壁紙(クロス)張り替え工事の見積もりを取ってみたら「追加費用が掛かる可能性があります」と言われて不安になった経験はありませんか?
この記事では、見積もり金額に含まれにくい追加料金の種類と発生条件を詳しく解説します。
事前に把握しておけば、予算オーバーを防ぎ、工事後のトラブルも回避できます。
追加料金が発生しやすいケース
下地補修費(パテ処理・石膏ボード交換)
- カビ跡や結露で石膏ボードが膨らんでいる
- 壁に穴・ひび割れ・ビス抜け跡が多数ある
- クロスを剥がした際に下地が剥離した
一般的に㎡あたり500〜1,500円が目安。傷み具合によってはボード交換となり、材料費+作業費が別途必要になります。
既存クロス剥がし・廃材処分費
- クロス材質が特殊で糊が固着している
- 接着剤や両面テープが残っている
- 産業廃棄物処理証明書の発行が必要
剥がし作業は㎡あたり300〜800円、廃材処分は1袋あたり数百円〜が相場です。
家具・備品移動と養生費
- 移動が難しい大型家具(収納棚・会議テーブルなど)
- 重量物(耐火金庫・複合機など)の専門業者手配
- 精密機器の防塵養生・再設置
1点あたり2,000〜15,000円が目安。自社で事前移動すればコスト削減につながります。
電気・空調・設備機器の脱着費
- 壁付けエアコン、照明スイッチ、LAN用モールなどの着脱
電気工事士による作業が必要な場合は1箇所5,000円〜、空調はガス回収を伴うとさらに高額になるので注意が必要です。
時間外・夜間施工割増
オフィスを止められない場合、18:00以降や休日施工は10〜30%の割増が一般的です。
出張費・駐車場代・交通費
遠隔地や車両乗り入れが難しいエリアでは、別途実費精算となることがあります。
下地補修が必要になる代表的な症状
カビ・結露によるボード膨れ
表面だけでなく内部まで湿気が回っている場合、ボード交換の方が結果的に安く長持ちします。
ビス穴・配線穴・スイッチ増設後の開口
小さな穴ならパテ埋めで対応可能ですが、φ30mm以上なら部分張り替えよりボード張替えが確実です。
経年劣化による浮き・割れ
古い建物では壁自体が歪んでいるケースも。クロス張り替え前に壁面の面出しを行うと仕上がりが格段に向上します。
家具移動を自分で行う際のポイント
- 配線写真を撮影して元に戻せるようにする
- 養生シートを床に敷いて傷を防止
- キャスター付き台車とスライダーパッドを活用
- 書類や備品は段ボールに分類しラベリング
- メンテナンス契約中のOA機器は事前にメーカーへ保守確認
追加料金を抑える4つのコツ
事前の現地調査で劣化箇所を共有
オンライン見積もりだけで決めず、必ず現調を依頼。下地状況を施工業者と共有することで追加費用の発生確率を下げます。
不要家具の処分・断捨離
移動が不要になればそれだけコスト削減。SDGs観点でリユース・寄付も検討しましょう。
オフピーク施工を相談
繁忙期(3〜4月・9〜10月)は職人単価が上がりがち。スケジュールに余裕があれば閑散期を狙うと◎。
相見積もり時のチェックポイント
- 下地補修単価が明記されているか
- 家具移動の範囲と単価
- 剥がし・処分費が㎡単価か一式か
- 養生・クリーニング費が含まれているか
見積もり書で確認すべき内訳チェックリスト
- 材料費(クロス品番・グレード・㎡単価)
- 施工費(貼り込み工賃)
- 既存クロス剥がし費
- 下地補修費
- 家具移動・養生費
- 設備脱着費(電気・空調・サインなど)
- 廃材処分費
- 諸経費(出張費・時間外割増など)
まとめ ― オフィスレイアウト神戸なら追加費用も明朗会計
壁紙張り替えは、見積もり項目を読み解く力があれば追加料金で慌てることはありません。
オフィスレイアウト神戸では、オフィス移転・内装工事・パーテーション設置までワンストップ対応。
まずはお気軽にご相談ください。