オフィスのネットワーク構築費用の相場は?規模別の目安と見積もりの内訳を徹底解説

こんにちは、「オフィスレイアウト神戸」です。

オフィスの移転やレイアウト変更、あるいは「最近インターネットが遅い」「WEB会議が途切れる」といったお悩みの際、避けて通れないのが「社内ネットワーク(LAN)の構築・見直し」です。

しかし、内装工事と違って目に見えにくい部分だからこそ、
「いくらかかるのが適正なのか分からない」
「見積もりをとったけれど、この金額は妥当なの?」
と悩まれる担当者様が非常に多いのが実情です。

そこで今回は、オフィスのプロである私たちが、オフィスのネットワーク構築にかかる費用の相場や内訳、コストを抑えつつ快適な環境を作るポイントについて深く掘り下げて解説します。

オフィスのネットワーク構築費用の相場【規模別】

ネットワーク構築費用は、オフィスの広さ、従業員数(接続台数)、建物の構造によって大きく変動しますが、おおよその目安を知っておくことは重要です。
※下記はあくまでも目安です。実際のお見積りとは異なる場合があります。

小規模オフィス(5名〜10名程度)の場合

広さが20坪〜30坪程度で、接続台数がパソコン・スマホ合わせて20台未満のケースです。

  • 費用目安:10万円〜30万円前後

家庭用の上位機種やSOHO向けのルーターを使用し、配線工事もシンプルに済む場合が多いです。ただし、セキュリティを重視してUTM(統合脅威管理)などを導入する場合は、別途費用がかかります。

中規模オフィス(20名〜50名程度)の場合

部署ごとにセグメントを分けたり、来客用Wi-Fiを切り離したりする必要が出てくる規模です。

  • 費用目安:50万円〜100万円前後

家庭用機器では処理能力が追いつかないため、業務用ルーターや高性能な無線アクセスポイントの導入が必須となります。また、配線を床下に隠すOAフロア工事などが絡むと、その分の費用も考慮する必要があります。

大規模オフィス(50名以上〜)の場合

フロアが分かれている、サーバー室があるなど、高度な設計が必要です。

  • 費用目安:100万円〜(要見積もり)

専任のネットワークエンジニアによる設計が必要となり、機器の冗長化(予備機への自動切り替え)など、「止まらないネットワーク」を作るためのコストがかかります。

何にお金がかかっている?費用の「内訳」を理解する

見積もりを見たときに「高い」と感じたら、内訳を確認しましょう。ネットワーク構築費用は大きく分けて以下の3つの要素で構成されています。

1. ネットワーク機器代金(ハードウェア)

ルーター、スイッチングハブ、無線LANアクセスポイント(AP)などの機器代です。
家電量販店で売っている数千円のルーターと、数十万円する業務用ルーターの最大の違いは「同時接続数」と「安定性」です。業務効率を落とさないためには、ここへの投資は削りすぎないことをおすすめします。

2. 配線工事費(部材・労務費)

LANケーブルを這わせる作業です。以下の要素で金額が変わります。

  • ケーブルのカテゴリ:Cat5e、Cat6、Cat6Aなど、通信速度に対応したケーブルの種類。
  • 配線ルート:天井裏を通す、壁を貫通させる、OAフロアの下を通すなど、難易度が高いほど工賃が上がります。
  • 長さと本数:単純にデスクの数とハブまでの距離です。

3. 設定・調整費(技術料)

機器を置くだけではネットワークは繋がりません。プロが現地で行う以下の作業に対する費用です。

  1. ルーターのインターネット接続設定(PPPoE/IPoE)
  2. Wi-Fiの電波調査・チャンネル調整
  3. IPアドレスの設計・固定設定
  4. VPN(拠点間通信)やセキュリティの設定

「有線LAN」と「無線LAN(Wi-Fi)」どちらが良い?

最近は「完全無線化(オールWi-Fi)」を希望される企業様も増えていますが、それぞれのメリット・デメリットとコスト感を理解して組み合わせるのがベストです。

無線LAN(Wi-Fi)のメリット・デメリット

【メリット】
配線が不要でデスク配置変更が容易。フリーアドレス制との相性が抜群です。
【デメリット】
電波干渉により不安定になることがある。セキュリティリスクへの対策(暗号化など)が必須。

有線LANのメリット・デメリット

【メリット】
通信が極めて安定しており、大容量データのやり取りに向いている。セキュリティが高い。
【デメリット】
LANケーブルが邪魔になる。レイアウト変更のたびに配線工事費用がかかる。

【プロの推奨】ハイブリッド構成がおすすめ

コストパフォーマンスと安定性を両立するため、当ブログでは以下のような使い分けを推奨しています。

  • デスクトップPC・複合機・サーバー:安定の「有線LAN」
  • ノートPC・スマホ・タブレット:機動性の「無線LAN」

ネットワーク構築費用を適正に抑えるポイント

無駄なコストは削減しつつ、必要な性能を確保するために、以下の点に注目してください。

1. 「現状の配線」を流用できるか確認する

オフィス移転ではなくレイアウト変更の場合、既存の床下配線(Cat5e以上であれば)を一部流用できる可能性があります。すべて新品に引き直すのではなく、使える部分は使うことで工事費を圧縮できます。

2. オフィスのレイアウト変更と同時に行う

ネットワーク工事単体で依頼するよりも、パーティション工事や電気工事、デスクの入れ替えなどとセットで依頼する方が、トータルの諸経費や養生費を抑えられます。「オフィスレイアウト神戸」のようなワンストップ対応ができる業者に頼むメリットはここにあります。

3. 将来を見据えた機器選定をする

「今は社員5人だから家庭用ルーターでいい」と考えがちですが、1年後に10人に増えた場合、また買い直し・再設定になります。
初期費用が数万円上がっても、接続可能台数に余裕のある機種を選んでおくことが、長期的にはコスト削減になります。

業者選びで失敗しないために

最後に、業者選びのポイントです。「見積もりの安さ」だけで選ぶと、後々トラブルになることがあります。

  • 現地調査をしてくれるか:図面だけで見積もる業者は、当日の追加工事が発生しやすいです。
  • トラブル時のサポート体制:ネットが繋がらない=仕事が止まる、ということです。緊急時に駆けつけてくれる、あるいは電話サポートがある地元の業者が安心です。
  • 「オフィス全体」が見えているか:ネットワークだけでなく、電源容量やデスクの配置、動線まで考慮してくれる業者を選びましょう。

まとめ:快適なネットワーク環境は投資効果が高い!

オフィスのネットワーク構築費用は「コスト」ではなく、社員が毎日快適に働くための「投資」です。
ネットが遅いストレスから解放されるだけで、業務効率は劇的に向上します。

オフィスレイアウト神戸では、お客様の現在の利用状況や将来のビジョンをヒアリングし、過剰なスペックや無駄な工事を省いた「ちょうどいい」最適なネットワークプランをご提案いたします。

神戸・兵庫エリアでのLAN配線工事、Wi-Fi環境の構築、ネットワークの見直しをご検討の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。



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