小日向京のひねもす文房具|第五十九回「趣味の文具箱 vol.39」

第五十九回「趣味の文具箱 vol.39」

文房具情報誌『趣味の文具箱 vol.39』(エイ出版社刊/「エイ」の漢字は、木へんに世)が2016年9月26日(月)に発売となりました。
『趣味の文具箱』は「文房具を愛し、人生を楽しむ本。」というテーマで年4回刊行されており、毎号万年筆をはじめとする魅惑の文房具にあふれています。

冒頭写真がその表紙。すっかり秋めいた色あいの背景に、アウロラ 88ソーレのオレンジが映えていますね!
特集「五感揺さぶる文房具」では、モンブラン146・149万年筆からブロッター、レザー文具、上質机上アイテムまで多種多彩に紹介。五感をぐぁんぐぁんと揺さぶってくれています。
P38〜47の「モンブラン110年の名品列伝」もラインナップが凄い!

p78では、2016年10月2日発売予定・ナガサワ文具センター×アシュフォードのコラボレーションによるシステム手帳バインダー「BIGMAN ルガード 30リミテッド」の全貌が明らかに。
こちらはリング内径30mmという大容量で、アシュフォード創業当時のシステム手帳・プレスコットを甦らせた超厚モデルです。
そしてリング内の空間にはダブルペンホルダーが装備されているというスペシャルな逸品となっています。誌面で御確認のうえ、発売日には店頭で実物を御覧ください。私も早く実物を見たい!

その他ナガサワ文具センター関連記事は、
◆ p84に「Kobe INK物語の新色3色(兵庫キャナルブルー・平野祇園ロマンスグレー・特別色 エーゲ海ブルー)が
◆ p129に、本革消しゴムケース「イレーサージャケット」が
掲載されています。

小日向は、以下の記事を書きました。
p10「旅は文具を連れて 星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」
p30「あたぼう 幸福の飾り原稿用紙」
p48「手書き人 川崎和男さん(大学教授・デザインディレクター・医学博士)」
p116「文具歳時記 秋、収穫の季節を楽しむ色柄選び」

「旅は文具を連れて」は、ホテルの館内装飾が秋仕様になるタイミングに合わせて、制作時期終盤の撮影となりました。担当の副編集長がいつものように采配をふるう隊長となって、撮影メニューを次々にこなし!
取材から戻れば即原稿書きというスケジュールを見込んで、取材メモをする時点から、配布資料やショップカードに書き込みをしていきました。資料←→メモと別の紙を行き来して文字を探す時間を節約するためです。▽

第五十九回「趣味の文具箱 vol.39」

筆記具は、p14に掲載のファーバーカステル パーフェクトペンシル スターリングシルバーや、短くなって握りやすくなってきた鉛筆、アンケートなどに付いてくるクリップペンシルを使いました。黒鉛芯ものは歩き回りながら立ってメモする時にも機動力が抜群で、何本も鞄に入れておくことになります。

第五十九回「趣味の文具箱 vol.39」

食事内容も配られるメニューカードに直接メモしていきますが、ワインが効いてきたせいか、終盤文字がすごいことになっていますね……(恥)
ここではp10扉に掲載の、アウロラ アルファ ロッソ万年筆×ファーバーカステル 伯爵コレクション ガーネットレッドインクで書きました。席に座り続けているため動き回ってのメモではないことと、テープルに置かれる料理との兼ね合いと、万年筆の「メモで走り書きをする時の使用感」を確かめるためです。
このアウロラ アルファは、素晴らしい万年筆でした。軸のレジンを眺めていると吸い込まれそうなほどに美しく、首軸のゆるやかなローレット加工はどこかロックテイストなスタッズ感覚もあり、ペン先も極上です。
P59には空色の軸・アズーロも掲載されていますので、併せて御覧ください。

その後、ところ変わって小日向は香港で原稿を仕上げました。時間的にそうなってしまった。そちらの原稿書き部屋はこのようで。
部屋その1(突き当たりに机)▽

第五十九回「趣味の文具箱 vol.39」

部屋その2(左側に机)▽

第五十九回「趣味の文具箱 vol.39」

「旅は文具を連れて、『旅は文具を連れて』を書く」という……。
どちらの部屋も集中力を高めてくれる机と照明で、場を変えたことも功を奏し、「身を違う環境に置くこともまた、新たな考えが湧いてくるきっかけになるのだな」と実感した次第です。
そしてこのような様子で原稿は仕上がり。▽

第五十九回「趣味の文具箱 vol.39」

筆記具は、第五十七回「香港で見た文房具」で話題にした三菱鉛筆 9800鉛筆 HBを使いました。赤青鉛筆は、三菱鉛筆 朱藍鉛筆 772です。
テキスト化する時間は割愛させてもらい早く届けるべしと、このまま原稿用紙の写真を1枚ずつ撮って担当編集者に送りました。このごちゃごちゃ感満載な文字を解読してキー入力していただいた担当編集者に心より感謝です。

上の原稿用紙を紹介したp30「あたぼう 幸福の飾り原稿用紙」では、この碧翡翠柄をはじめ全6柄の解説や様々な楽しみ方を記事にしています。併せてお読みください。

ナガサワ文具センターでは、PenStyle DEN、梅田茶屋町店、神戸煉瓦倉庫店、さんちか店で『趣味の文具箱』を発売中です!

小日向 京(こひなた きょう)

文具ライター。
文字を書くことや文房具について著述している。
『趣味の文具箱』(エイ出版社刊)に「手書き人」「旅は文具を連れて」を連載中。
著書に『考える鉛筆』(アスペクト刊)がある。
「飾り原稿用紙」(あたぼうステーショナリー)の監修など、文具アドバイザーとしても活動している。

小日向京のひねもす文房具




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第五十九回「趣味の文具箱 vol.39」