりやすいです。
こんな感じで
複数本試し書きされる場合は「メーカー名」や「字幅」を試筆の際に書くと比較がしやすいのでおすすめです。
自分の使いたいノートや手帳に書いてみよう!
まず前提として、お店では試し書き用の紙をたっぷり用意しておりますのでご安心下さい!
ただ、万年筆で使いたいものが決まっている!という方はぜひそちらもお持ちになってお越しください。
お店の試筆用紙ではなく自分の書きたいものに書く事のメリットとして、ご購入後のギャップが少なくなる、という点があります。
どういう事かというと、「お店で書いた時は丁度良かったけど、自分の手帳に書くと少しにじむなぁ。もう少し細い字幅がよかったかも…」という悲しき事態が発生しにくくなります。結構大事なポイントかもしれません。
いま持っている手帳に使いたい!使いたいノートがある!という方は、お気に入りの用紙や手帳をお持ちになってみて下さいね。
また、試筆した用紙はお持ち帰りもして頂けます。持ち帰ってお家でじっくり考えるのもありです◎
通常はお店で処分することが多いので、お持ち帰りをご希望の際はスタッフにお声がけくださいませ。
最後に
いかがでしょうか。
本日はお店ならではの万年筆の選び方をご紹介いたしました。お店に来られた際はぜひ試し書きをして自分にぴったりの万年筆を探してみてくださいね。
お気に入りの見た目と書き味の万年筆をゲットして、よき手書きライフをお過ごしください!