どうも~、中央区担当の星野です!
今日は色々な間仕切りを納入した実績をお伝えします。間仕切りというものはただ建ててスペースを区切るだけではございません。区切ったスペースでどのようなことをするかによってベターな建て方が異なります。
サーバー室には
あの大きな黒いBOXがサーバーですね。なかなか大きいですが、セキュリティ面を考慮して個室にして、尚且つパスワードを入力しないと入室できないようにしたいとの要望でした。
サーバーというものは24時間動きっぱなしなので、ずっと熱を持ちます。機械が密集している為、何もしないと温度が上がり、故障の原因になります。しかし、このお部屋には空調が1基しかありません。サーバー室の他に倉庫も作るので、空調を共有する必要があります。
では組立スタートしてみましょう!まず、天レールなどを取り付けて間仕切りのラインを決めていきます。大体骨組みができてきました。右の職人さんがいるところにドアが来ます。その右奥には倉庫へのドアが作られる予定です。パネルの装着が完了しました。この後にドアがついていきます。ドアでセキュリティーを向上させても、間仕切りの上のランマ(パネルの上の空きスペースのこと)がオープンになっています。これですと、空調は倉庫まで風が通るのでOKなのですが、肝心のセキュリティ面でNGが入ります。このランマに侵入防止バーを設置します。これで人が通ることができない隙間になりました。空調もOKでセキュリティもOKになります。
会議室と役員室の間に間仕切りを建てます
レールの手前が役員室で奥側が会議室になります。間仕切りを建てただけでは音漏れもしますし、対策をする必要があります。一般的な間仕切りは中は石膏ボードでできています。表面にスチールの鉄板が貼ってある感じですね。このまま閉じてしまいますと先ほどもお伝えしたように両方の部屋の声が聞こえやすいので中にグラスウールを敷き詰めていきます。これをするだけでだいぶ音漏れがマシになりますが、聞こえなくなるわけではありません。そのため更に工夫をします。このテナントさんのお部屋ではどうしても照明機器を外すことができないので、照明の形にパネルを加工し、できるだけ隙間ができないようにしていきます。このパネルの中にも吸音材を入れて音漏れがしないようにします。会議室には大きなモニターを壁掛けする予定なので、中に取付してもはずれないように下地を仕込んでおきます。 ここまでかなり工夫していますが、厳密に言いますと音は漏れます。システム天井では天井裏は空洞ですし、OAフロアも中は空洞です。音漏れはしますが、かなり改善されています。会議の声も大声でなければ何を言っているかはわからない程度にはなりました。
+αのご紹介 クロス張替作業
今回事務所の中も綺麗にしたいとのことで、クロス(壁紙)も一緒に張替を致しました。既存は少しグレーがかった色だったのですが、よりオフィスが明るくなるように変更します。 作業前の準備です。作業用のシートを敷くのかと思いきや、余ったクロスを下に敷いてます。さすがクロス屋さん、材料を無駄にしない笑この時の職人さんは女性の親方でした。作業が早い早い。しかも女性らしく隅々まで丁寧にやってくださいます。 こんな感じでぺりぺりと捲っていきます。こんな感じで捲り終わりました。ここから壁の補修をしていきます。穴が開いているところやデコボコになっているところなどはパテで平らにしていきます。 どんどん新しいクロスを張っていきます。ちなみにクロスは貼るではなく「張る」が正解です。漢字の使い方は難しいですね笑 では、完成したところをご覧くださ~い!どど~ん! ホワイトのクロスで家にも使われているものを選んだので、ホームライクな空間になりました。壁紙が替わるだけで一気にイメージも変わりますので、壁が汚れた際にはご検討下さい!
まとめ
今日は間仕切りの建て方についてご紹介しました。間仕切りは単にスペースを区切るだけでなく、その場所をよりグレードアップさせたり、意匠性を出すこともできます。結構ローパーテーションで安く仕上げようかなというご依頼も頂きますが、一度検討してみてください!おススメです!