オフィスの移転には多くの手間と費用がかかります。
新しいオフィスの物件探しからレイアウト設計、家具の移動や不要物の処分など、さまざまな作業が必要です。
そこで重要になるのが、オフィス移転費用を正しく把握して予算内で移転をスムーズに進めることです。
この記事では、オフィス移転費用の内訳や相場、費用を抑えるための方法、見積もり時の注意点などを詳しく解説します。
オフィス移転費用の相場と内訳
オフィス移転費用はオフィスの広さや移転する距離、移転先の設備状況などによって変わります。以下のような項目が主な費用として挙げられます。
オフィス移転の主な費用項目
- 引越し費用(トラック手配、人件費など)
- 内装工事費(間仕切りやクロスの張り替え、床工事など)
- オフィスレイアウト設計費
- オフィス家具の購入・移動費
- 電気・照明・空調工事費
- 配線・ネットワーク・LAN工事費
- OAフロア工事費
- サイン・看板工事費
- 原状回復工事費(退去時に必要)
- 不用品処分費
一般的に、1坪あたり5万円~15万円程度が目安といわれることがあります。しかし、これはあくまで目安であり、オフィスの状態や希望によって大きく変動するため、詳細は見積もり依頼が必要です。
オフィス移転費用を抑える方法
オフィス移転にかかる予算をなるべく節約したい場合、以下のような対策を検討すると良いでしょう。
不要なものの整理・処分
- 使用していない家具や備品は事前に処分しておく
- 不要な書類や機器類はリサイクルや廃棄を徹底
不用品を減らすことで、引越しのトラック台数や工数を削減できます。
レイアウトや家具配置の見直し
- 既存の家具を有効活用するプランを検討
- 必要最小限のオフィス家具のみ新調
新規購入する家具を減らせば大幅にコストカットできます。
複数社からの見積もり取得
- 内装工事や引越しなど、各分野で複数の業者に見積もりを依頼
- 相見積もりを活用して交渉・費用比較
費用や提案内容を比較することで、最適な業者を選ぶことができます。
スケジュールの調整
- 繁忙期を避ける(引越し業者は3~4月が忙しい)
- 作業スケジュールをまとめて依頼
繁忙期の価格高騰を避け、連続的に作業を依頼することで費用を抑えやすくなります。
オフィス移転費用の見積もり依頼時の注意点
オフィス移転費用を正確に把握するためには、見積もり取得が不可欠です。ただし、以下の点を考慮して依頼することが大切です。
- 移転先の具体的な情報を整理する(面積や間取り、設備の状況など)
- レイアウトや内装に関する要望を明確に伝える
- 現在のオフィスで行う原状回復工事の範囲を業者と十分に確認する
- 配送や据付けのタイミング、業務への影響を加味したスケジュールを打ち合わせる
- 追加費用が発生しそうな部分を事前にヒアリングする
オフィス移転費用と助成金の可能性
オフィス移転においては、自治体や国が提供している助成金制度を活用できるケースがあります。
特に、企業誘致や地域活性化の一環として、移転先の地方自治体が補助金や助成金を用意している場合があります。
以下のような観点でチェックしてみましょう。
助成金を活用するメリット
- 総移転費用の一部をカバーできる
- 新しい地域での事業展開に活かせる
- オフィス設備投資の負担を減らせる
助成金の有無は地域によって異なるため、移転予定地の自治体や商工会議所などに問い合わせるとよいでしょう。
まとめ
オフィス移転費用は多岐にわたり、相場や内訳もオフィスの状況や希望するレイアウトなどで大きく変動します。
そのため、まずは不要物の処分や複数業者からの見積もり取得など、基本的なコストダウン施策を実施しつつ、スケジュールや作業内容をしっかりと調整することが重要です。自治体の助成金なども活用できる場合があるため、チェックを忘れずに行いましょう。
オフィスレイアウト神戸では、オフィス移転やレイアウト設計、家具の調達から内装・電気・配線工事、原状回復工事など幅広いサービスに対応しています。
オフィス移転に関するお悩みはぜひお気軽にご相談ください。