ナガサワオリジナル万年筆やKobe INK物語のご紹介|開発者:商品企画室 竹内直行


オリジナル万年筆インク「KobeINK物語」開発秘話

ナガサワオリジナル万年筆やKobe INK物語のご紹介|開発者:商品企画室 竹内直行人にはモノを見るとき大きく分けて「形から入るタイプ」と「色から入るタイプ」の二通りあるように思えますが皆様は如何お考えでしょうか。

私は物心がついたときから色から入る方のタイプで、世の中にあるものすべてに対して色から先に判断してしまう習性があります。今から考えるとその習性が幸いしてか、緑を背景に美しい色の集まる街「KOBE」にて、常に色彩豊かなモノに囲まれたステーショナリーの分野に携わる仕事を選んだ第一の理由かも知れません。

そんな私が魅力的な街「神戸」に惹かれて早37年以上経過しました。

その中心となる「三宮」はいつでも、美しい自然の宝庫「六甲」の山並みが眺められる恵まれた環境下に位置しています。仕事で疲れた時、この山に癒され常に「心の栄養剤」として活用させていただきました。「そんな六甲の深い森の色をいつも愛用の万年筆に忍ばせ、いざという時にさり気なく使えないものか」と考えたことが「Kobe INK物語」の始まりでした。そして試行錯誤を繰り返し、ようやく納得のカラーが出来上がり、2007年に第一集の「六甲グリーン」として発表させていただきました。

続いて、焼けるように熱い真夏の快晴な昼下がりにメリケン波止場沖を遊覧船上で気分転換を計っていた時、ふと何気なく眼にとまった「青空を映す美しい海の色」で手紙を書きたい衝動に駆られて企画した色が第二集の「波止場ブルー」です。このインクで綴った手紙は正に「神戸からの手紙」として印象に残る書簡となり、受け取った方にも幸せな気分を分かち合えるかも知れません。

そして、もう一色どうしても欲しかった色、それが第三集の「旧居留地セピア」です。ご存知のように神戸といえば「ファッション」、センス溢れるショップが集合する「旧居留地」において最も似合う色を求めて何回も歩いてイメージしたカラーが落ち着いた深いセピアカラーでした。特にこのエリアは風格のある建築とさりげないスタイルを演出する街路樹、加えて、道行く人の光と影が交錯するシーンに洗練された神戸モダンを感じます。

これらの3色を「神戸インク物語」のベースカラーとしてデビューさせてから約8年が経過し、2015年6月、神戸インク次のステージを目指し、待望の「神戸おとな色」として第51集「加納町ミッドナイト」、 52集目「塩屋ヴィンテージセピア」が誕生しました。

ひたすらに神戸の魅力に惹かれて色を求めてきた結果、気が付いてみると万年筆インクの分野において日本一の色数を誇るシリーズにまで成長させていただきました。
今、あらためてこれ程まで魅力溢れる街「KOBE」にて多くの方々とご一緒に暮らせることの幸せに心から感謝しています。

2015/7/4
ナガサワ文具センター 竹内直行
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