この度の能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。

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セーラー万年筆工場 製造の裏側を見学!

こんにちは!さんちか店の森です。

前々回にちらっとお知らせした、
セーラー万年筆さんの工場見学の様子をレポートします。
灼熱の広島から帰還し1ヶ月が経ち、ようやくレポ!(すみません!)

日本で初めて万年筆を製造した、セーラー万年筆。
社名の「sailor(水兵)」は、軍港のあった創業地・呉の地にちなんで名付けられました。
現在の工場も呉市の天応町にあります。

さ、潜入しますよ!
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なんと言っても、セーラーさんの工場は趣がすごい。
まるで昭和時代の校舎にタイムスリップしたようです。
木製床の応接室は校長室のようで、懐かしいワックスの匂いがしました。
扇風機や電話など、細部に至るまでレトロ。

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無機質なハイテク工場も素晴らしいのだとは思いますが、
なんだか生活感があるセーラーさんの工場は、人の温かみを感じます。

そんな工場で、一体どんな風に万年筆が作られているのか…?

組み立てなど、ある程度は手作業で作られている部分もあるのだろうと想像はしていました。
やはり最後の仕上げは人の目で確認して、とか。

実際は組み立てや検品どころではなかったです。
あれもこれも、部品の段階から人の手で、ひとつひとつ。

まず部品を作る為に必要な金型を、その都度やすりで磨いて調整し、
膨大な数の「部品を作るための部品」を組み立てる人がいる。
バラす人もいる。
そもそも、その金型を設計する人もいる。

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↑バラしている途中

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↑組み立て完了。出番を待つ金型たち。

ペン1本に、目には見えない、想像すらできないような、大勢の職人さん達の技術や手間、愛情が詰まっている訳です。

それは高価な万年筆に限ったことではありません。

200円の筆ペンだって、重さを量りながら手作業で毛束をつまんで軸にセットしているのです。
使い捨てタイプなので万年使うことはできませんが、大切に使おうと心に決めました。
そして大切に販売します。お客様のもとへ旅立っていくのを、笑顔でお見送りしますよ!

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お仕事中にも関わらず、私たちの見学に親切にご対応して下さった工場の皆様、本当にありがとうございました。

そんなセーラー万年筆さんは今年、創立105年を迎えるというおめでたイヤー(Year)!
105周年を記念して、9月21日(水)に記念万年筆『瑞青』が発売されます!

積層カラーエボナイト素材で、青・紺・黒の縞模様となっております。
こちらも製造途中の物をちらりと拝見いたしました……とっても美しいです。
深い青色好きの私が見惚れる、粋な青色でした。
さんちか店でもご予約を受け付けておりますので、どうぞお声掛け下さいね!

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