神戸手帖を作った背景
ナガサワ文具センターではオリジナルアイテムとしてインクやペンといった「書くもの」に力を入れてきたのですが、「書かれるもの」でもこだわったものが作れないかということで、今回「手帖」を企画させていただきました。
デジタル化が進むにつれて「手書きで残す」という文化がだんだん後回しになってきており、更には残すための「書かれるもの」がないという現状。
神戸手帖は「手書きで残しておきたい情報を自分流に残す手帖」というコンセプトのもと生まれた手帖です。
先代社長の想いとともに
20年以上前にナガサワ文具センター4代目の長澤基夫社長が、「こういう手帖を作って欲しい」とある手帖メーカー様に作っていただき愛用されていた手帖がこのMEMORANDUMです。
非常に使いやすいということで、その日の主な出来事を1日1行(31日は欄外に)で書かれておりました。
未だにロングセラー中であるこのMEMORANDUMという手帖が「c5×6」のスタイルであり、このスタイルを何とかナガサワ流でリニューアルしたいという想いから誕生したのが神戸手帖です。
神戸手帖のデザイン
神戸手帖のカラーは3色あります。
KobeINK物語は神戸の街をデザインする色として開発してきたわけですが、その色を手帖にも活かしたいという思いが強く、KobeINK物語の中から「六甲グリーン」「波止場ブルー」「旧居留地セピア」という神戸の代表的な3つの風景色を手帖の表紙カラーとして採用させていただきました。
今後、お客様のご要望から違う色も増えていくかも知れません(笑)
あえてこの手帳にはNAGASAWAやPenStyleなどのロゴを入れておりません。
1行書いた瞬間からお客様のオリジナル手帖になるよう出来る限りシンプルに、自分の手帖として活用していただけるようなデザインになるよう工夫しました。
最近流行りのマスキングテープなどでカスタマイズしていただくのもおもしろいかも知れません。
神戸手帖のこだわり
「誰でも使いやすい」をデザインした手帖になっております。
表紙カバー素材の「タフネス」はかなり強度の高いビニル素材なのでデスク上だけでなく、外出時の持ち歩きにも安心です。
Lライティングペーパーという高品質な用紙を採用しておりますので筆記具を選びません。
特に、万年筆の乗りが良く、非常にキレイにスラスラとストレスなしで書ける紙質です。
もちろん万年筆インクの裏抜けもほとんどありません。
罫線は上述の通り、c5×6(シーファイブバイシックス)となっております。
c5×6とは、C罫(5mm罫)で5行が6段という意味です。
罫線は明るく爽やかで、書いた文字が非常に見やすいようなカラーを採用。
実は、神戸インク物語の中でも一番淡いブルー「六甲アイランドスカイ」を色を使っております。
罫線の書き始めと書き終わりに余白を設けているので、書き出しを揃えられるのが特徴です。
花布(はなぎれ)を表紙に合わせた色にしております。
太めのしっかりとしたしおりは安心感を与えてくれます。
目を引く表紙の刻印ですが、長年の保存でも対応できるようラインをくっきりと出したかったので2度押ししております。
製本もキレイに仕上げ高級感を出しておりますが、どんどん積極的に書いていただきたいので極力価格は抑えさせていただきました。
どういう人に使っていただきたいか
日記、フリーダイアリー、インクジャーナル(インク見本帳)、趣味ノート、アイデア手帖、ToDo、Don’t Forget…どのようなシチュエーションにも対応できる手帖に仕上げております。
大事な言葉やコメントは万年筆で書いて残したいという想いから、万年筆に対応した手帖となっております。
最近万年筆インクをたくさんお持ちの方も増えてきておりますので、インクジャーナルとしても活用できます。インクジャーナルとして使える手帖は紙質の関係もあり少ないのが現状です。インクジャーナル以外にも、旅先で万年筆を使って絵を書いたりするのもおもしろそうですね。
他にも使い方があればぜひお教えください。
- サイズ:98×173mm
- 罫線:5mm横罫、5行6段/ページ
- ページ数:254
- 用紙:ライフ社オリジナルLライティングペーパーホワイト
- インクジャーナル、アイデアノート、日記、備忘録、雑記帳、フリーダイアリーなど「使い方は自由自在、貴方仕様に」
- 表紙の素材は扱い易く高耐久力のある P.V.C。従来のタイプの約2倍の強度
- 表紙色:「六甲グリーン」、「波止場ブルー」、「旧居留地セピア」
- 表紙色と同系色の「花切れ」と「しおり」
- 表紙内側には、便利なポケット付、ちょっとしたカードやメモ等を一時保管可能
- ネットショップで購入