こんにちは、さんちか店の森です。
夏になると無性に京都に行きたくなります。
3連休が過ぎ、コンチキチン~♪のお囃子でおなじみの祇園祭も終わってしまいましたね。
今年は山鉾巡行を見に行けませんでした。
その代わりに…さんちかでは妖怪達の行進、百鬼夜行が楽しめますよ!
当店で8月3日まで、妖怪グッズフェアを開催しております!
こちらは京都・和詩倶楽部さんから出ている、高台寺所蔵の「百鬼夜行絵巻」柄の紙モノ。
懐紙や文香、ご朱印帳などいろいろございます。
道具は九十九歳(=長い年月)を経ると、精霊が宿り真夜中にひとりでに動き出す、九十九神(つくもがみ)と呼ばれるものになります。
道具を大切に扱うと妖怪は人間のために善い行いをしてくれますが、粗雑に扱うと仕返しに来ると言われており、これには何事も大切に愛着をもって扱うように、という教えが含まれているそうです。
仕返しされるとは恐ろしいですね…
もちろん文具も道具のひとつ。
万年筆を雑に扱って放置していたりすると、妖怪になってペン先でつついたりインクを飛ばしたりしに来るんでしょう。(想像)
そしてこちらは、大阪のレトロモダン雑貨店・夜長堂さんの手ぬぐい。
先ほどの百鬼夜行は鬼や傘や筍(なぜ?笑)の妖怪でしたが、こちらは茶器の妖怪ですね。
茶碗や茶せんを先頭に、茶杓を持った茶釜がどこかへ急いでいます。(写真手前)
このように愛嬌たっぷりな妖怪たちが揃う中で、私はお気に入りの妖怪を見つけましたよ~。
明治時代の「大新板化物飛廻双六」に登場する雪駄の妖怪なんですが、このおじぎ姿にキュンときちゃいました。
この子は絶対に悪さなんてしない、律儀でまじめな妖怪に違いない!
私ははんこと、手持ちのお相撲さんの便箋を組み合わせて使ってみました。
誕生日プレゼント、渡すのが遅くなってごめんね…という気持ちを込めて。
この子のおかげで、真摯に謝っている様子が伝わる気がします。
そして何よりかわいい!
今回は謝る場面で使いましたが、お礼やご挨拶の場面でも活躍してくれそうです☆
他にもブログではご紹介しきれないアイテムがたくさんございます。
ぜひお店に足をお運びいただき、摩訶不思議でなんだか可愛い、妖怪の世界をお楽しみ下さい!