防災用品の置き場所を決める前に押さえる基本原則
原則1 「すぐ取れる」を最優先
地震や火災は突然発生します。緊急時でも3ステップ以内で手が届く場所に保管しましょう。
原則2 通路・出入口をふさがない
転倒や避難妨害を防ぐため、避難経路には物を置かず、壁面や収納庫を活用します。
原則3 温度・湿度・耐震性をチェック
- 高温多湿エリアは備蓄食や医薬品が劣化しやすい
- 重量物は床荷重の大きい壁際に
- キャビネットには
耐震ラッチ
・L字金具
で転倒防止
オフィスで必ず確保したい防災用品の置き場所モデル
共用備蓄ゾーン
全社員が使う水・食料・簡易トイレ・発電機などをまとめて保管します。
- メインオフィスフロアの壁面収納
- 倉庫または会議室内の専用ラック
- 荷物用リフト近くの空きスペース
個人備蓄キット
ヘルメット・ホイッスル・携帯ライトなど、各席の足元またはデスクワゴンの最上段へ。
非常用持ち出しバッグ
出入口付近のフックや壁掛け収納に吊るし、一人一袋を徹底。
フロア別に見るおすすめ配置ポイント
エントランス・受付
- AED・救急セット・消火器を視認性の高い位置に
- 帰宅困難者用マップと連絡手順を掲示
執務エリア
- 各島(6~8席)ごとに小型ヘルメットボックス
- ディスプレイに飛散防止フィルム
サーバールーム
- UPS・非常灯をラック下に固定
- 耐火・耐水収納でバックアップメディアを保管
休憩室・カフェスペース
- 長期保存食と飲料水をローリングストック
- 簡易トイレ・衛生用品は下部収納にまとめる
防災用品の保管に適した収納アイデア
スチールロッカー+キャスター台
平常時は壁際、災害後はキャスターで動かし臨時カウンターにも。
造作ベンチ下の引き出し収納
省スペースで来客エリアの景観も損なわない人気手法。
パーテーション内蔵ラック
間仕切り工事と同時に防災用品を隠せる一体型設計。
よくあるNG例と対策
ダンボールのまま積み上げる
湿気とホコリで劣化が進むため、密閉コンテナに入れ替えましょう。
倉庫の最奥にまとめて保管
避難経路がふさがれる危険大。分散配置+ゾーニングでリスク分散。
更新期限を貼り付けていない
ラベル+管理表で「誰が・いつ」確認するかを明確化。
置き場所を決めた後に行うべき運用ルール
年2回の棚卸しと期限チェック
- 避難訓練と同時に実施
- チェックリストをクラウド共有
- 不足品は即日発注
配置マップの全社員共有
フロア図面にアイコンを入れ、イントラと掲示板に常時掲出。
災害シミュレーションの実施
「停電」「帰宅困難」などシナリオ別にロールプレイし、導線と物資を最適化。
オフィスレイアウト神戸によるワンストップ防災対策
備蓄計画から収納工事まで一括対応
オフィスレイアウト神戸では、オフィス内装工事・パーテーション工事・サイン工事と連携し、最短3週間で防災用品の配置環境を整えます。
電気・空調・LAN配線の耐震施工
防災収納だけでなく、配線・ネットワーク工事や空調の落下防止対策も同時にご提案。
定期点検とアップデートサービス
契約企業様には6か月ごとの備蓄更新リマインドと最新ガイドラインを無償提供。
まとめ
防災用品は「備える」だけでは不十分です。社員が瞬時に手にできる最適な置き場所と、継続的に回せる運用ルールがあってこそ真の安心につながります。
オフィスレイアウト神戸なら、防災対策から日常のオフィス環境改善までトータルサポート。まずは無料相談で現状チェックから始めてみませんか。