こんにちは!
NAGASAWA梅田茶屋町店の尾森です(・ω・)!
今回は先日の万年筆フェスにて行われました
山本紙業さんの「書いて気持ちいいMemoBox」オーダー会にぬるっと参加しましたのでそのルポを!
紙やノートが昔から好きな私にはもってこいなイベントでとてもワクワクしながらオーダーシートに記入・・
今回私が選んだ紙は
ソリスト
パスピエクリーム
サンサンケント
スムースオニオンスキン
スライトホワイト
です!
試筆用に使ったインクの色のレパートリーは青系からピンク、遊色インクなどふり幅多めのラインナップ。
書いている間「え?紙によってこんなに書き味や色の発色が違うの?」の連発でたのしいのなんの。
それでは個々の紙について軽い説明&感想いってみましょー!!!
もくじ
ソリスト
表面はさらさらしており、綺麗なクリーム色が特徴のソリスト。
とある出版営業担当の方が長い年月をかけ、改良に改良を重ねて出来上がったのが現在のソリストです。
名前の由来は出版営業者の方が出版社の方々にソリスト(独奏者)になって自由に表現(演奏)してもらいたい
と、いう願いが込められているそうですよ。
本にも使用されている紙で4色展開されており
今回山本紙業さんから出ているソリストはクリーム色です。
オーダー会の際にたくさんの方が試筆なさっており
個人的にずっと気になっていたソリスト。
万年筆やガラスペンで書いてみるとさらさらとした中に出てくるしっかりとした描き味。
鉛筆やシャーペンにも相性抜群でした。
薄めのインクもしっかりとした濃い発色になりとても鮮やか。
遊色インクは私的御用達の[セーラーのゆらめくインク 夕]を使いました。
さらさらと文字が書けるので書いてて疲れず、とても楽しめました!!!
パスピエクリーム
滑らかな手触りとめくりやすさが特徴のパスピエクリーム。
「パスピエ」とは17世紀にパリで大流行した古典舞曲で
パスピエクリームの「手触り」とページをめくる「軽やかさ」を表現したものだそうです。
書籍使用を想定し、裏ページの字が透けて見えにくくするために少し厚めになっております。
書いてみた感想としては書くスピードが人より少し早い(そして雑)なわたしは少しかすれるかな・・・?という感じ。
インクで描くと、淡く、とても繊細で綺麗な発色でした。
すこし太めの万年筆やガラスペンで書く方にお勧めです!
サンサンケント
表面はつるつるとしていますがしっかりとした書き心地のサンサンケント。
裏抜けもせずに強い紙です。
表面が滑らかで強度もあり、消しゴムで消しても毛羽立たないことから製図用紙としてよく使われております。
色の発色は少し明るめでラメインクなどで書くとものすごく可愛く発色してくれるはずです!
(上記の写真ではラメが分かりにくいです・・・)
乾くと文字がぽてっとしますが(だがこれもよき)
太字のもので書いてしまうと字がつぶれてしまうかもしれないので
個人的に細字か極細で書いたら絶対楽しいやんと思いました!
鉛筆やシャーペンなどとの相性も◎!
スライトホワイト
表面は今回選んだ紙の中でいちばんザラザラとしております。
出版社と画材メーカー、北越コーポレーションの三社により共同開発され
「大人向け塗り絵」の本に採用されています。
すこし筆圧が強い私はすこし引っ掛かりを感じましたがそれとは別に
「お、私今ザクザクと文字を書いている!!!!きもちええ!」というワイルドな気持ちにもなりました。
インクでの発色は色抜けがほとんどなく発色は個人的に淡い発色かな…?と。
遊色インクで試すともともと淡くでるタイプの色味だったのでグラデーションがとてもきれいに出てきてくれました。
スムースオニオンスキン
名前の通り玉ねぎの皮みたいな薄さの紙です。
軽量である上に強度が高いことからタイプライター用紙として使用されたり、薄いことでコンパクト化でき
記録用紙やページ数の多い本などに使われております。
個人的にオニオンスキンペーパーなどの薄めのタイプライター紙にインクを試すのが大好きで
「半透明の紙にインクが馴染んでいく感じ、いいよね」と毎回思っております。
しかしどうしても薄めの紙に文字を書くと文字の周りがしわになりがち
が、山本紙業さんのオニオンスキンペーパーは全然大丈夫。
ドライホイール乾燥という特殊な乾燥の仕方でで表面がつるつるになってるからしわになりにくいです。
これを機に皆様も少し変わった紙をつかってインクで遊んでみてはいかがでしょうか!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いつも使っている筆記用具で普段と少し違う紙に書くだけでも
インクの色味変化や筆記用具の書き味の違いなど、文具時間がもっと楽しくなると思います!
私は昔からノートや紙物が大好きで書きやすい紙を見つけると
手帳などのサイズカットして自作リフィルを作り保存しておりまして・・・
こんな感じでラフに書いて保存をしております。
後から見返してやっぱりよかったなあ…と余韻に浸るのも楽しみの一つです。
「このインクにはこの紙と相性バッチリやな!!」
「次のノート買うときこの紙が使われてるやつにしよー!」
「え?!表面こんなにザラザラやのに意外と書きやすいやん」
と、毎回新しい発見をしております。(とてもたのしい。)
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