というわけで第2回です。
ネットショップ担当「K」です。こんにちは。
前回はK流の線画までの工程をご紹介しました。
今回は続きの色塗りと参りましょう。
前回も言いましたが私は素人ですので、画力が低い件は目をつぶってくださいませ。
さて、画材選びと参りましょう。
今回は最終的にノベルティのビニール手提げ袋にする、という大前提がありますので『色がしっかり出て、尚且つ手軽に楽しめる画材』を選びます。
水彩絵の具
(*¨)＜紙がコピー用紙なので却下！
色鉛筆
(＊´д｀)＜ハッキリした色が良いので今回は見送りかなー？
カラーインク
（*＾-＾*）＜カラーインク？持ってません。
コピック
d(*ﾟーﾟ*)＜それだ！！！！
ということで、今回はTooのコピックシリーズで参ります。
コピックは簡単に言いますとアルコールマーカーです。
よく使われているのもので「コピックスケッチ」「コピックチャオ」がございます。
違いは色数がスケッチの方が全358色に対し、チャオは全180色であることと、インク量がチャオの方が少ないです。
コピックスケッチのエントリーモデルがコピックチャオ、といった感じ。
カラーレスブレンダーは無色のコピックです。使い方は後ほど。。。
ということで、難しいことは置いておいて、早速塗ってまいりま…せん。
はい、皆様お気をつけくださいませ！使う前にご確認ください！
1つ目！換気！コピックはアルコールインクなので臭いがします！窓を開けてー！
2つ目！しっかり裏写りをする画材なので下にいらない紙を敷きましょう。机に落書きしてしまうとなかなか落ちません（；△；）
大丈夫だったでしょうか。
では、いざ！！
コピックの特性としては、前の色が乾く前に新たに色を載せると滲んだりボケたりし、乾いたところにさっと色を塗ると境界線がはっきり出ます。
新品のコピックはインクが満タンですので、滲みやすくなっております。お気をつけください。
最初はこの滲みに悩まされるかと思います。
慣れたらこの滲みにハマります。頑張りましょう。
つまり塗り方としては・・・
下地の色が乾く前にぼやーっとした影の色を乗せる
↓
アクセント、差し色やさらに濃い影を入れる
↓
下地の色を重ねて境界線ぼかす
↓
乾いてからハッキリした影を入れる
というのが私流です。
もちろん他にも塗り方はいろいろあるかと思いますので、あくまで一つの方法です。
では、色塗っていきましょう。
肌や目なんかはきらきらさせたいのでぼかして…。
逆に髪は境界線ハッキリさせたいので乾いてから一番濃い影入れました。
色を重ねて重ねて…納得のいく色になるまで重ねます。
ぬーりぬーりぬーり、と重ねまして・・・
できあがりました！！！
最後に「色数多すぎてどれ買えばいいかわかんないよ！！」とよく聞くので、今回使った色のご紹介。
イラストを描く用途で最初にコピックを選ぶ時は
・肌色に1色→1色だけで肌色を表現したい時はE00がお勧めです。重ね塗りをすると濃くなるので影もばっちり！
重ね過ぎると滲んで食み出るので気を付けてくださいね。
・その時に描くイラストに使いたい色→迷ったら選択肢のうち薄い方。重ねれば濃くなりますからね。
・灰色の末数字が2～3くらいまでの物→灰色の色味は好みで。他の色の上から重ねると、てっとり早く影になります。
今回のメイキングではセーラーの白、右側の男の子のズボンにW2を使用しています。
これくらいから始めていって、徐々に本数を増やしていくと「買ったけど使わない」という色は少なくなるかと思います。
色斑ができて綺麗に塗れないのじゃー！という方や、グラデーション重視！という方は追加でカラーレスブレンダー（０）を買いましょう。
こちら、無色透明ですので、下地に塗ると色斑になりにくいです。その代わりに滲みやすいですが…
さらに、色の境界線に重ねて塗ってやりますと、境界線がボケてグラデーションになる便利色です。
ということで、後はパソコン上で作成した背景と合成しまして完成です。
最近デジタルイラストが多いですが、たまにはアナログの世界に帰ってみませんか？
コピックは下記店舗でお取り扱いしております。
ナガサワ文具センター本店（神戸三宮）
アスピア明石店
プレンティ店
以上。コピックイラスト講座でした。
↓文房具店員のイラストメイキングもどきシリーズ一覧はこちら↓
文房具店員のイラストメイキングもどき（初心者向き講座）～線画編～
文房具店員のイラストメイキングもどき（初心者向き講座）～コピック彩色編～←イマココ
文房具店員のイラストメイキングもどき第2弾（初心者向き講座）～下書き編～
文房具店員のイラストメイキングもどき第2弾（初心者向き講座）～ペン入れ編～
文房具店員のイラストメイキングもどき番外編～コピック豆知識～
文房具店員のイラストメイキングもどき第2弾（初心者向き講座）～コピック彩色編①～
