こんにちは、オフィスレイアウト神戸の事務スタッフその3です。
突然ですが、1月22日に開催された神戸市帰宅困難者対策訓練に参加してきました。
この訓練は、2024年4月から神戸市で運用されている「帰宅困難者支援システム」の
受付手続きを実際に体験でき、帰宅困難になった場合の対策が学べるというものです。
参加しようと思ったきっかけは、阪神淡路大震災から30年という節目を迎え、
家族であらためて被災した場合の避難場所について確認した事です。
日中に災害が起こった場合、自分はおそらく職場にいるが、
自宅と職場が離れているので、徒歩帰宅はどう考えても難しい。
職場で安全に待機できればいいが、できない可能性もある。
そのような場合、どうしたらいいのかと考えていた時に、
今回の支援システムと訓練の開催を知りました。
旅行や出張で神戸に来られる方もいると思いますので、
万一の場合はこういったシステムがある事を知っていただければと思います。
<システムの利用方法>
1)災害発生時、駅や街中のサイネージに二次元コードが表示される
2)スマートフォンでコードを読み取り、自分の属性を選択し、検索ボタンをクリック
(要援護者/乳幼児家族/女性専用/外国人の方/旅行者/特になし)
3)現在地周辺に近い順で該当の施設が表示される
4)施設を選択、確認項目に同意のうえ、氏名とメールアドレスを入力することで予約が確定
5)二次元コードの予約票が発行されるので、予約した施設へ移動し、予約票を見せてチェックイン
※人数を入力する箇所がありますので、複数人いたとしても代表の方が手続きすればOK
今回の訓練では「被災して国際会館に一時避難する」と仮定して支援システムを使用しました。
実際に操作してみた感想としては、
コードさえ読み取れれば後は案内通りに入力するだけなので特に難しさは感じませんでした。
ただ、スマホが使える事が前提になるので、
職場やカバンの中にモバイルバッテリーを常備しておいた方がいいなと思いました。
普段、事故等で電車が遅延した時も駅や電車の中は人で溢れかえるので、
災害時の駅前が大混雑する事は容易に想像できますし、そもそも電車が動かない可能性も高いです。
また、群衆なだれの発生や人混みで救助活動が妨げられるといった二次災害を防ぐ必要もあります。
帰宅が難しくなった場合は、安全な場所で情報を入手して最善策を探れればと思います。
災害対策を見直してみると、意外と「そういえばあれも」と思う事が出てきます。
考えすぎると気持ちが沈む事もあるかと思いますので、
無理のない範囲で少しずつ対策していただければと思います。
最後に、ルミナリエは今年もとても綺麗でした。