「せっかく予算をかけてノベルティを作ったのに、あまり使われていない気がする」「思ったより安っぽく見えてブランドイメージが心配」――そんなお悩みをよく伺います。
今回は、ノベルティ・オリジナルグッズ制作の現場で起こりがちな「デザイン・品質」に関する失敗例と、その落とし穴を避けるための考え方をまとめました。初めてノベルティを担当する方はもちろん、「もう失敗したくない…」というご担当者さまのチェックリストとしてもお使いいただけます。
ノベルティが「失敗した」と感じる典型パターン
すぐに捨てられてしまう・使われないノベルティ
もっとも残念なのが「配ったのに使われていない」パターンです。例えば次のようなケースです。
- サイズが大きすぎて持ち帰りづらく、イベント会場で置いていかれてしまう
- 日常生活で使うイメージが湧かず、引き出しの奥に入れられたままになる
- ターゲット層とアイテムが噛み合っておらず、喜ばれない(例:ビジネスセミナーで子ども向けグッズ)
「もらって嬉しいか」「使うシーンがはっきり見えるか」を最初に考えないと、デザイン以前にノベルティの役割を果たせません。
ブランドイメージを下げてしまうデザイン
ノベルティは小さな面積の中に企業の「顔」が凝縮されます。ここでありがちなのが、次のようなパターンです。
- ロゴを大きく入れすぎて、生活シーンで使いづらい
- コーポレートカラーと異なる色を多用し、何の会社か分からなくなる
- フォントやイラストのテイストがバラバラで、「らしさ」が伝わらない
「インパクトを出そう」と思うあまり、ブランドイメージとの一貫性が失われてしまうと、せっかくのノベルティがマイナスに働いてしまうこともあります。
品質不足でクレーム・マイナス印象につながる
品質面での失敗も頻繁に起こります。例えば次のようなケースです。
- ボールペンがすぐにインク切れ・書けない
- トートバッグの縫製が甘く、持ち手が外れてしまった
- プリントがすぐに剥がれる・ひび割れる
ノベルティは「無料配布の粗品」ではなく、「企業の名刺」のような存在です。品質が悪いと、「この会社のサービスも大丈夫かな…」という不安を与えてしまうことがあります。
スケジュールがタイトすぎて妥協だらけになる
展示会やイベントの日程が先に決まっていることも多く、「気づいたら時間がない」というのもありがちな失敗要因です。
- じっくりデザインを検討する時間がなく、過去データの流用で終わってしまう
- サンプル確認の時間が足りず、色味や質感に違和感があっても修正できない
- 納期を優先するあまり、選べるアイテムの選択肢が大幅に減ってしまう
結果として、「とりあえず間に合わせたノベルティ」になってしまい、ブランド戦略の観点からは物足りないアウトプットに終わりがちです。
デザイン面で陥りやすい落とし穴と成功の秘訣
ロゴを大きく入れれば良い、は危険な思い込み
「せっかく作るならロゴは大きく!」というご要望はとても多いのですが、実はこれが失敗の入り口になりがちです。
- ロゴが目立ちすぎて、プライベートで使いづらいデザインになる
- 「広告感」が強くなり、もらう側が敬遠してしまう
- ロゴ以外の情報(メッセージ・世界観)が入らず、印象に残りにくい
おすすめは、「ロゴは控えめに、世界観はしっかり」のバランスです。コーポレートカラーやブランドの雰囲気を感じるイラスト・パターンなどで世界観を表現しつつ、ロゴは上品に配置することで、日常使いしやすくなります。
情報を詰め込みすぎて読みにくいレイアウト
限られた面積の中に、
- 会社名・ロゴ
- キャッチコピー
- サービス名・URL・QRコード
- 電話番号・住所 など
をすべて入れようとすると、文字だらけで窮屈なデザインになりがちです。
ノベルティは「パンフレット」ではありません。まずは、
- 何をいちばん伝えたいのか(ブランド名なのか、サービス名なのか)
- 受け取り後にどんな行動をしてほしいのか(サイト訪問・店舗来店など)
を決めてから、情報の優先順位を付けることが重要です。「QRコード+短いメッセージ+ロゴ」のように、情報を絞り込むことで、かえって印象に残ることも多くあります。
小さな文字・細すぎる線・微妙な色使い
デザイン上はきれいに見えても、実際の印刷や加工では再現しづらい表現があります。典型的なのは次のようなものです。
- 極端に細いラインや小さな文字(プリント時に潰れて読めなくなる)
- 背景と文字色のコントラストが弱い配色(実物では読みにくくなる)
- ごく微妙な色差で構成されたグラデーション(ロットによる色ブレが目立ちやすい)
モニター上での見え方と、実際のインク・素材での見え方は必ず差が出ます。「少し太め・大きめ」「コントラスト強め」を意識してデザインするだけでも、仕上がりの安定感がぐっと高まります。
印刷方式・素材を無視したデザイン設計
同じデザインでも、プリントする素材や印刷方式によって適した表現は大きく変わります。
- 凹凸のある布生地に、極細の線画や小さな文字を詰め込んでしまう
- 小さなキーホルダーに、パンフレットと同じ情報量を載せようとする
- 透明素材なのに背景の抜けを考えず、視認性が悪くなる
「この素材にこの表現は向いているか」「このサイズで読めるか」をデザイン前に確認しておくことが重要です。制作会社から提供されるテンプレート(推奨文字サイズ・線の太さなど)も必ずチェックしましょう。
SNS時代は「映える」かどうかも重要
ノベルティは、もらって終わりではなく、SNSでシェアされることで想定以上の拡散力を発揮することがあります。
- 写真に撮りたくなる色使い・構図になっているか
- 「あの会社のノベルティ、かわいいね」と話題になるような一工夫があるか
- ブランドストーリーを感じさせるモチーフ・コンセプトがあるか
「撮りたくなる・誰かに見せたくなる」デザインを意識すると、ノベルティの価値が一段上がります。
品質面で注意したいポイントとチェック方法
素材選びと質感がブランドを語る
同じ「トートバッグ」でも、薄手の不織布と厚手のキャンバス生地では受け取った印象が大きく違います。エシカル・サステナブルを打ち出したい企業なら、環境配慮型素材のペンやうちわ・エコバッグなども選択肢に入ります。
オリジナルグッズ制作.comでも、
- 測量野帳・ノート・ファイルなどの文房具・事務用品
- トートバッグ・エコバッグなどのバッグ類
- キーホルダー・ストラップ・タオル・マグネットなどの雑貨・生活用品
- 海洋プラスチックを再利用したボールペンや、環境に配慮したうちわといったエコ志向アイテム
など、多様なアイテムからブランドに合う質感・素材をご提案できます。
単価だけで選ばない 価格と品質のバランス
予算が限られていると、どうしても「1個あたりの単価」に目が行きがちです。ただし、単価だけを優先すると、
- 品質が不安定になり、クレームやマイナス印象につながる
- 安っぽく見えてしまい、ブランドポジションと合わなくなる
- 結局使われず、廃棄コスト・保管コストがかかる
という「見えないコスト」が発生します。ターゲット・配布シーン・ブランドポジションを踏まえ、「この単価帯なら品質的に許容できるか」を制作会社に相談しながら決めるのがおすすめです。
色ブレ・印刷ズレを前提にした設計
印刷や加工には、どうしても「微妙な誤差」が発生します。完全にゼロにすることは難しいため、「多少ずれても目立たないデザイン」にしておくことが現実的な対策です。
- ギリギリの位置に重要な文字を配置しない
- フチのラインを細く入れすぎず、あえて余白を広めにとる
- ズレが出ても違和感の少ない、シンプルなレイアウトにしておく
「もし1〜2mmずれたらどう見えるか?」という視点でデザインをチェックしておくと、量産時のストレスをぐっと減らせます。
サンプル確認とデータチェックを面倒がらない
品質面のトラブルは、事前のチェックでかなり防げます。
- 入稿前に【フォントのアウトライン化・不要オブジェクト削除・レイヤー整理】を行う
- 制作会社指定のテンプレートに沿って配置されているかを確認する
- 可能であれば、量産前に現物サンプルや色校正で実物の見え方を確認する
「ちょっと面倒だな」と感じるひと手間が、何千・何万個もの品質を守ることにつながります。
ブランディングに効くノベルティ制作の進め方
事前に決めておきたいこと
まず、ノベルティ制作に着手する前に、最低限次の項目を言語化しておきましょう。
- 配布目的(認知拡大・来店促進・ファン育成・採用ブランディングなど)
- ターゲット(年齢・性別・職業・ライフスタイル・関係性など)
- 伝えたいメッセージ(ブランドの強み・価値観・世界観)
- 配布シーン(展示会・店頭・イベント・郵送など)
- 予算と希望数量、希望納期
これらが曖昧なままアイテムやデザインを選ぶと、「何となくそれっぽいけれど、誰の心にも刺さらないノベルティ」になりがちです。
ノベルティ制作のステップ
ノベルティをブランディングに活かすための、おすすめ制作フローの一例です。
- 目的・ターゲット・メッセージを整理する
- 配布シーンを想定し、アイテムカテゴリを絞り込む(文具・バッグ・アパレル・スマホグッズなど)
- ブランドに合う素材・色・仕様の候補を出す
- デザインコンセプトを決め、ラフ案を複数作成する
- 社内でのレビューを行い、ターゲット目線で評価・修正する
- 制作会社と仕様・印刷方法・スケジュールを確定する
- データ入稿・サンプル確認を行い、必要に応じて微調整する
- 量産・納品後、配布結果や反応を振り返り、次回に活かす
この流れを押さえておくと、単発のノベルティ制作が「使い捨ての施策」ではなく、継続的なブランドづくりの一部になっていきます。
アイテム選定の考え方 オリジナルグッズ制作.comの事例イメージ
オリジナルグッズ制作.comでは、次のような考え方でアイテムをご提案することが多くあります。
- BtoB向け展示会・ビジネスセミナー
→ ノート・測量野帳、ボールペン、ファイル、ネックストラップなど、デスクワークで毎日使える文房具 - 学生向けイベント・オープンキャンパス
→ トートバッグ・クリアファイル・ノート・ステッカーなど、通学や普段使いもしやすいアイテム - ファンイベント・ライブ・地域のお祭り
→ Tシャツ・タオル・うちわ・キーホルダー・バッジなど、「身につけて参加できる」グッズ - 環境・SDGsを打ち出したいキャンペーン
→ 海洋プラスチックを再利用したボールペンや、環境配慮型素材のうちわ・エコバッグなど
同じ予算でも、ターゲットとシーンに合わせてアイテムを変えるだけで、ノベルティの「ハマり具合」は大きく変わります。
オリジナルグッズ制作.comがデザイン・品質面でお手伝いできること
豊富なアイテムラインナップから最適な組み合わせを提案
文房具・事務用品、アパレルグッズ、バッグ、スマホ・PC関連グッズ、雑貨・生活用品など、幅広いカテゴリから目的・ターゲットに合わせたご提案が可能です。人気の測量野帳やオリジナル文具、ネックストラップ、オリジナルお守りなど、実績をもとにしたアイテム選定をお手伝いします。
デザインデータのチェックとブラッシュアップ
「社内で作ったデザインデータで本当に大丈夫か不安」「印刷用データの作り方が分からない」といったお悩みにも対応しています。
- 印刷可能範囲や推奨文字サイズ・線の太さの確認
- 色の再現性・視認性を考慮した配色アドバイス
- 素材・印刷方式に合わせたデザイン修正のご提案
データ段階で調整しておくことで、仕上がりの「思っていたのと違う」を減らすことができます。
品質とコストのバランスを踏まえた仕様提案
国内製・海外製、素材のグレード、印刷方法など、仕様によってコストも品質も大きく変わります。オリジナルグッズ制作.comでは、これまでの豊富なノベルティ制作・OEM実績をもとに、
- ブランドイメージを守れる品質ライン
- 予算内で最大限の見栄えを実現する仕様
- 納期と品質のバランスが取れた製造プラン
をご提案します。「これと同じようなものを作りたい」「この配布シーンに合うアイテムは?」といったざっくりしたご相談からでも大歓迎です。
まとめ ノベルティの失敗を避けてブランド価値を高めよう
- ノベルティの失敗は「デザイン」と「品質」、そして「目的・ターゲットの曖昧さ」から起こりやすい
- ロゴを大きくする・情報を詰め込むだけでは、使ってもらえるノベルティにはならない
- 小さな文字や細い線、微妙な色使いなど、印刷・加工の特性を無視したデザインはトラブルのもと
- 素材や質感、環境配慮などの要素も含めて、ブランドの世界観が伝わる仕様を選ぶことが大切
- 目的・ターゲット・配布シーンを整理し、アイテム選定・デザイン・品質チェックを一つの流れとして考えることで、ノベルティは強力なブランディングツールになる
オリジナルグッズ制作.comでは、「ありがちな失敗」を避けながら、デザインと品質の両面でブランド価値を高めるノベルティづくりをお手伝いしています。ノベルティ・オリジナルグッズ制作でお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
























