繁華街やオフィス街を歩いていると、イヤでも目に付く看板。
目立つものや控えめなもの。いろんな看板を目にしますが、どういった意図で作られているのでしょうか?
今回はそういう部分を掘り下げてみたいと思います!
1. 看板は店舗の“顔”——なぜそんなに重要なのか?
店舗を構えるうえで、まず必要になるものの一つが「看板」です。単なる店名の表示と侮ることなかれ。看板は、お店の存在を周囲に知らせるだけでなく、ブランドイメージやお店の雰囲気を瞬時に伝える、いわば“顔”のような役割を果たしています。
実は、看板から受ける第一印象がそのお店のイメージをほぼ決定づけるとも言われており、「なんとなく目に留まったから」という理由で入店する人も少なくありません。つまり、新規顧客との出会いを左右する重要な広告媒体でもあるのです。
2. 看板がもたらす具体的なメリット
2-1. コストパフォーマンスの高さ
一度設置すると、看板は24時間365日働いてくれます。テレビCMやチラシなどと比べても費用対効果は非常に高いと言われています。特に、通行人が多い場所や交通量の多い道路沿いであれば、新たな顧客を継続的に呼び込む効果が期待できるでしょう。
2-2. 看板デザインが与える心理的効果
人は視覚からの情報に大きく影響されます。どんな色や形が使われているか、フォントやレイアウトがどうなっているかで、お店に対する印象がガラリと変わります。美味しそうに見えたり、清潔感や高級感を連想したり、親しみを感じたり——そのすべてを左右するのが看板デザインです。
2-3. 集客アップと売上向上
「何のお店か分かりやすい」「印象に残る」「夜でも目立つ」など、看板が工夫されている店舗は、新規顧客を獲得しやすくなります。実際、古い看板から新デザインにリニューアルしただけで、売上が大幅にアップした事例も多数報告されています。
オフィスレイアウト神戸ではデザインの相談も受けております。
デザイナーも含めて打ち合わせ可能です。
3. 成功する看板づくりのポイント
3-1. 遠くから見ても分かる文字サイズと配色
車や歩行者がどのくらいの距離で目にするのかを想定して、文字サイズや色のコントラストを決めることが大切です。背景色と文字色の組み合わせを工夫して、パッと見ただけで情報が読み取れるようにしましょう。
3-2. 業種やコンセプトに合った色彩選び
色には心理的効果があります。たとえば赤やオレンジ系は食欲を刺激するため飲食店に向いていますし、緑や青は安心感や清潔感を与えるイメージがあるため、病院や美容系サロンなどに適しています。お店のコンセプトやターゲット層との相性を考えつつ、看板カラーを選びましょう。
3-3. 夜間照明と視認性の確保
夜も営業している店舗であれば、看板に照明を入れる、またはライトを当てるなどの工夫が必須です。暗いと通り過ぎてしまう人も多いので、“存在アピール”のためのライティングをしっかり行いましょう。
3-4. 近くで見た人に詳細を伝える工夫
遠くからは店の存在を知らせつつ、近くで足を止めてくれる人には、メニューや商品写真など詳しい情報を伝えられるサインも用意しておくのがおすすめです。入り口にスタンド看板を置く、壁面に商品ポスターを貼るなど、“二段構え”のアプローチを取りましょう。
3-5. 定期的なメンテナンスとアップデート
看板は設置したら終わりではありません。風雨にさらされると劣化しますし、デザインも時代に合わなくなることがあります。定期的にメンテナンスを行い、必要であればリニューアルに踏み切ることで、常に魅力的な状態をキープできます。
4. 法的な注意点を押さえよう
看板の設置には、道路法や建築基準法、屋外広告物法などの法律や条例が関係してきます。地域によってはサイズや色彩、設置位置に厳しい制限があるので、事前に必ず自治体や専門業者に確認しましょう。また、老朽化による落下事故等を防ぐためにも、定期点検と安全対策は欠かせません。
ここだけの話ですが、自分が歩いている時に上からビル看板が落ちてきたことがあります。もう数秒歩き出すタイミングが早ければ…そんなことになる前にしっかりと点検しておきましょう!
5. 最新トレンドとユニークな事例
近年はデジタルサイネージを活用した電子看板や、SNS映えを狙ったフォトジェニックな看板も注目されています。観光名所や商店街では、看板そのものが話題になり、集客の目玉になるケースも。アイデア次第で看板は大きなプロモーション効果を発揮します。
まとめ
看板は“お店の顔”であり、新規顧客との大切な接点となる存在です。適切にデザインされた看板は、費用対効果が高く、集客力や売上を大きく伸ばす可能性を秘めています。一方で、法律や景観への配慮が求められる側面もあるため、設置時には必ず専門知識のある業者や自治体に相談するようにしましょう。
“ただの表示”だと思っていた看板が、実は最強の営業マンかもしれません。ぜひ、お店にぴったりの看板を見つけて、ビジネスをさらに盛り上げてみてください!
看板は必要だけどどうすればいいのかサッパリわからない…という方は、まだ何も決まってなくて結構ですので、オフィスレイアウト神戸までぜひ一度お気軽にご相談ください。