こんにちは!中央区担当営業の星野です。
もう気が付けば11月の中頃に差し掛かってきますね。
10月は有難いことにお仕事をたくさんご依頼頂きまして、せっせと納品立会いに行っておりました。毎週どこかで納品して、空き時間で新しいお仕事の商談と本当にバタバタと大変でした。その分「良いオフィスができてよかったよ!星野君ありがとう!」というお言葉もたくさん頂きまして、感謝感謝の1か月でございました。
今週はやっとお休みが取れるので、久しぶりに家族でキャンプに行こうと思います。今回のキャンプ場はこちら!
和歌山県の白崎海洋公園キャンプ場です。遠目の地図なので、もう少し寄ってみましょうか。
ここは「日本のエーゲ海」と言われている絶景キャンプ場なんです。ずっと予約状況とにらめっこをしては諦め、にらめっこをしては諦めというキャンプ場だったのですが、なんとか予約が取れたのです。仕事頑張っているとこういう良いことがあるんですね~♪地図だけではわからないので風景はこんな感じ。
いやぁ~、写真見るだけでも最高じゃないですか!特に夜!これは期待できそうです。しかしながら天気予報は「晴れのち雨(どっちやねん!!」という感じなので当日まで祈りつつ楽しみにしようと思います。
何のブログかわからなくなってきましたので、ここからは気を取り直して施工事例のご紹介をしていきます(笑)
大規模なスチール間仕切り工事を請け負いました。
今回は長くお付き合いさせていただいております法人様のオフィスの移転に伴う工事を請け負いました。
①移転作業 ②間仕切り工事 ③カーペット工事 ④エントランスのサイン工事 ⑤新規家具
上記のてんこ盛りな内容でのご依頼でございます。4~5か月ほど商談から準備期間を設けまして、先日実施をしてまいりました。
場所は神戸を代表する場所「旧居留地」。1Fには有名ブランドの「LOUIS VUITTON」が入っています。平日でもたくさんの人通りがあるため、間仕切りの工事のスタート時間は夜の20:00~でした。神戸の旧居留地には建物が古いものが多く、非常に貴重な建物ばかりなので、搬入する私たちも非常に神経を使います。養生の不足がないかしっかりとチェックし、搬入を進めていきます。
間仕切りの工事にはたくさん準備が必要です。
ブログを見てくださっている方は何度も見たような写真かと思います。そうなんです。間仕切りは部材があればすぐに立つというものではなく、しっかりと図面に基づいて現場で墨出しをするところから始まります。ミリ単位で場所を決めていきます。
墨出しをして場所が決まれば、次には天レールと床のレールを取り付けていきます。これもアルミ間仕切りには床のレールはないですが、スチール間仕切りでは必ず必要なものとなります。
天井からブラブラと配線が出てきていますね。これは間仕切りに移設する電気のスイッチの配線です。スチール間仕切りは中が空洞になっており配線などを入れることができるのです。コンセントを付けることも照明のスイッチを付けることも可能です。残念ながらアルミの間仕切りは中に配線を通すことが困難なのでおススメしていません。事前にしっかりと電気屋さんと打ち合わせを行い、協力してこのような作業をしていきます。
レールの後は、支柱を立てていきます。支柱から支柱がパネル1枚のスパンになります。ここまでくると部屋のスペースなどが分かるようになってくるので、「なるほど、これくらいの広さか!」となりますね。
ここでクイズです!!!
さて、この下の写真に載っている黄色いクッションのようなものは何でしょうか?下記3択でお考え下さい!制限時間は1分です。
①星野が立会いの際に休憩するためのクッション材 ②OAフロアの下に入れて、床のある着心地を柔らかくするためのクッション材。 ③間仕切りの中に入れて、吸音や遮音効果を高めるためのクッション材。
ハイ!1分経ちましたので答え合わせしましょう。正解は①の僕が休憩するためのクッションです!!
というのは間違えで、正解は③です。
このクッション材はグラスウールという化学繊維になりまして、建築物の壁・天井・床・屋根の断熱材及び吸音材として、また、空調ダクト等の配管の断熱材として広く用いられている素材になります。先ほどもお伝えしたようにアルミ間仕切りのパネルの中には空洞がないので使えませんが、スチール間仕切りの中には空洞があるのでそこに敷き詰めることで吸音材として使用します。
ある程度の遮音性のあるスチール間仕切りにこの素材を追加することで遮音性、吸音性UPで音漏れ性能をパワーアップさせることができます。
※設置する環境にもよりますが、音漏れなどがなくなることはないのでご注意ください。
実際に施工するときはこのようにパネルを片面だけ先にはめていきます。
その後にパネルの隙間に合わせてカットしながらパンパンに敷き詰めていきます。
敷き詰めたら、反対側のパネルを取り付けて完了になります。コストもそこまで高くなく、効果は結構ありますので、遮音効果をご希望のお客様にはもれなくご案内しています。ほぼほぼ採用頂きますね。更にという方にはドアが閉まった時にドアの下側にできる隙間を埋めるドアボトムというものをご案内します。
エントランス用のパネルの作成をしていきます。
先ほどの作業と同時進行でエントランス用のパネルを作っていきます。
先ほどクイズで出てきました僕の休憩するためのクッションではなく、グラスウールの上で作業をしています。通常のホワイトパネルの上からダイノックシートを貼っていきます。ダイノックシートとは3Mブランドから発売されている塩化ビニル樹脂の高意匠装飾フィルムです。他にもサンゲツやリアテックなどのメーカーも同じような商品がございます。
パネルと天井のレールにもダイノックシートを貼り、グッと見た目をグレードUPしています。
こだわりはパネルの中に立つ支柱の見える部分にもしっかりとダイノックシートを施工していることですね。業者さんによってはパネルにしか貼らないところもありますのでご注意ください。
こんな感じになりました。支柱にも貼っていますので目地の部分もしっかりと木目になっていて、一体型のような感じに見えます。我ながらいい感じです。
今回は共有部分の通路の壁にもダイノックシートを貼るというご依頼もございましたで、ドア回りもしっかりと貼っていきます。
共有部分の壁にも同じように貼っていきます。ここの目地には後付けですができるだけ綺麗に見えるように施工を工夫していきます。
今回は木目を貼るだけでは終わりません。ここに化粧用のメタカラーというパーツを取り付けていきます。
貼った時にズレが出ないようにしっかりと寸法を測りながら複数の職人さんが力を合わせて取り付けを進めていきます。完成したのがこちらです。
いい感じにできましたね。一気に事務所のグレードが上がった感じになりますね。ここは共有部分になりますので、ビルによってはNGが出る可能性がありますので、施工ご希望の場合は事前にビルさんにご確認くださいね。
エントランスを仕上げていきます。
色々なアルファベットの文字がありますね。これはエントランスに取付をするサインです。ステンレスから文字やロゴの形に工場でカットして現地に持ち込みます。
パネルのほうでは職人さんがデザインに合わせてパネルに穴を開けていきます。今回はステンレスの切り文字をサインとして使用します。更に立体感、高級感を演出するためにピンを使って浮かせます。それにより照明の加減で影ができ、奥行き感のあるものに仕上がります。
ピンの場所に穴を開けていくときは失敗が許されないので、管理している私もいつもドキドキなのです。職人さんは「穴あけときますね~」みたいな感じでどんどん作業していきます。いつも「すごいなー」と思います。
ちなみにここのサインを取り付けるパネルにはもう1つ仕掛けをしておりまして、、、
実は裏側に木製のボードを貼り付けています。
これによりサインを取り付けるピンがしっかりと固定されます。
ここまで大きな下地を入れているのはお客様と現地合わせをしていくため、広い範囲で対応できるためです。
このように空いた穴に接着したアルファベットのピンを差し込んでいきます。穴の大きさが大きすぎるとガバガバになってしまい、しっかりと固定できないのですが、さすが職人さん!バッチリサイズの穴でジャストフィットです。完成したサインはこちらになります。
暖色系の照明と木目の明るさが非常に相性が良く、温かさもありながらステンレスのサインでキリっと仕上がりました。ちなみにもう1点こだわりがございまして、ステンレスの厚みにもこだわりがあるのです。
今回実は4mm厚のステンレスを使用したのです。通常よく使われるのは3mm厚なのですが、4mm厚にすることでかなり高級感が増します。ここはなかなかお客様には理解されにくいところなのですが、私のことを信頼してOK頂きました。完成を見たお客様も満足頂いたみたいです!
まとめ
今回はかなり盛沢山なご依頼を頂きました中の1部をご覧頂きました。いかがでしたでしょうか?
間仕切りはただ単にパネルを立てて仕切ることもできますが、こだわることでかなりたくさんのカスタマイズをすることができます。お値段もそれなりに上がってまいりますが、間仕切りは家庭のクロス同じようにオフィスの大きな部分を占めることが多いです。ここをこだわることでオフィスの見た目も質もグッとUPしますので、是非ご検討いただきたいと思います。
弊社ではワンストップで移転作業を請け負うことが可能でございます。今回の作業をすべて別々の業者に依頼するととんでもなく大変です。私たちオフィスレイアウト神戸は担当者様の強い味方となれるよう日々精一杯営業しております。
毎年、年末~3月末は需要期になってまいります。職人がいなくて商品があっても納品できないということも毎年発生していますので、是非早めのお問い合わせをお願いできればと思います!