スタッフの佐藤です。
文具好きでいろんな文具を買っていると、１番のお気に入り！というわけではないけど、なんとなく気に入っていて気づいたら同じシリーズのペンが何本か手元にある。という現象が起こります。
ドイツの筆記具メーカーKaweco(カヴェコ)の製品は私にとってそんなアイテムの一つです。 中でもこのClassic sport（クラシックスポーツ）は手元に万年筆とボールペン・シャープペンシル・芯ホルダーが合わせて５本。そんなに使うか？と訊かれると正直出番はそこまで多くありません。
しかし、このコロッとした太めの軸と豊富なカラーバリエーション。そして何と言っても手の出しやすい価格が原因で徐々に私の机の上で増殖しているのです。
どんな商品？
Kaweco Sportは
1930年代に発売された「Kaweco Sport」は、1972年のミュンヘン・オリンピック開催の際に公式ペンとしても認定されました。「Kaweco Sport」はクラシックなイメージの中に、機能性、携帯性を兼ね備えた製品となっております。
と説明されるように、携帯性に優れた持ち運びやすいサイズが魅力的な商品です。
今回紹介するClassic sport（クラシックスポーツ）というシリーズの筆記スタイルは
･万年筆 字幅M(中字) ※別売のペン先で字幅変更可能（EF/F/M/B/BB）
･ボールペン
･ローラーボール（水性ボールペン）
･シャープペンシル(0.7mm)
･芯ホルダー(3.2mm)
の５種類が製造されています。
(すべての商品カラーでこの５種類が用意されているわけではなく、一部の筆記スタイルしか製造していない商品カラーもあります。)
なんと、この５種類全てが¥3,000+税という驚きの値段設定になっています。 他のメーカーであればシリーズが一緒でも万年筆が一番高く、ボールペン・シャープペンシルは少し安いというように値段の順序付けがあるのですが一律￥3,000+税というお手軽さ。この手軽さもあってか、最近では初めての万年筆に選ぶ方も多くいらっしゃいます。
私が所有しているのはボールペンが多いのですが、その理由は替え芯にあります。
このような「4Cタイプ」と呼ばれる規格の替え芯を使用しているので、他メーカーの芯でも使用できるのです。 例えばゼブラのシャーボXに使われている芯や、ジェットストリーム「プライム」シリーズの多色ボールペンに使用している芯をセットすることができます。
使えるインクが多いとなると、セットする軸も多くなっていく…というサイクルに私はまってしまいました。
他のSportシリーズ
Kawecoの商品には「Sport」の名前が付いているものが多いので簡単に違いと見分け方を説明します。
･Classic sport（クラシックスポーツ）…樹脂軸、ペン先やロゴの装飾がゴールドで統一されている。
･Sky line sport（スカイラインスポーツ）……樹脂軸、ペン先やロゴの装飾がシルバーで統一されている。
･Frosted sport（フロステッドスポーツ）…パステルカラーで半透明の樹脂軸。ペン先やロゴの装飾はシルバーで統一されている。
･Ice sport（アイススポーツ）…色付き透明樹脂軸、ペン先やロゴの装飾はシルバーで統一されている。
･Brass sport（ブラススポーツ）…真鍮（しんちゅう）製の重みのある軸。使用による素材の経年変化を楽しめる。
･AL sport（アルスポーツ）…アルミ製の軸。金属製ながら重すぎないバランス。
･AC sport（エーシースポーツ）…アルミ+カーボン軸。異素材の組み合わせでスポーツカーのようなデザイン。
･Steel sport（スチールスポーツ）…スチール製の重みのある軸。使用による経年変化はあまり無い。
このように様々な種類が製造されており、Brass sport（ブラススポーツ）から下の4点は持った時の重さも大きく変わります。
別売の付属パーツとしてクリップも販売されています。ポケットに入れて持ち運ぶときにはあったほうが便利です。
種類の多い商品なので、お気に入りのカラーや素材を見つけてみてください。
１本買ったらもう１本…と徐々に増えていくかもしれません。
最近インスタグラムで見かけた「#kawecotowerchallenge」というタグを見ると世界の猛者がkaweco製品を積み上げているので是非チェックしてみてください。
